九州大学山岳部 ブログ 「QUAC blog」

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SKルートin日向神

2013年09月19日 | 週末の活動・個人山行記録etc...
日向神のSKルートを大先生と一緒に登ってきました。



寿老人岩に引かれたこのルートは5.9(A0)とのこと。K1さんの記録や社会人山岳会の記録を参考にさせていただいたのだが、どの記録でもA0をしており、かなり厳しいルートであることがうかがえた。

アプローチの仕方はトポの通り。1P目の取り付きには鉄線にザイルとピンクテープが巻き付けてあるので、わかりやすい。

1P目:
スラブ。かなり悪かった。テンションも何度もかけた。全部を通して登った感想としてはここが一番難しかった。最初のスラブが少し盛り上がったとこはボルトを踏み、終了点間際のトラバースはハング下まで行かず、テンションをかけて振り子のようにして左の草付きに飛びついた。1P目から難しかったので、大先生にトップを変わってもらおうかとも思った。A0しまくったので、グレードも定かではない。

2P目:
記録通りに椿の木をスタンスに外傾バンドに乗り込み、A0をしてさらに上に乗り込む。そこからはボルト無しで7~8mトラバース。-(A0)くらい。

3P目:
ハング下を左に回って直上する。ハングに潜り込むのが少々せまい。ザックがあるとかなり邪魔になるだろう。ハングを抜けるとフレイクがあり、ぐいぐい体をあげられる。浮き石が多かった。5.7~8くらい。

4P目:
直上してから。右に抜ける。壁は立って入るが、ガバが多いので安心。5.6~7くらい。写真は4P目?からの眺め。


5P目:
甘いアンダーホールドをもち、かがみながら足下のスラブを利用し、右上へ登っていく。体が岩から離れそうでかなり怖い。5.8くらい。


6P目:
このルートの核心。外傾した突き出た岩にホールドを探し、10mトラバース。かなり高度差もあり、怖い。足下はスラブでたてることにはたてるが今にも吹っ飛ばされそうだった。終始、「怖い!怖い!」と言い続けて登った。なんとか気合いでフリーで乗り切ることができた。久々に死ぬかと思いました。5.9くらい。



本来の7P目は短いということで、ピッチを切らずに突撃!終了点をスタンスにし、細かいホールドで体をあげていく。ここもかなり怖い。下は6P目と同様にスパッと切れ落ちているので、高度感抜群!5.9(A0)しかし、フリーでもいけそう。

あとはピンクテープ沿いに下山。

SKルートはランナウトもかなりひどく、簡単なピッチがあまりないので、気も休まることのない、厳しいルートだった。こんなに怖いルートをやったのは初めてかもしれない。

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