後ろ歩きの不思議おじさん

あっちこっちにポケットを一杯もった不思議なおじさんの特技は後ろ向き歩き。その右往左往振りは滑稽で、ちょっぴりもの悲しい。

らくだ

2011年03月10日 | Weblog
小妻の誕生日である
皆様は父上や母上のお誕生日なら答えられるかと思えます
すでに黄泉の国に召されている場合のご命日はどうでしょうか

昨日、お世話になっている英語の先生のご母堂が亡くなられた
人間が亡くなることの類語辞典を調べたら
そうだろうとは感じていたが、皆さんが想像を絶するほど多い
皆様はいくつ言えるだろうか?

息子はどうやら小妻の誕生日を忘れていたらしい
娘の子ども(孫)は電話を掛けてきたらしい
そんなことを聞いて夕食を頂いていたら
NHKのクイズ「クエスタ」が放映されていて
息子のバンドの曲が何気なく流れている

彼のバンドの曲はビクターから10枚ほどのCDとなった
ライブは大阪・神戸を中心に東京でも行われた
CDはビクターから10枚近く出た
バンド(10名)は7年後に解散し
今では息子のこの部分の年収は1万円に満たない
若者の音楽への情熱は限りなく商品化され収奪されていく

不思議おじさんは本日にCDをゲットした
いやぁ-懐かしい
家のどこかにはカセットテープがあるはずだが行方不明
昭和48年版 6代目の「らくだ」である
6代目と言えば松鶴である

確かに落語界の人間国宝は米朝さんである
米朝一門会を10年ほど主催した
そんなことから米朝さんとは多少なりとも顔見知りである。
亡くなった枝雀さんが、電車から毛糸帽子頭で
オッーとあいさつして現れたり
焼き肉ソングで有名になった雀三郎さんが
これ以上ない真剣に顔をして
栂文化会館の客席をある聞きながら
ネタ繰りをしていたのがついこの間のことだ

米朝さんのラクダも大したもんだが
大阪のラクダと言えば松鶴に及ばない
ましてや江戸もんは物真似の域を出ない

表の社会における人間社会の差別と非情
ほんとのところでの人間への限りない愛情
不思議おじさんが最も愛する落語である

さてさてサクランボが開花した


卒業式を迎えて大学の池も清掃され
避難していた金魚を池に戻した
もとはと言えば昨年の5月の連休に
小妻と二人で金魚掬い用の金魚を30匹放したもの
世代交代をして一時は160匹に増えたが
越冬した今は手のひら大に成長した

トイレに避難した時の写真だ

「歌」について白川静さんに教えられている
今少し反芻して皆様と話し合いたいものである