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HIFIMAN ANANDA + TU-8200R改 絶好調

2023年10月27日 | オーディオ

平面駆動型ヘッドホンの ANANDA を球アンプ二号機のTU-8200R改でドライブ(三号機の300Bにはヘッドホン端子が無いので)しておりますが、、

コレが かなりゴキゲンな状況でありまして、、

秋の夜長に、マア とにかく CDをとっかえ ひっかえ試聴を繰り返しております。

実は入手直後の最初の第一声は、『アレ~ 確かに 良さそう なんだけど イマイチ??』てな感じを受けました。コレまで慣れ親しんできた一般的スピーカとは次元の異なるサウンドが聴ける のは確かなのですが、とにかく拡がり(サウンドステージ)が狭い!! 中華製だし、価格帯がミドルクラスならば、やはり この程度か・・ と、いささか落胆。 

さらには特売品だから?なのか、付属されているケーブルもショボいのが1本だけ! メーカーサイトの説明には付属ケーブルについては記載されておらず(単に見落としているだけかも?)ながら、ユーザーレビューでは2本付属されている様にも書かれてあり?? マァ どのみちケーブルはお気に入りに交換する予定なので、付属ケーブルについては 差し当たりのテスト用程度に考えておりました。

ところが、、 ところがですネェ、、 

とっかえひっかえ試聴してゆく内に、段々と少しづつベールがはがされいくが如く、徐々にクリアさ が 増してゆくではありませんか!! オーディオの世界で、いわゆる『エージングが進む』という表現がされますが、新品の製品やパーツを繰り返し導通してゆくと徐々に調子が上がってくる というか真価を発揮してくる という状態なんですが、まさにコノ『エージングが進む』のが明確に判りました~  

試聴を繰り返すごとに、明らかにクリアさ が増し 同時にサウンドステージも当初は頭上付近に集中していたモノが徐々に左右に拡がってきた感じ。 此処まできて ようやく ANANDA の真価が聴き取れるようになってきた感じですわ 

 ここからはそのエージング過程で、繰り返し試聴したCDを紹介してゆきます

  武満徹   秋庭歌一具 (しゅうていか いちぐ)

かなり昔に入手した武満先生のアルバムです。確か発売当時には かなり話題にもなり、それならば と勇んで購入したものの、いざ聴いてみると、、 『アレ~ 何か違うぞ~』という印象で放置しておりました。当時のシステムでは、自分の思い描いていたようなサウンドが聴き取れなかった(ショボかった)わけでした

当時は楽器一つ一つにマイクをセットしたマルチ録音こそが良い みたいな感覚で 音楽 というよりも ”音” を聴いて楽しんでおりました。それで云うとコチラは サントリーホ-ル という巨大空間でワンポイントマイクか数本のマイクだけで録音されてますので直接音ではなくクラッシク系の空間音響だったわけです。また勝手な思い込みからこれらの演奏は宮内庁の雅楽師さんが奏しているものと思っておりましたが 恐らくは武満先生の門下生?の お集りだったのかも知れませんネ?

録音に関しても何の役割?か判らないようなエンジニアが沢山いらっしゃる事もあり相当に”力”を込めた作品に違いありません

コレはねぇ、、 

  やっぱり球アンプANANDA で聴くと 違いますわ~

我々日本人は、秋の虫の声に聞き入ったり、奥山に 紅葉踏みわけ鳴く鹿の こえ聞くときぞ 秋は悲しき という具合に、虫の声や動物の鳴き声に奥深い感情を揺さぶられる民族ですから・・ 山奥の彼方から遠く聞こえてくるような横笛の音や、天空から降り下りてくるような笙の音、揺さぶられるように響き渡る大太鼓 等々 秋の夜長に聴くには最高!! 

ANANDAの特徴は、力強いながらも 繊細なモノも得意 という感じでしょうか とにかく一つ一つの楽器を鮮明に浮かび上がらせてくれます 加えて残響音も美しい。 残響音の最後の消入るところまで美しく聴こえます。

 

 それなら 残 響 音 と云えばコチラかな?

  MONPOU モンポウ PIANO WORKS ピアノ独奏 

 あまりお馴染みのない かと思われますが、確かスペインの作曲家  何かの本だったか?ラジオで聴いたのか? ピアノで奏される メロディの美しさよりも、複雑に響き合う残響音に集中した作品である という一風変わった点に魅かれて入手したアルバムです  

かなり晩年の作品らしく 一生涯を通じて”音の響き”を追求されたようです。コチラも ANANDA で聴くと、以前に聴いた感覚とは異なり 残響音の分厚さ まで感じられます~ すごい  

平面駆動型の特長は、音の立ち上がりが速い という所でしょうか・・ 特にこう云ったピアノでは ハンマーが弦を叩く様子が聴き取れるよう気がします

 

  Monteverdi モンテヴェルディ

コチラは以前にオーディオの師匠に頂戴したアルバムです。詳しい事は何も知らず ですが、とにかく音が素晴らしい

写真をご覧いただくとお判り頂けるかと思いますが、得体の知れない古楽器が沢山あるオーケストラなのです。中央の 後ろ姿でとっても長いネックの弦楽器の方がリーダー(指揮者)なのでしょうか?その左に立つ男性がカウンタテナーの名手みたいです。

コチラの二枚目がカウンターテナーで、恐らくは説明なしに楽曲を聴いたならば まさか男性の歌声だとは信じられないでしょう  

ケルト音楽のような響き(チョイト物悲しい)が感じられますし、オペラ歌劇のような感じもあり、古楽器ならではの現在の楽器とは異なる響きも楽しめますヨ~ 

また、何気に写された写真。 一見、サイズ的には チェロ かなぁ と思いますが、よく見ると、、弦が14本も並んでおりまする

コチラも ANANDA で聴きますと、それぞれの楽器の響きも明確に聴き取れ 更にはそれらが美しくハーモニーする様子も楽しめます  とにかく素晴らしい録音ですからリファレンス様にもオススメだと思います

 

これほどまでに細かなディテールまで描き出すならばオーケストラならばどうなのか?

   Bruckner  ブルックナー Symphony No.9 交響曲9番

コチラもまたオーディオの師匠からの頂きモノですが、、 とにかく素晴らしい録音であります。オーケストラながら 一つ一つの楽器がクリアに録音され、更にホールの響きも美しく録音されております。以前のシステムでもこのアルバムの録音はピカイチで美しいシンフォニーに聴き入っておりましたが、、 ANANDA で聴くと、更なる奥深さに一層楽しみが深まります、特に空間音響の響き合う様子にも心を奪われます。

 

いやはや、エージングを進める事で徐々に真価を発揮してくれる というのは実に有難いことで、秋の夜長のお楽しみにはモッテコイの逸品でした。

最初に書いたように ANANDA の当初はイマイチの印象があり ケーブルを換えれば状況は好転するだろうと考え、早速にも交換用ケーブルを手配しております。最近のヘッドホン業界では ”純銀線” のケーブルに人気が高まっております! しかし諸物価高騰のあおりもあり純銀線も高騰しておりまして とても国産品には手が出せません と云うワケで、またしても怪しげな中華製の純銀線ケーブルをオーダーしております!! 得体の知れない中国からの発送品ですから、年内に到着すれば良いのですが、、

 

ますます 深まる 

 オーディオ の ド ロ 沼


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