110度CS対応BSアンテナを買ったren.です。
30度近く気なった日中、それを設置したのですが、うまくスカパーe2の電波を受信してくれず、難儀しています。
すでにスカパーは解約してしまったので、このままではF1を視聴できない……。
まあ、次のレースまでまだ1週間ありますから、なんとかしましょう。
でも、今晩の「ニュース速報は流れた」は観られないな……。
さて、先日古本屋にいったところ、なぜかこちらが数冊100円棚にありました。
● 「うちのメイドは不定形」 森瀬繚・静川龍宗 スマッシュ文庫
先日アニメ化され最終回を迎えた「這いよれ!ニャル子さん」と同様、クトゥルフ神話をモチーフにしたラノベ。
アニメの中には、こちらのテケリさんの姿も何度か隠しキャラ的に書かれていました。
正直、「ニャル子さん」は面白かったけれど、クトゥルフファンとしては不完全燃焼でした。
ハス太くんはかわいいけど。
あくまで「邪神と同じ名前を持った宇宙人(宇宙生物)」というのが、すでにがっかりポイント。
ハス太くんはかわいかったけど。
どちらかというと、クトゥルフを含むいろいろな作品のパロディを楽しむコメディ、といった感想でした。
ハス太くんはかわいらしいけど(しつこい)。
こちらは、完全にクトゥルフ神話をそのまま利用していて大満足。
メイドとして現れたテケリさんの正体は、ショゴス。
ドラクエなどのファンタジーモンスターの代名詞といえるスライムの元ネタです。
私がクトゥルフ神話の邪神や眷属で好きな一方が、このショゴスです。
もう一方はハスターなので、ハス太かわいいよ(しつこすぎる)。
ともかく、そのショゴスのさまざまな設定が、違和感無く、またわかりやすくストーリーを作り上げています。
また、クトゥルフ神話のもう一方の側面である禁忌の魔術や、魔術師の結社も取り上げられています。
アーカムの地名も現実にある場所として登場。
それだけでも大変心躍る作品でした。
1巻は古本での出会いでしたが、ぜひ2巻以降は定価で買いたいと思います。
ついでに、クトゥルフネタをいくつか。
以前にも紹介した、私の宝物。
● 「CALL of CTHULHU クトゥルフの呼び声RPG」 ケイオシアム社
箱入りTRPGが主流だった頃の、すでに骨董品でしょうね。
私が初めて買ったTRPGルールセットがこれというのが、趣味丸出し(w
キーパー(CoCにおけるGM)としても、プレイヤーとしても、何度も遊びました。
● 「CTHULHU NOW」 ケイオシアム社
上記の基本セットと同時に買った、現代を舞台にしたサプリメント。
データだけだと強い現代武器・平気も、まったく邪神や眷属たちには通用しません。
でも、なぜかセッション中に手に入れると安心してしまう不思議(w
まあ、発狂して乱射しながら突っ込んで粋行方不明、というのが黄金パターン。
パッケージにあるヘリコプターの存在は、長距離移動を可能にするためシナリオソースとして便利でした。
もうひとつ、知っている人には懐かしいネタ。
私の身内では、いまだにラブクラフトの名が出ると引き合いに出されます。
▼ RPGマガジン(ホビージャパン)1995年5月号 巻末の通販広告のトリミング
クリックすると大きくなります。
この写真の方が、クトゥルフ神話の生みの親である、H・P・ラブクラフト御大。
それが耳に触手突っ込まれているわ、クトゥルフに圧し掛かられているわ、粗悪でひどいコラージュ(ほめ言葉)。
それでいて、御大が無表情にしっかり商品広告をしゃべっているのが、またシュール(w
こちらはホビージャパンから発売されたベーシックルールの箱なので、上記のケイオシアム社製のものとはパッケージが違います。
ちなみに現在は復刻版(及び追加補正された第6版の完訳)が、エンターブレインから発売されており、サプリメントも出ています。
持ってたんだけどなぁ、これ。
本の整理をした時期に、捨てたか売ったかしてしまったらしい。
つか、中にはシナリオ製作用にオカルトや歴史書から抜粋したソースメモが挟まっていたんだけど、むしろそれを返してほしい(w
ちなみに執筆は山本弘さんで、わかりやすくも豆知識が多く、またアメリカの暗黒時代(1920年代以降)の解説もあったりと、ゲーム以外にも使える大変良質なガイドブックでした。
「ニャル子さん」でクトゥルフに興味をもった人は、知識の聞きかじりではなくぜひ、原典や解説・解読書にも触れてほしいなぁ。
まあ、御大自身の小説は色々と難解なので、あまり強くお勧めはできないんだけど(w