らじかのよかん

ふっ急になんかわかんないんですけど↑

師弟

2009年10月22日 | 落語
数年前、川柳師が本を出したとき。

一刻も早く読みたかったので、ネット本屋で買ったんだよね。
アタリマエだが、サインはないの。

んで、ちょっとしたら寄席の売店でサイン本を売っていたのだ。
師は、まくらで本の宣伝をするようになり、
(いまでもやっている! 文庫になるというウワサもある)
「そこの売店でサインしたの売ってるからさー」などと云うのだ。

サイン、欲しいじゃんかよ。


これは「出待ち」だな。
一回目は、師の出てくるのが早すぎて追いつかず、失敗。


二度目。
師が下がった直後に楽屋口付近に行って待つ。
キタ。

おれ、師匠方に個人的に話しかけるのが、初めてだったのだ。
ガクブル
「川柳師匠。あのもしよろしければ御著書にサインをいただきたいのですが…」
「あっ。そう。あのね、バスの時間があるから。
バス停でね、してあげましょう。
(もぎりに)ちょいと出てきますよ」

その口調、呼吸。
川柳師の師匠、六代目圓生師そっくりだ。

高座では、軍歌を歌うおじいちゃんだが。
師弟というのは、すごいもんだ。


サインだが、バス停にすぐバスが来てしまい、
「楽屋に預けておいて、しておくから」
というわけで、楽屋に預けておき、
翌日の夜、取りに行った。
師には焼酎、寄席にはお菓子をもって。

    
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