後ろ歩きの不思議おじさん

あっちこっちにポケットを一杯もった不思議なおじさんの特技は後ろ向き歩き。その右往左往振りは滑稽で、ちょっぴりもの悲しい。

自分に何ができるのか?

2011年03月17日 | Weblog
山折哲雄さんの言葉
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残念なことですが、
私たちの力ではみなさんの悲しみを取り除くことはできません。
悲しみを完全に共有することはできないのです。
でも、みなさんに寄り添うことはできる。
悲しみを抱えたまま立ち直っていくことはできるのです。
それは、みなさんと「無常」を受け止めていくことだと思います。



山の仙人さんの言葉
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核というのは、火に例えると、人間の手で制御できない火である。
火は、消せるからこそ、人間の道具になりえて、
人類をこれほどまでに進化させ、文明を発展させた。
核とは、ある条件の下においてのみ管理できた火である。

原子力安全研究会とかの某が、
チェルノブイリやスリーマイルとは全く規模が違う。
今回のは大した事ないですよ、全然大した事ない、なんて言ってる。
チェルノブイリは核融合中の事故で、
制御できなくなり暴走しているが、今回はそうではない、
とにかく水で冷やせば何とかなるさ・・・・。みたいな。

そんな事は分ってるよ、日本人は馬鹿じゃない。
何度も言うが、「嘘」に問題がある。
奴らは、危険だが、最善の策を持ち、慎重に原発を管理するのだ、なんて絶対言わない。
安全ですって言うんだ。
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(山の仙人さんの怒り、苦しみ、悶え、格闘は
「山の仙人になりてぇ」にアクセスを)
…勝手に宣伝してしまいゴメンナサイ



もう20年以上も年末に生鮭を一本求め
黄金色に輝くイクラを取り出し、
熊が涎を垂らしそうな美味しい魚を頂いている。
鮭を獲って注文に応じてくれていたのは
本州最東端にある重茂(おもえ)漁協
岩手県宮古市の東南部
「喜びも悲しみも幾年月」の岬にある

最も早く津波が到達したはずであり
過去にも津波で大被害を受けている
新聞に情報は全くなかったが
どうやら漁協職員の皆さんはご無事だったようだが
住民の方々50人ほどの行方が分らないらしい

春休み中で姿を見ることの少ない学生たちだが
やって来ている学生も「何ができるのか」と自問自答している
まずは、自らにそう問いかけること
すでにそこには「心」が芽生え始めている
「心」は自分の中にあるのではない
相手との間に生まれるものである

「心」から何かが始まる