しばらく前に海外から到着しているオペアンプ=OPA827ですが、 、 、
この暑さと、あまりの小ささに挑戦する気力が起きませんでしたが、ようやく重い腰を上げて基板にハンダ付けすることにしました。
マズ、そのオペアンプが どれくらい小さいのか、 と く と ご覧いただきたい !
● 五十円硬貨での比較
左側が一般的な SOP と云われるオペアンプで、コレまではこのサイズが手ハンダの限界だと考えておりました。 で、今回は右側(中心)の さらに小さい SSOP と云われるオペアンプです。
● 五円硬貨では
ついに五円玉の穴を貫通いたしました。 お判りですか、この小ささを!!
で、この極少サイズのオペアンプを取り付ける基板のサイズは、
左側がコレまで何度もハンダ付けしてきたSOP用の基板です。その右側がSSOP用の今回初挑戦する基板です。外形サイズは共通なのですが、ICの足ピッチ(足と足の間隔)がSOP用は1.27mm、SSOP用がナッ、ナント 0.65mm 半分しかありませんヨ~
そ り ゃ 無 茶 で し ょ 多 分 ・ ・ ・
作業台にはルーペを取り付け万全の対策をとるのですが、、、
ルーペ越しに作業するのは遠近感がとれず、結局は ほとんど利用しなかったのですが~
なんだかんだと苦労を重ねましたが、2時間くらいかかって ようやく なんとか4個のOPA827を完成させることができました。
で、これらのOPA827を PIONEERのN-50改のD/Aコンバーター基板に差し替えてみるのです。
まずは右chのI/V変換部にてLME49990からOPA827に差し替えてみました。
厳密にサウンドをチェックしようとヘッドフォンAKG K-702で聴いてみるのですが、相当な変化(良い方向へ)があるのは判るのですが いまひとつ 判別がつきにくい感じです。
どうやら相当に良い方向での変化が感じられるので、両chに反映されるように、左右のフィルター部を差し替えることにしました。
と に か く 緻 密 な サ ウ ン ド に な り ま し た ! !
アンサンブルというかハーモニーのなかの個々の楽器がひとつひとつがクッキリ描き出されます。
さらにひとつひとつの楽器の定位がすこぶるハッキリしました。
驚いたのはSuper Guiter Trio(パコデルシア、ジョンマフラクリン、アルディメオラ)の御三方のギターが、ビシッとクッキリと定位し、その特長から誰なのかがはっきり判るのです。
イ ッ ヤ ~ O P A 8 2 7 恐るべし!
これまでは、『LME49990』には不満がないほど高レベルなオペアンプだと感じてリファレンス的に使用してきましたが、一気に考えが替わりそうそうです。
ただし、OPA827はOPA627ほどではないものの少し値のはるICですので、一気に全数を交換するには またまた覚悟が必要になってきそうです。値段もさることながら、細かい手作業に骨がおれますから ・ ・ ・
しっかし是非とも試してみたいものですネ~
OPA827 す ご い !
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