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らじかのよかん

ふっ急になんかわかんないんですけど↑

矢吹君へ

2007年08月22日 | 落車倶楽部
あなたに、お知らせしなければならないことがあります。

キニスキー教授の診断によると、
あなたは典型的な
落車ドランカー症状 なのです。

これは自動二輪車や自転車などの
落車が発生する競技で頻繁に落車をくりかえすことにより、
自ら落車を好むようになってしまう症状をいいます。

症状が悪化すると、
主にダメージを受けた鎖骨部の傷を見てよろこんだり、
さらには患部の写真までをも撮影するようになってしまいます。


矢吹君、
一刻も早くキニスキー教授の診察を受けてください。
葉子の一生のお願いです。


白木葉子
コメント (4)
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褐色の弾丸

2007年07月30日 | 落車倶楽部
夏の自転車強化合宿があった。

往路は輪行(自転車を分解して鉄道で運ぶこと)で、
伊豆の修善寺まで行き、
そこから天城峠を越えて下田までゆく。

下田の民宿に3泊ほどする。
早朝4時ころ起きて、石廊崎まで練習走行である。

復路は、下田から西伊豆の国道136号を走り、
土肥からフェリーで田子の浦へ行き、新富士から新幹線で帰る。


復路には、いつも昼飯を食う喫茶店がある。

輪友と共に、いつもの喫茶店に入った。

青年男子が4人。
「 思い出の夏 」 を探しに伊豆にきて、そこで食事をしていたのだ。

俺たちは合宿をしているので、全身が褐色の弾丸と化している。
だから、どっから見ても 「 本職の自転車乗り 」 に見える。

4人は急に黙り込んだ。
「 ビビッている 」 のだ。

「 おまえ次の配分はどこだっけ 」
「 次は松戸の後節だな 」
「 こないだの平塚。吉岡強かったな 」
「 あれじゃあ、客も博打にならんだろ 」

そこは以心伝心。
競輪選手ごっこ 」 をするのだ。


もう面白いように緊張感が高まるぞ。
コメント (5)
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おまえ選手か?

2007年07月29日 | 落車倶楽部
競技用自転車の練習で、九十九里海岸にいった。
その日の走行距離は約180Kmである。

昼時に、九十九里沿いの大衆食堂に入った。

俺が乗っているのは、どこからみても競技用自転車であり、
競技用自転車マンのカッコをして、ヘルメットをかむっていた。

ときあたかも 「 小倉競輪祭 」 という特別競輪を開催していた。
その中継放送を、店内のテレビでかけていたのよね。

先客が一人いた。
テレビを見ていた。
俺が入っていった。
俺を見た。
上から下まで見た。

やおら声をかけてきた。
おまえ選手か?

なんで見ず知らずのあんたに、オマエ呼ばわり されねばならんのだ。
コメント (3)
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空間識失調

2007年07月27日 | 落車倶楽部
昼間、競技用自転車でいなか道を走行中に、
照明のないトンネルに入ると、
バーティゴ にはいる。

車体は直立し、直進しているにもかかわらず、
どうしても
「 今、右に傾いて走っている 」
としか思えないのだ。

一瞬 「 うわっ 」 とする。

トンネルは直線だから、
出口のみを目標にして、
感覚的には 「 右に傾いたままで 」 走るのだ。

自らの平衡感覚に従って、車体を左に傾けたなら、
その瞬間、壁面に激突し落車だ。



初めは 「 俺だけかな 」 と思っていたのだが、
どうやら、みんながなるらしい。

トンネルを出るとすぐおさまるし、
照明の十分なトンネルでは、決しておきない。
また、ごく低速でならおこらないのかもしれない。

目の暗順応に関係するのかもしれんな。
コメント (2)
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