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Dual 1219 デュアル1219 その2

2024年03月18日 | ターンテーブル

遂に ”禁断のビンテージプレーヤー” に手を出してしまった ? ? わけなのですが、、

なにせ50年以上も前に作られた外国製品=ドイツ製なので、使用方法がよく判りません!!

 

しかし今どきは便利な世の中になったもので、ネットを検索すると簡単に必要な情報が得られるわけです

    上の写真を じっ~くり とご覧いただきますと、、

トーンアームが右から左に移動している様子が お判り頂けるでしょうか? 

先端に黒い四角モノが付いた金属の棒(トーンアーム)が うっすら滲んだように見えるでしょうか~  動画ならば簡単に”動き”が表現できるのですが、静止画面で”動き”を表現しようとすると極めてムツカシイ 

実はコレはプレーヤーが自動演奏する様子を撮影しようと努力した結果です。無理矢理にスローシャッター(2~3秒)に設定して、わざと動きがブレるように撮ったわけです

ながながと撮影の苦労を解説しましたが、、 要するに Dual 1219 ビンテージプレーヤーにて自動演奏することが出来た わけです!! ヤッター 万歳

入手した直後は、アチコチのレバーやスイッチなども固着してしまった様子で可動しませんでした。ココで無理をして レバーを破損してしまっては元も子もなくなると考え マズはマニュアルを探してみることに

  幸いなことに後継機種のマニュアル発見  Dual 1229 取扱説明書

 Dual 社のビンテージプレーヤー には根強いファンがいらっしゃるらしく、幾つかの解説サイトがあり その中に上記のマニュアルが提供されておりました。機種としては 1219 の後継機種が 1229 となっておりますが、ストロボスコープの有無だけ程度しか違いが無いとの事で十分に役立ってくれてます。そのお陰もあって 凡その操作が可能となりました!!

  オートリターンも可能です

  一見したところは最初の写真と同じに見えますが、、 

コチラは自動でアームが元の位置に戻る様子なのです。黒い四角に白抜き文字でDualのロゴマークの下のレバーが少し右寄りになっております(最初の写真では同レバーが少し左寄り)。要するに、このレバーを左側にするとモーターが回転を始め  頃合いのタイミングでトーンアームが持ち上がり  レコードの音溝の始まり付近に針を降ろしてくれるわけ(スタートの動作)です。同じようにレバーを右側にすると レコードの途中でも針が持ち上がり  トーンアームが元の位置に戻る というわけ(ストップの動作)です  勿論、レコードの片面が全部終われば勝手に(自動で) 針が持ち上がり  トーンアームが元に戻って 回転もストップしてくれます。これらの一連の操作が自動でできる事からフルオートレコードプレーヤと云われたわけです。

  ドイツのクラフトマンシップ 自慢のメカニズム

少しづつ、その ”からくり” が判ってくると益々その見事さに驚かされます。 上写真の上部やや左の丸いモノが唯一の駆動源であるACモーターです。その近くにアイドラープーリーというゴム輪があり それらが連動して3Kg超えの重量級ターンテーブルを回します。そのターンテーブルの回転がギヤに伝わって中央の茶色プラスチックの円盤を回します。そして コノ茶色の円盤が ”からくり” の大元になっていて 各種の動作に伝達されてゆく わけです!! この円盤には複雑な切れ込みやら微妙なカム構造があったりと、まさに ”からくり” の心臓部なのです。 当初は、この ”からくり” が有ると メカの動作に伴う負荷がかかり、レコード演奏時に回転の精度が劣化してしまうだろうと危惧しておりました。

ところが、ところが、、 

実際のレコード演奏時には コチラの茶色の円盤は、ギヤが外れて 回転精度には影響を及ぼさない  当然と云えば当然かも知れませんんが、さすがのクラフトマンシップでしたネ~

  トーンアームの動作がコチラ

上写真の左下付近がトーンアームの付け根になります。右下付近にレコードサイズの切替レバーがあり、その上付近にスタート・ストップのレバーがあります。それらが微妙に巧みに組み合わされ、先程の茶色の円盤からの駆動力を頼りに トーンアームを上げたり下げたり 移動させたりするわけです。判れば 判るほど その巧みさに驚かされます

  出力ピンジャック

今回入手したコチラのプレーヤは殊の外程度が良好で チョイと掃除しただけでピンジャックもピッカピカですわ~  金属パーツにもサビや腐食もなくて とってもキレイです。

  どうやら初期型らしいです

輸入代理店というか当時の国内販売は『TOSY 東志株式会社』のようです。ネット情報では、その後に『TEAC』に代わったらしく 木製キャビネットに書かれたロゴも Dual から TEAC に代わったらしいですネェ~ と云うことは、まさしく50数年前にドイツで作られて 遥々 海を渡って 日本にきた 由緒正しき ビンテージプレーヤー なのです

但し、残念ながら、、 

 今の所 まだ一部にメカニズムの不調  恐らくは古~いグリスの固着による可動不足 が残っておりまして、、

 一部の動作が完全ではありません

 メカ=からくり の解明と共に 少しづつ不調を解消してゆきたいと思います。

それに加えて、ACモーターが50Hz仕様ですので このままでは回転が速すぎます!! ひょっとしたらピッチ調整で何とかなる?かも とトライしましたが、まるで及びませんでした。ひょっとするとコノ電源周波数問題に意外と手こずるのかも?

 

やはり ビンテージもの は、しみじみと奥深く 味わいがあって オヤジが惹き込まれる魅力がありますなぁ・・ 結局 今どきの機器はセンサーとプロセッサーで全部制御されており素人が手を出す余地が無い(一部のプログラムを操作できる方のみ楽しめる?)のに対して、ビンテージもの ならば 素人でもアレコレ操作が出来る ところが楽しいのでしょうねぇ~  更に 深まる ドロ沼よ

 


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