ボストンについてからテレビなどで見たものを中心に雑談します。
今アメリカは例の警察官が黒人男性を射殺した事件と、ヒラリー対トランプの
大統領選一色(二色か)で、空港の爆破事件やバングラデシュの人質事件も
もちろん報じますが、特にCNNなどは朝から晩までこの問題だけを報じている感があります。
先日のトランプの演説ですが、相変わらずのトランプ節でした。
Mosquito Interrupts Donald Trump Rally! Funny
散々「蚊がいるよ、いやだねえ」と言ったあと、
"Okay, speaking of mosquitoes. Hello, Hillary, how are you doing?”
何が面白いのかと日本人は思ってしまうわけですが、これが大受け。
ヒラリーはずっと独走状態でキワモノのトランプ相手にならず、という感じでしたが
メール問題(国務長官時代、公務に私的なアカウントを使っていた)が
すでに失速のきっかけになっているという説もあるし、ファーストレディ時代の
「ホワイトウォーター疑惑」が尾を引いているといいますし、どうなるんでしょうね。
もちろん日本にとって誰がアメリカの大統領になるかは大きな問題ですが、とはいえ、
自分の国じゃないので、所詮他人事感でわくわくしている自分がいます。
グレード8、というのは日本の中学校2年にあたりますが、
大小がトランプの喋り方を真似ている様子をご覧ください。
Donald Trump and Little Donald (8th Grade Impressionist)
悲しいのは、彼らのどちらよりも本物の髪の毛の方がずっと前衛的なことでしょう。
さて、ボストンでいつも行くモールに行ってみたら、
去年はなかったテスラのショールームができていました。
こじはボストン郊外のリッチな層に向けて、唯一モールの中に
ヴィトンやボッテガ、グッチなどの店があり、ニーマンマーカスがあり、
アップルもついでにウィンドウズもあるという、ハイエンド仕様ですが、
やはりテスラはそういう層にアピールしているのですね。
西海岸では日本のメルセデス並みに増えてきたテスラ。
東海岸では去年一台も見ませんでしたが、今年は2台に遭遇しました。
一台はモールの駐車場で、ガルウィングのドアを開けて家族が乗り込んでいるところでしたが、
あまり人のことをジロジロ見ないアメリカ人も、この光景には興味深そうに見いっていました。
テスラは(テス、と書いている)自動運転システムを採用しているのが売りです。
この5月、アメリカではその自動運転システムが原因かと言われる事故が発生しています。
事故車は前方で交差点を左折しようとしていた大型トレーラーに突っ込んだそうです。
後方の空が明るく光っていて、白い色をしたトレーラーの側面を自動運転機能が認識せず、
ドライバーもそのとき前方を注意していなかったため、ノーブレーキのまま
トレーラーの車体の下に滑り込む形でクラッシュしたそうです。
オーナーはテスラの自動運転をする様子をYouTubeにあげていました。
彼は車を「テッシー」と呼び、子供が玩具を自慢するように無邪気にテスラを賞賛しています。
彼はテクノロジーコンサルタント会社の社長で、決して技術に無知な層ではありませんでした。
手をあげてもほら、大丈夫、とやったり、横から入ってきた他の車を感知して
車の自動ブレーキが作動する様子などが助手席から撮影されています。
テスラモータースは、13億マイルの実績で初めての死亡事故だとして、
「自動運転だからといって、ドライバーはよそ見をしながら運転していいわけではない」
割り込んできたトレーラーに責任があるのはもちろんのこと、
それを機能が感知できなかったとしても、ドライバーが安全監視をしていれば
事故は起こらなかった、(つまり当社には責任はない)という立場を取っているようです。
ちなみにわたしの愛車は、オートクルーズ機能作動中、前方に車がいる時には
一定の車間距離を取りながら走ってくれ、前方が急停止すれば
急ブレーキを踏んで制御してくれるというものなのですが、わたしは必ず
これを高速走行で使用している時にも、前方を必ず注視してブレーキに足を置いています。
ここでも一度書きましたが、機械任せの機能には、今回の死亡事故のように
人間には読めない状況でのアクシデントが起こる可能性があると思っているからです。
テスラのオートドライブ機能も、車に乗ったら寝ていればいいというものではなく、
むしろ安全監視を人間が行うことが大前提なのだとわたしは思います。
現場の状況によると、死亡したオーナーはDVDを見ていたという話もあります。
日本でこの事故が報じられたとき、インターネットではテスラの声明を
言い訳だとか責任逃れだとか非難する声もあったようですが、今日のニュースによると、
事故車はに搭載されていたのは「高度運転支援システム(ADAS)」という機能にすぎず、
走行中のハンドルや速度の調整は自動で行うが、安全確認を継続することが必要だった、
ということなので、やはり事故原因はドライバーにあるということになりそうです。
NHTSAの区分では、運転中の主要な動作を行うレベルが設けられていますが、
事故を起こしたテスラは下から2番目の「レベル2」に区分されます、
前の車への衝突を回避する「クルーズ・コントロール」と、車線の外に出ていかないようにする
「レーン・センタリング」機能が付いていただけ、ということなのです。
ちなみにこの区分でいうと、わたしの車は「レベル1」ということになります。
渋滞の時など本当に助かっていますし、走行中取る車間距離が広いのも安心。
高速で後ろから「前を空けるな」という意味不明のクラクションを鳴らされたことが
一度あったり(−_−#)時々前に割り込まれたりされますが、有用な機能だと思っています。
「バトルシップコーブ」に戦艦「マサチューセッツ」を見に行ったとき、
ナビの指示を無視して乗ってしまったら()高速沿いにこんなものが!
おおお!なんだなんだ、マサチューセッツにはこんなところに原子炉があるのか?
と思って調べてみたら、これはサマセットのブレイトンポイントに
わずか3年前にできたばかりの石炭火力発電所だったことがわかりました。
戦艦「マサチューセッツ」に乗ったとき、甲板から撮ってみたプラント。
この糸巻きみたいなのは正確には冷却塔らしいですね。
ニューイングランドにはいくつかの(10くらい?)火力発電所がありますが、
ここのは最大級で、マサチューセッツ州の電気の5分の1をここでまかなえるそうです。
この部分をグーグルマップでみると、写真には稼働前の蓋をした状態が映っていますが、
地図に戻すと、まだ埋め立て前の海のままです。
グーグル、仕事しろ。
さて、突然ですが、テスラのショールームがあるモールには、
なんとアメリカには珍しく、スタインウェイも扱っているピアノ屋さんがあります。
3年くらい前にできたのですが、今年ボストン入りした時に店に入って行って、
レッスンなどが入っていないときの練習室を借りられないか聞いてみました。
日本なら絶対に無理ですが、アメリカは責任者がいいといえば
貸してくれることが多く、ここでもボストンピアノ(地元のピアノメーカー)
の入っている練習室を滞在中毎日朝に借りられることになりました。
昔は楽譜の入ったCDを持っていったものですが、今はiPadにいくらでも
練習したい曲をダウンロードして持ち歩くことができます。
音符やピアノの鍵盤がモチーフのグッズも扱っているので、
記念に鍵盤模様のブレスレットを買いました。
さて、このモールには、アニメや映画のキャラクターグッズ専門店があります。
冷やかしで一度行ってみたのですが、そのときにTOがこんな本を勝手に買いました。
「Men & Cats」という誰得企画本です。
「猫好き」「いい男好き」「ネタ好き」の全てに媚びを売る企画。
すごい筋肉ともふもふの競演。
いったい誰をターゲットにしてるのか・・・・。
と言いながらまんまと買ってしまった(わたしじゃないけど)わけだが。
次にほのぼのニュースを。
日本人が見たら「なんだ、珍しくもない金太郎飴パンじゃん」ということ間違いなし。
なんとアメリカではこれしきのことがニュースになっているのです。
金太郎飴の原型である元禄飴はその名の通り元禄時代からあり、
しかも、このしょぼいパンくらいで驚いているアメリカ人には悪いけど、
画像検索すれば、クックパッドですらもっとできのいいパンを
素人の奥さんたちが作ってしまってるんですわ。
金太郎飴パン 画像検索
アメリカの「インチキジャパニーズ」レストランのシェフは、インターネットで
クックパッドとかのレシピを自動翻訳して盗んでいるときいたことがありますが、
このパン屋さんもクックパッドからこのレシピを盗ったのではないだろうか(確信)
えーと、もしかしてハローキティのつもりかな?
ところで、そのニュースの下にさりげなく、
「高校生が学校の外で銃に撃たれて死んだ」
というニュースが・・・。
もう珍しくもなくて日本ではあまりこの事件が報じられなかった気がしますが、
これは今世間を騒がしている警官の黒人銃殺事件、そのリベンジである
警官の銃撃事件が起こる前の話です。
ときを同じくして、車の運転席で検問を受けて、免許書を出そうとしたら
問答無用で4発も胸を撃たれて死亡した黒人男性の事件が起き、
ダラスで抗議する人々が警察と対峙しているときのニュース映像です。
このとき、字幕にもあるように、警官が狙撃されて5名死亡しています。
現在もCNNはこの件について次々と著名人のコメントを求め、
(ビヨンセがいたのには笑った)それをニュースにしています。
「お互いが憎み合う連鎖はやめよう」
といった感じでみんなわりと当たり前のことしかいってないみたいですが。
オバマ大統領は外遊を注視して急遽帰国し、対応に当たっていますが、
こういうときに大統領がアフリカ系なのは良かったかもしれない、と
わたしは子供が考えるようなことをつい思ってしまいました。
鉄火お嬢さん只者ではないっす。
こんなに揃えるなんて凄い。1日で
カルテット:
第1Vn みょうこう
第2Vn しまかぜ
ヴィオラ せとぎり
チェロ いせ
なんちゃって♪
日本人同士では大したことと思っていなくても、それが何かのはずみで
外国人の目に触れるとえらく驚かれてしまうという・・・。
基幹となるものの発明より、そういう末端の工夫においては他の追随を許さない、
日本人の特性って「弁当のオーバースペック」に表されるものではないか、
と鉄火お嬢さんのコメントを読んで改めて感じました。
あー、富山で何かイベントがあるのですか。いいなあ。
こちらで米海軍の遺跡などを見学できるのは僥倖ですが、残念なのは
自衛隊イベントなどを逃してしまうことです。
今週末、みなとみらい(だったかな)にブルーインパルスが来るそうで、
イベント友達にお誘いを受けたのですが行けるわけもなく(涙)
先月の23日には、掃海艇の「やえやま」が除籍になりました。
自衛艦旗返納式に出席させていただけるかもしれないというお話があったのですが、
物理的に出席が叶わず、涙を飲んでお断りせざるを得ませんでした。
未だに断腸の思いです。
日本は梅雨なのですね。当たり前か。
こちらは蒸し蒸しして暑い日が2〜3日続いた後どーっと夜中に雨が降り、その後はひんやりした快適な夏となります。
どんなに雨が降っても傘をさすアメリカ人は見たことがありません。
富山の豪華カルテットにはよろしくお伝えください。
晴れるといいですね。
四日市が雨だったから、やはり青い空でしょ~と 23日は富山遠征を画策してますが(いせ、しまかぜ、みょうこう、あさぎりと豪華カルテットだし)、梅雨明けいつになるのやら。