異星人"G"、対外外交象限、相互待機状況経由、良好雰囲気挫滅現象解析部署の一人は狼狽しています。
“私達が狼狽にあるさ中、苦悩理性と共に延伸する必死四肢を、即座に自己侮蔑すべしとの頭部内断裂決定を、いつぞやかの内に、何者かにより、何故配信されていたのであろうか。
何故、あの方達のように、思考条件の絶望的窮状を自他に認めながら、その毎瞬の表情筋肉、一本繊維ずつから懸命に、見事に、自他との融和を、模索していく姿勢を私達も選びいけないのであろうか。
人間の真の頭部内死闘と、勝利意志を同時に明かす、博学者が隠す資料探しの指と視線の必死さ、幼児の期待を泳がせる湖面下の足掻き仕草を見た。
私達が、頭部内に発生する自己侮蔑指令の存在に気付いたのは、その後の事だ。
かくした、神々しき筋肉との出会いの機がしつらえしは、頭部内排気孔への察知との、頭部への排気吹きかけられ事態。
然るに、出会いへの私達の頭部営為は、頭部内配管構造内部を、排気により、吹き押されての推力を、自己純正なる知的興奮と勘違いし続けた時間を過ぎている筈。
何と言う事だ。”
足掻き仕草
四百五十八青字