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THORENS トーレンス TD320 その3 マイクロ精器 MA-303 トーンアーム取付

2024年06月15日 | ターンテーブル

回転精度が高いだろう!!

と、期待しまくりで入手した THORENS TD320 ですが、、

スマホのアプリ=rpm で測定する限りでは 期待した程の高精度ではなく、ややガッカリした感のある ベルトドライブ方式の TD320 に、ようやくトーンアームが取付きました

毎度ながらのマニア世界の解説なのですが、、 御興味の無い方には恐らくは理解しづらいであろう値段高騰のお話です!!  確かに世の中 値上げブーム でありまして、ほぼ全ての商品は値上がりしております。少し前にもふれましたが、ビンテージレコードプレーヤー(生産から50年前後も経っている家電製品=オーディオ機器)も 人気機種となるとヤフオクでも軽く10万円を超える値段で取引きされております。いくら人気機種と云えども50年以上も前に作られた骨董品プレーヤが十数万円というのは ? ? ? でありますネぇ~

それに加えて、レコードプレーヤーには 無くては成らない 重要なパーツとして『トーンアーム』があります。金属パイプの先端にレコード針が付いてて、その先端部をレコードの上に乗せると 音が鳴り出す アノ ”” ですわ

その ”棒” =トーンアームコレまた高値で取引されております!! 

70年代から80年代に世界中のオーディオメーカーから色々な種類やタイプのトーンアームが販売されました。日本国内でも、今では聞いたことも無い様な多くのメーカーから多数が販売されております。その内の人気機種と云われるトーンアームは当時の販売価格が2~3万とか4~5万のモノが専門家によってキレイに整備されると十数万円の値段になっております  だって品物自体は50年以上も前に作られたチョットした ”棒” ですよ(マァ確かにベアリングとか精密な工作がされているわけなんですが、、)

そんなかんなで、チョットした ”棒” に十数万円を出す気にはなれませんから、比較的 人気薄?のマイクロ精器 MA-303 というトーンアームを選んでみました。コレまで入手したのはトーンアームが取り付けられているプレーヤーばかりでしたから、トーンアームを取付けるのは初めてです。多分 70年代80年代にトーンアームを購入したならば 恐らくは親切丁寧なる取付用解説指示書が付属されていて 寸法とか注意点など書かれていたことでしょう、けれど中古の格安品ともなると付属品など一切なく 全く要領が判りません。

  なので 目見当で適当に取付けしたら、、

中心部に近付くにつれて、レコード音溝とレコード針の位置関係がヨロシクない すなわちレコード音溝に対して針が直角になっていない 事が発覚しました!! この状態ですと 左右の音溝からマトモに音が拾えないのでちゃんとしたステレオサウンドには成りませぬ

  外周部から内周まで全域にわたり 音溝と針が直角

何度も何度も繰り返し位置調整を行いまして、何とか外周から内周まで ほぼ全域にわたって音溝と針が直角になるようにトーンアームを取り付け直しましたわ

しかしですネぇ・・・

  取付位置によっては、ネジの下が空洞ですわ~

そもそもコチラの マイクロ精器 MA-303 の取付には3ヵ所のネジで止めるようにアームベースが作られております。ですが今回 あくまで ”針が直角に成る” ようにアーム位置を調整したところ 上写真の位置になってしまいました~  恐らく多くの方々は、どうしても3ヵ所ネジ止めしなきゃ と御奮闘されることでしょうが、、 

  2ヵ所止まってりゃ大丈夫だろう という妙な自信?

2ヵ所だけでも結構シッカリ固定できている気配なので コレで ”O K” にしました!! 

 と云いますのも、それよりも もっと頭を悩まされる問題が残されている からなのです

  なんで配線が6本も出ているの~

取り付けたトーンアームを裏側から眺めているのですが、、

あまりにも極細の配線ゆえ、極めて判りづらいのですが、コチラから6本もの配線が出ているわけなんです。信号線は左右の+-だから4本、で残り1本はアースGNDでしょう。 そして、さらに残りの もう1本が??? もしかしたらと考えてテスターで調べてみると、時間はかかりましたが 遂に判明しました。どちらもアースGNDなのですが、1本はカートリッジ部分 すなわち信号系のGNDで 残りのもう1本はアームベース部分 すなわちメカニカル系のGNDになっておりました。 イヤハヤ、コリャァ しびれますネ 流石!! 我が国の精密機器メーカーの誇りでしょ~ ここまで細やかな心配りがされているのは

  が、しかし、、 GND配線  アースの配線方法が判りません

プレーヤーと云うのは、実に微細な信号(多分 0.数mV程度?)を扱うのでノイズ対策には大変に気を遣います。それゆえGND配線にも きっとノウハウがあるに違いまりません。

  アレコレ GND配線を替えて見るも ノイズは解消できず

THORENS TD320 の裏側を眺めても、メカニカル系のGNDと電気回路系のGNDが別々になっております。先程のトーンアームでもメカ系と信号系が別々にGNDがとられておりました。しかしながらEQアンプ側では、信号系もシャーシも一緒くたになったGNDのみしか在りません  ウ~ム、ココをどのように接続すれば最善なのだろうか?

イヤハヤ、とんだところで頓挫する羽目になりましたわ~

  アナログプレーヤーでは 多分逃れられない アース問題に引っ掛かかってしまいました

 コレはきっと奥深いに違いないですわ・・

 ドロ沼も深いが、

  アースも奥が深そうじゃ