6月2日に梅雨入りして以来、なんだか気温の低い毎日が続いています。
梅雨寒です。
九州北部の
梅雨明け予想は、7月19日ごろ。
そして、
今年の夏は、5年ぶりにエルニーニョ現象が発生する可能性が高いと予想されているのだそうです。
エルニーニョ現象とは、太平洋中部の赤道近くから南米のペルー沿岸にかけての広い海域で起きる現象です。この海域は赤道に近いのに海面の温度は低めなのですが、何年かに一度、海面の温度が高くなります。すると、地球全体の大気の流れが変わるので世界各地に異常気象が起こるといわれ、日本付近でも、夏季は、低温や多雨になったりする傾向があります。このエルニーニョ現象、そもそもなぜ「エルニーニョ」と呼ぶのでしょう。「エルニーニョ(El Niño)」はスペイン語で、もとはペルー北部の漁民が使っていたことばから来ています。「niño」と普通に小文字で書くと「男の子」という意味なのですが、「El Niño」と大文字で書くと特別な意味を持ちます。つまり、単に一般の男の子ではなく「神の子」である「幼子イエス・キリスト」を指すのです。この由来は、ペルー沖では、もともと毎年クリスマス頃に小規模な暖流が近づいてきて、暖流系の魚がとれます。普段はとれない魚ですから、これをクリスマスプレゼント、神の恵みと考えて、〝毎年来る小規模な暖流〟のことを「神の子」、「エルニーニョ」と呼んでいました。このことばが、「数年に一度、広範囲に起きる高水温現象」にも使われて「エルニーニョ現象」という名前がつけられたのです。エルニーニョ現象とは反対に、同じ海域で海面水温が平年より低くなる現象を、ラニーニャ現象と呼びます。「ラニーニャ(La Niña)」もスペイン語。「niña」は「女の子」の意味です。単に、男の子の反対ということで特別な意味はありませんが、エルニーニョ(El Niño)に合わせて大文字で書かれます。
以上、説明文は、
トクする日本語より。(いつもお世話になっています、ありがとうございます。)
すごい!ですね~。
大文字と小文字でこの違い!
エルニーニョは、「幼子イエス・キリスト」のこと!だったのですね~。
神の恵み。とはいえ
「エルニーニョ現象」ときくと
なんだか、いいイメージはわきません。
>日本付近でも、夏季は、低温や多雨になったりする傾向があります。
気温が低く、雨の多い夏。
体調管理に気をつけなきゃ。
ですね。