九州大学山岳部 ブログ 「QUAC blog」

日々の活動、部員の声etc... QUACの日記です。

沢登in川上本谷

2012年09月24日 | トレーニング
こんにちは。初めてブログを書く一年生Sです。

9月22日、23日にかけて山岳会の先輩Y先生と二年生のA先輩と一緒に宮崎の祖母山の川上本谷で沢登りを行ってきました。

私とA先輩はこの日が沢登り初体験で、二人そろって楽しみにしていました。しかし、入渓して、いざ登り始めるぞと思った矢先に小雨が降り始め、少しだけ幸先が不安になります。

しかし、そのような雨が気にならないほど、私は初めての沢登りに興奮。時期的に少し外れた沢登りにも関わらず、足を濡らす水は少し冷たいぐらいで、初めて歩くナメはとても新鮮で楽しい。水の流れもそんなに速くなく、ウォータースライダーみたいに滑って遊ぶのもよさそうな場所がちらほら。

途中大きな滝に遭遇。先生の話によると直登出来るが、そうすると全身ずぶ濡れになるとのこと。ここでは風邪を引くのを恐れ、この滝を巻くことを選択。しかし、ここで滝を巻くことの大変さを実感。急な山の斜面を登ることになり、大変疲れました。

そうこうしているうちに、問題発生。川が二つに分岐している。先生が事前に持ってきた地図にはその分岐が載っておらず、仕方なく流れの大きい川を選んで遡行する。しかし、この選択が後に大きな失敗だとわかる。そのままその流れに沿って遡行するが、突然不自然なガレ場に遭遇。不審に思いながら進むと水がピタリとなくなってしまった。この時になってようやく選択を間違えたことに気づく。時間も遅いため、ここで沢登を終わりにすることにし、今登ってきた沢を下ることに。中途半端に終わることとなり、残念でした。

私にとって一番大変だったのが、この帰るときでした。大小たくさんの滝を登ってきたため、沢をそのまま下ることができず、迂回して山の斜面を登り下りして、沢を下っていく。私はこれでへばってしまい、先生にあわや何度も置いていかれそうになるが、ここはA先輩の助けで何とか着いていくことができました。途中道に迷いながら、やっと登山道の入り口に着いたときには周囲真っ暗。

この日は登山道の入り口近くの無人の小屋でビバーク。食事を取り、先生の山での経験談などを聞かせてもらった後に就寝。翌朝、なぜか前日は終始降っていた雨がピタリと止み、お天気快晴。絶好の沢登り日和となっていることを悔しく思いながら、朝食をとった後に荷物をまとめ、先生の車で帰りました。

今回は悪天候の上、中途半端に終わってしまい、ひどく残念でした。次に沢登りをするとしたら来年の夏となりますが、もう一度参加してみたいです。