九州大学山岳部 ブログ 「QUAC blog」

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冬合宿 蝶ヶ岳

2020年01月08日 | 冬合宿
こんにちは。山岳部3年の下鶴です。

12/26~12/31にかけて行った冬合宿を簡単に報告します。詳しい報告は後日、HPに載せます。

計画の概要は以下の通りです。
・期間:12/26~1/4
・山域:蝶ヶ岳
・メンバー:3年2人 2年1人
・目的:①蝶ヶ岳登頂 ②雪上歩行の練習 ③雪崩捜索の確認 ④弱層テストをやってみる

12/26 博多→京都→(松本)
毎合宿お馴染みの青春18切符で鈍行を乗り継いで京都まで行きました。そこから夜行バスで松本へ

Day1 松本→中ノ湯→徳沢:風雪
バス乗車前に予想天気図を確認すると、12/29に高気圧が張り出しそう。12/29にアタックしようと3人一致。
この日は低気圧が過ぎた後の冬型で上高地でも降雪と強い風でした。何も問題なく、徳沢にて幕営。

Day2 徳沢→長壁山:晴れ
前日までの積雪でラッセルがあるかなと思いましたが、雪が少ないのと先行パーティがいたことでトレースはありました。それでも上の方は新雪でワカンを装着しました。この日は長壁山を過ぎたコルの雪原で幕営しました。天気図作成後、翌日には確実に高気圧が来るので、予定通りにアタックをすることに

Day3 アタック→徳沢:晴れ
5:00頃出発。1時間もかからずに山頂へ。30分ほど蝶ヶ岳ヒュッテで風をしのぎ、蝶槍へ。見渡す限りの晴天で、常念岳・槍ヶ岳・穂高連峰・八ヶ岳・富士山・南アルプス北部を望むことができました。
幕営地に戻った後に徳沢まで下りました。人気の山域・晴天もあり、多くの登山者がいらっしゃいました。

Day4 徳沢→横尾→槍見台→徳沢:みぞれ後雨
この日は、雪上歩行の練習として横尾からラッセルができそうな雪の斜面を探しながら、蝶ヶ岳へ登る途中の槍見台まで。雪が少ないのと高度がないことから、思っていたことより不十分な歩行となりました。そして、徳沢へ戻るとみぞれから雨に変わりました。
第1目的が達せられたこと・予想以上に雪が少ないことから下山することを決定しました

Day5 下山:曇り
夜中に雨は止み、飛行機の音と稜線の風だけが聞こえていました。上高地への途中に子連れニホンザルを見かけました。刺激しないように写真だけ撮って足早に過ぎました。
大晦日もあって、今日入山される方が多くいらっしゃいました。長いトンネルを抜けて中ノ湯まで戻り、バスを待とうとすると、親切なタクシーの運転手さんに松本まで安く送って頂きました。

蝶ヶ岳は簡単な部類に入る山域ですが、様々な反省点が見つかりました。自分は特にオーバーグローブでの操作が練習不足でした。次の春合宿までにはできるようにします。

次に合宿に1年生が参加してくれることを期待して、報告を終わります。

以下、写真です


長塀尾根の取り付き


Day2の幕営地にて


蝶槍から常念方面


朝焼けの穂高


蝶ヶ岳頂上
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