みみかほう

こころの耳をすませて すてきな果報にであいたいとおもいます。

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✿セミ

2016年07月21日 | ✿つぶやき

おなら吾郎の唄





“セミは7年間土の中で暮らし、外に出たと思ったら全力で鳴き、
そして1週間でその生涯を終える。”
と、子どもの頃 教わりました。


道路拡張で家の前から街路樹が消えて 久しくセミの抜け殻を
見てないのですが、
こないだ なななぁ~んと、抜け殻どころか
羽化途中のクマゼミの赤ちゃんを発見したのです。





夜 ゴミ出しに表に出て おお!!!
(福岡市は夜ゴミ出しします。素晴らしい政令指定都市なのだ。えっへん。)

玄関脇のコンクリートの柱に 淡いグリーンの透きとおる羽根 まだ
ふやふや~とさせて、へばりついているのです。





あわてて、カメラを持ってきて 記念撮影の主人。
もう、フラッシュたきまくりです。


で、あとで知ったのですが、このフラシュとか・・セミにストレスを
かけ羽化が失敗するかも、しれなかったんですね。
そして、この羽化そのものがうまくいかず せっかく地上にあらわれたのに
死んでしまうセミが多いこと、はじめて知りました。
おどろきました。





素晴らしいサイト、見つけました。
ありがとうございます。ほんと参考になります。

セミの羽化が失敗する5つの理由があるそうなのです!!!


『途中で失敗してしまう5つの理由』
理由①体力が尽きてしまった

羽化の最中はセミにとって完全に無防備なため、非常にデリケートな状態と言われている。
その分ちょっとした事でもセミの体に負担がかかってしまい、途中で力尽きて息絶えてしまうケースも多い。
体力に関してもそうで、移動距離が長過ぎたりすると動かなくなってしまう。
羽化する場所は、地面から60cm以内のケースがほとんど。

理由②地面に落ちて体を強打した
例えば、強風が吹いた時はその勢いに耐え切れなくなり、地面まで落下してしまう事も珍しくない。羽化の最中は生まれたての状態のようにデリケートなので、地面にポトリと落ちる時のショックや衝撃で息絶えてしまう。

理由③天敵に襲われた

恐らくセミの生涯の中で最もスキが多い時間と言える。
仮に運に良く途中で天敵から逃れれても、ほぼ100%助からない。
羽化時のセミの天敵は
クモ
スズメバチ

など多数存在する。

理由④羽化に適している場所まで辿り着けなかった
木や葉っぱまで行けたのはまだマシな方で、木の根などに引っかかって地上にすら出れない幼虫も存在する。
小さなコンクリートの溝にハマって出られなくなった
地上に出たけど近くに木や葉がなかった
葉っぱがツルツル過ぎて、羽化途中で滑り落ちてしまった

理由⑤大きなストレスがかかった
例え木から落ちたなど大きなショックがなくても、一定以上のストレスがかかると羽化出来ないと言われている。例えば、ホンのちょっとした振動でも活動が止まってしまう。






なるほどですね。
撮影するときには、絶対にフラッシュをたいてはいけない。
と、おっしゃっています。
わなわな、反省。反省。ごめんね、クマゼミ君。





セミの横に抜け殻が写っているのは、主人の演出です。
抜け殻は、この穴のそば。
ここから、出てきたんですね。




そばの金木犀の木で羽化すればよかったのに
なぜ、コンクリートまで這っていったんだろ。





最後、このサイトさん
こうまとめてあります。

「セミは地下で長い事いてようやく地上で出てこれたのに、羽化途中で失敗したり、すぐ天敵に食べられてかわいそう・・」という声を聞きますが、それって実際にトコロどうなんでしょうか?
考え方次第ですが、「敵も少ない地下での長い幼虫生活こそ、セミの人生そのモノであるという事も言えるんですよね。
セミに限らず昆虫は幼虫時期が危険が少なく、成虫になってから命を落とすケースが多いので、成虫になってからは子孫を残すという義務を果たすための期間という見方も出来ます!


そっか。そうですね。
地下での暮らしの方が、セミの人生。いや蝉生。





朝、同じ場所に ふやふやの淡いグリーンの羽根のクマゼミはもういませんでした。
どこかで、残りの蝉生 エンジョイしてることでしょう。

そうだと、いいなあ。
わしわしわし~。


クマゼミの声聴けます。2011年7月29日録音


【蝉 調べています。】
「クマゼミ」と「ミンミンゼミ」の分布
「ミンミンゼミ」は福岡にはいません。




おなら吾郎 第3話です。
“青春とおなら吾郎”・・・

どうぞ観てくださいね。





・・・





コメント (14)
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