研究機器EXPOで岡本光学のブースを見つけ、なんとも懐かしくなりました。学生のとき研究に使う特殊な形の光学ブロックを設計したところ、要求通りの、いや要求を上回るモノを作ってくれた会社です。磯子にある工房にも行きましたが、かなり年配の研磨職人さんがいて、手で一撫で研磨すると光の波長よりずっと小さなゆがみが直せるというので、まさに「神の手」でした。
あれからン十年、岡本光学のブースでは丸い、透明なガラス球がいくつか置いてありました。もうあの年配の職人さんはいるはずはないから、技術が継承されているんだなと思いました。
それでおしまいかと思ったら、次の日、NHKの超絶凄ワザ!という番組で、日本とドイツの真球対決という番組がありました。日本のチームは岡本光学で石英ガラスの真球。前の日にナマで見たのとそっくり。しかし、落としても目に見えない傷で勝負にならないらしいので、勝負用の玉は別に保管してあるのでしょう。ドイツは金属の真球。緩く傾けたレールの上を転がして、逸れて落ちずに長く転がった方が勝ちという勝負。外側が真球と計測されても、重心がど真ん中でないとすぐ逸れて落ちるのだそうだ。もちろん番組ではいきなり勝負を見せるのではなくて、日本とドイツの両チームでの開発と試行錯誤の過程も取材している。こういうプロジェクトX的盛り上げ方はNHKのお手のもの。どちらの玉も落ちずに転がる転がる。それに感動してしまったからには、勝負の結果についてはここで軽々しくは語るまい。どちらもすごい。
どちらのチームも職人さん達はそれほど年配ではありません。特に岡本光学チームは若い兄弟でした。つまり日本もドイツも、匠の精神が、クラフツマンシップが、若い人達に継承されているんですね。いい光景ですねぇ。何か未来に希望が持てますね。
あれからン十年、岡本光学のブースでは丸い、透明なガラス球がいくつか置いてありました。もうあの年配の職人さんはいるはずはないから、技術が継承されているんだなと思いました。
それでおしまいかと思ったら、次の日、NHKの超絶凄ワザ!という番組で、日本とドイツの真球対決という番組がありました。日本のチームは岡本光学で石英ガラスの真球。前の日にナマで見たのとそっくり。しかし、落としても目に見えない傷で勝負にならないらしいので、勝負用の玉は別に保管してあるのでしょう。ドイツは金属の真球。緩く傾けたレールの上を転がして、逸れて落ちずに長く転がった方が勝ちという勝負。外側が真球と計測されても、重心がど真ん中でないとすぐ逸れて落ちるのだそうだ。もちろん番組ではいきなり勝負を見せるのではなくて、日本とドイツの両チームでの開発と試行錯誤の過程も取材している。こういうプロジェクトX的盛り上げ方はNHKのお手のもの。どちらの玉も落ちずに転がる転がる。それに感動してしまったからには、勝負の結果についてはここで軽々しくは語るまい。どちらもすごい。
どちらのチームも職人さん達はそれほど年配ではありません。特に岡本光学チームは若い兄弟でした。つまり日本もドイツも、匠の精神が、クラフツマンシップが、若い人達に継承されているんですね。いい光景ですねぇ。何か未来に希望が持てますね。