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みみかほう

こころの耳をすませて すてきな果報にであいたいとおもいます。

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● いかなごの釘煮

2010年03月16日 | ✿ごちそうさま
「昨日いかなご解禁になりました~。
偶然に魚屋さんの前を通り知りました。
早速二キロ釘煮を作りました。
まだ小さくて柔らかいので、夫用です。
いかなごは、だいたいお昼頃に入荷。
明日も遅れないように行かなきゃ。
初物
初物
そわそわです。」

と、神戸の友達からメール。先月の2月28日のことです。





我が家にも送ってくださいました。
≪いかなごの釘煮≫



いかなごの釘煮



ごちそうさまでした。
生姜がぴりりときいて、
美味しかったあ。




春の風物詩
福岡は、≪しろうおの踊り食い≫
神戸では、≪いかなごの釘煮≫なんですね。



神戸では(・・・兵庫県淡路島や播磨地区から神戸にかけての瀬戸内海東部沿岸部・・・)
この時季、
各家庭から、ぷーんといかなごを煮る匂いがしてくる。と、聞きます。


釘煮は、煮るとくの字に曲がった釘のように見えるから。





このいかなご
字は、「玉筋魚」
・・・銀色の細い魚が群れをなして泳ぎ、玉(宝石)のように綺麗だから。

では、
なぜ、いかなごと呼ぶのか。

この魚は水温が上がると、冬眠ではなくて夏眠をするのだそうです。
あったかくなると、姿を消してしまう。
「なんという魚だろう?」で、、「如何魚子?」





九州では、いかなごとは呼びません。
「かなぎ」といいます。

 ネット画像

こんな風にいただきます。





追記「いかなご」の別名

カナギ(北九州・山口) ・・・「カナ」は糸のように細いものの意。「ギ」は魚を表わす接尾語。
コオナゴ(東京・北陸・山陰)・・・コオナゴは「カナゴ」の転呼。「小女子」の字をあてていることもある。女の子のように可愛い姿からの連想か。
メロオド(宮城)・・・「小女子(こおなご)」を洒落て「女郎人(めろうど)」と呼ぶのであろう。
シャシャラナゴ(和歌山)・・・関西方言で「シャシャラ」は「ヤシャラ」や「セセラ」ともいい、「孫の孫」のことで、極めて小さなものを表わす語。すなわち、小さな魚の意。
ズブドオシ(茨城)・・・「ズブリ通し」の意で呼ぶ。針のように細い体形がらの呼名。
カマスゴ(阪神・三重)・・・カマス科のカマスの子に似た魚の意。また、摂津兵庫より蒲簀に入れて諸国に送ったことからの意とも。
シンコ(明石)・・・1年魚を新子と呼ぶ。
フルセ(明石)・・・2年魚を古背と呼ぶ。京都地方では「カマスゴ」と呼ぶ。
コオナゴカマス(東京・千葉)・・・上記と同義の呼名。「カマスに似た小魚」の意。





コメント (23)
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