九州大学山岳部 ブログ 「QUAC blog」

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2018年度新入生・初の歩荷訓練 (宝満山 隊)

2018年05月07日 | トレーニング
初めまして。今年、九大山岳部に入部しました工学部一年の比屋根です。

5月6日は、歩荷(ぼっか)訓練ということで、太宰府市の中心部から見て東側にある宝満山に行ってまいりました。

歩荷という言葉は聞きなれないかもしれませんが、「荷」物を担いで「歩」くということです。単純に言えば。そうはいっても簡単ではありません。

登山といえば、やはり体だけでなく装備品も持って登らなくてはならないので、その装備品に相当する重さを担いで、日ごろから鍛錬しておくことが重要です。九大山岳部の場合、ポリタンクに水を入れ、それをザックの中に入れて歩荷をします。
先輩方は、約30㎏。
新入生である私と安河内君は、20㎏で訓練しました。

先輩方と比較して軽いとは言うものの、私は中高時代部活をしておらず、また1浪の身で、小学生の時水泳をしていたとはいえ、あまりにも運動のブランクがあり、私はへとへとでした。

以下の写真を見てみてください。





これは途中の休憩時の風景ですが、新入生の2人とももう放心状態です。
安河内君は高校時代から登山部に属していたらしいですが、重い荷物は担いだことはないらしいです。彼も初めての歩荷はしんどそうでしたが、私よりも歩くペースが一定で、私のように先輩に何回も立ち止まってもらうような迷惑な真似はせず、私は彼を尊敬しました。

↑の休憩以後、またどんどんと登っていきましたが、どんどん雨がひどくなってきて、レインウェアの中も蒸し暑くなり、先輩も含めてきつそうでした。結局、ゴールした時の写真を先輩が撮り忘れてしまい、掲載することができませんTT。ただそれだけ全員登山そのものに集中していたということです

さて、下山になるとポリタンクの中の水を捨てます。これで一気に軽くなり、全員水を得た魚のように、猛スピードで下っていきました。もう、しんどい・きついという言葉は、どこにも見当たりません。

そして無事に登山口に到着しました。荷物を下ろして帰りのバスを待っていると、雨のせいもあり急に肌寒くなってきました。そうです、私は下山後の着替えを持ってき忘れたのです。(それどころか、レインウェアも先輩から借りたものです。)私は、初回ということでどういった装備が必要か全くわからず、何もかも先輩に甘えっぱなしでしたが、次回からはこの教訓を胸に刻み、なるべく迷惑をかけないように成長していきたいなと思った一日でした。また、予備を貸してくださった先輩方に感謝します。


長くなりましたが、閲覧ありがとうございました。□