![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/06/d2/ecf7107f53777c7430b2453c65ff9148.jpg)
いやぁ参ったなぁ
川柳を詠んでみたいとは思っていたが
これは川柳なのか 俳句なのか
「閑と忙 あいうらやみて 夜しみる」
大学、職場で少し時をずらした中国語専攻の同輩
今は毎日富士山を望む街で時を紡いでおられる
それで 不思議おじさんのことだ
他人様からみれば「閑」の権化のようなものだ
人のお役に立つ
恐らくは間違いなくこれが生きがいになる
しかしだ
「人」のお役ではなくても 「何か」のお役に立つこと
それが生きがい 生きることの支えになる
それは学問だったり、文学や歴史の追求だったりもする
改めて言う しかしだ
何も人は人のためにだけ生きているわけではない
植物や動物、石や菌類のことを念じて生きていることもある
不思議おじさんは生活時間の半分はトルテに捧げている
残った時間の3分の2は民謡太鼓の練習だ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/06/d4/c142debbd199a57a40f8e4e0adac1b17.jpg)
今日も貝塚市まで太鼓の練習に出掛けた
大阪でも有数の民謡歌手であり津軽三味線の名手
もう25年来のお知り合いだが
「太鼓の楽譜はどうなっているのか見せてほしい」と言われた
すでに書いた通り不思議おじさんの太鼓の先生は80歳
美鵬駒三郎氏の直弟子である
間違いなく 不思議おじさんは最後の弟子である
ところで日本民謡はどれくらいの曲数があるのか
そもそもどんな曲が民謡と呼べるのか
答えは定かではない
一説に曲数は58,000曲と言われている
民謡は「謡」だから 声を出して唄うものである
それを華やかにサポートする楽器がある
三味線がその一つ
これも津軽三味線と秋田三味線に分かれる
さらに尺八は独特の音色を添える
何かの折に民謡を唄うというと
手拍子を打たれて困ることがある
民謡の分類の一つに「手拍子の有無」がある
尺八唄は普通は手拍子を打たない
だからと言って「拍子」が関係ないわけでもない
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/63/cc/034a603382730d5b79dd35d43d48dabf.jpg)
これは師匠から預かっている拍子木
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/54/c5/7db91bc23a1058f6d603faf469f61531.jpg)
これは舟を漕ぐときに軋む櫓の音を出す道具
その他にも 鈴音、鉦音、槌音など多様な鳴物がある
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/41/d289ae6e97dc15d752bd7d7578a06c1f.jpg)
太鼓の中でもっともポピュラーなのが「締太鼓」(しめたいこ)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/8a/215e39e0ab6ed96ade30d41a37f02958.jpg)
このような道具に掛ける
胴の紐をきつく締めると高い音が出る
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/a5/a1545e413d4f806464c1fb3fe0a03da1.jpg)
これが「平太鼓」(ひらだいこ)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/24/e9/ebc9adc1535de997d742a93670fbda80.jpg)
平太鼓を乗せる器具は分解できるようになっている
家庭での練習は近所迷惑をおもんばかり
下に座布団、上にバスタオルを置いている
日本民謡を30年、40年やってきた人でも
日本民謡の太鼓について詳しく知っていることは少ない
ということかぜ最近分かってきた
太鼓をはじめとする鳴り物を通した日本民謡の理解
なかなかに興味をそそられている
まあボケ防止の道具の一つには違いない
太鼓の師匠は80歳
近所の民謡の師匠は88歳である
3月22日は「奈良県の民謡大会」天理市
3月29日は「和泉市民謡大会」
4月1日は地区の老人会総会における発表会
4月12日は「産経民謡大賞予選」
4月26日は「大阪楽謡会民謡発表会」
なかなかに忙しい
閑というへきか 忙というべきか