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アナログ礼賛 念願の一枚 MIRACLE ACCORDION、SPIKE JONES、PAVAROTTI、Gulda、日野皓正

2023年05月16日 | アナログ礼賛

引き続き 折々に中古レコードを漁っておりますが、、

つい先日に 前々から欲しいと思いつつも、廃番になってから久しいうえ多分プレス枚数も少ないだろう?から 入手は困難だろうと考えていたレコードをゲットすることが出来ました。

  その念願かなった1枚がコチラ MIRACLE ACCORDION=ミラクルアコーディオン

我が国が世界に誇るアコーディオン奏者=小林靖宏 = COBA の若き日のデビューアルバムです  10年近く前でしたかねぇ、たまたま?偶然にamazonかヤフオクかでコチラの CD盤 を見かけて迷わず入手しました。

以来 私の一番の愛聴盤としてヘビロテしておりました。実際には、24bit192kHzにアップバートしたWAVファイルをPIONEERのネットワークプレーヤ N-50改 にて繰り返し再生しておりました。

今回ゲットしたレコードには、ライナーノーツに加え 森繫久彌 氏(若い衆は知らないかも)の推薦文まで付属され、往時の小林氏(多分二十歳そこそこ)の初々しい写真まで掲載されておりましたヨ

恐る恐る慎重に針を降ろしてみると、

    盤もほぼ新品状態でプチノイズもほとんど無し  ウレシィ~

 そしてアコーディオンの音が聴こえてきてブッタマゲました!! 

ナンじゃ コリャ~ 

今まで聴き込んで慣れ親しんだサウンドとは まるで異なり、数段格上の拡がり感というか空気感(粒立ちと残響かな?)に満ち溢れております。これほどCDとレコードの違いを明確に感じたのは初めてでした  CDで聴く限り 協奏曲でのオケとアコのバランスが自分の好みとは異なり、少なからず不満に感じておりましたが、、 レコードで聴いてみると『へぇ~ 成る程、、コレくらいが丁度いい かも』と納得してしまった感じ  複雑な和音(コード)展開とイタリアのラテン系リズム感をタップリ含んだ 調子(ノリ)の良い楽曲がたまりませんわ  イヤ~ 素晴らしい

このアコーディオンの音色が、何故コレ程まで体内に響いてくる(琴線に触れる?)のか について とある知人いわく『奏者の体に密着する面積が大きいからなんじゃないの』という意見にガテンがゆきました~ 

  それならば、最も奏者に近い 肉声ならば どうなんだろう?という事でオペラ歌手

  2007年に惜しくも旅立たれたパヴァロッティ=PAVAROTTI です 

かつてヤフオクで数枚のクラッシクレコードを落札した際に、おまけでもらったオペラレコードがありましたが 当時の稚拙なカートリッジと装置では まともに再生できなかったのでした。 現行カートリッジのJICO社のJ50は力強さとパワー感を重視するタイプですから肉声の繊細な部分までをカバーするには少し無理があるかなぁ・・ という感じで、どうしても声に歪っぽさが加わってしまう印象です。 恐らくは手持ちのaudiotechnicaのAT-33ならばスッキリ聴けるのではないか と想像しますが、今はセッテイングするのが面倒臭いので またその内にでも 

しっかし 全盛期のパヴァロッティの歌声を ”生 ナマ” で聴いたとしたら、、 底知れぬパワー感と圧倒的なバイブレーションと奥深い響きに全身全霊が揺すぶられて  間違いなく ぶっ飛んだ でしょ~

 

  コチラも貴重盤?かも SPIKE JONES=スパイク ジョーンズ

恐らくはスパイクジョーンズと聞いて、ああっ アノ 冗談音楽の と連想される方は私より年配者が多いでしょう  私自身も聞きかじりの情報程度ながら、かつてのお笑いの大御所=クレージーキャッツ は このスパイクジョーンズがお手本だったとか  米国の音楽史に燦然と輝く『冗談音楽』という金字塔を打ち立てた張本人ですネェ・・ 

コレまで折々に見聞きしてきましたが、まさかレコードが入手できるとは思ってもみませんでした。子供の頃に白黒TVで見たクレージーキャッツの遠い記憶では、音を出すために叩かれたりして子供心に痛々しい感じを受けていたのですが、、今になってfacebookで本家本元を見ると ひたすら陽気で 軽快で 調子の良いリズムに乗せられる楽しいだけのエンターテインメントです、だから大ヒットしたのでしょう  !! 勝手な推測ですが、このスパイクジョーンズの大成功に続けとばかりに 軽快なテンポに南国風エキゾチック感を組合わせて発展させたのが マーティンデニーやレスバクスターなのじゃないでしょうか(あくまで邪推ながら)

  若かりし頃の 日野皓正 WHEEL STONE=車石

クレージーキャッツの一大ブームが落ち着いた頃でしたか(?)、、 JAZZ演奏者が しばしばTV画面に登場した時代がありました(記憶が曖昧なので間違っているかも)。渡辺貞夫氏や日野皓正氏はCMにも出演され一躍有名人となっておりました  その日野氏が日本での名声を捨て渡米するのですが、その渡米直前の北海道でのライブ録音盤

持ち前のワルッぽさと自信と実力がミックスされた バリバリの名演奏です!! こんなに ”キレの良い” 演奏は そうそう無いでしょ~ ゴキゲンですわ

ステージ バックに吊り下げられた 手描き風 の横断幕も時代を感じますネェ・・ 弟のドラマー=元彦氏は残念ながら50歳チョイ位で旅立たれましたねぇ 合掌    

※ 先頃ラジオ放送に出演され全国ツアーの宣伝をされておりましたが、、 ナント 御年80に成られたとか・・ 未だにキッレキレの超カッチョイイ演奏をされておられましたわ スゴッ

  独特のJAZZ感のあるモーツァルトを聴きたくて Gulda=グールダ

クラッシクのピアニストながらJAZZ演奏者とも共演したり、独特の世界をお持ちのグールダ氏です。前々から興味津々なので CDは持ってましたが、ようやくレコードもゲットできました~ 

コチラのレコードからは とにかくクリアーで 澄んだ ピアノ音が印象的 こんなに澄み切ったピアノ音は初めてかも? レコードだと その場の空気感までも伝わる気がするので、ピアノを聴き込んでいる熟練ファンの方々なら そのサウンドを聴くだけで、ピアノの種類(メーカーというのか)とか演奏者が判ってしまうのでしょうねぇ

  帯の名文句に釣られて チェック レコード 

帯を外した状態では、パリ 国際 音響 フェスティバル の記録盤かと思われるかも? ですが、、

  ※ この帯に書かれた名文章が気になって 思わず落札した次第  

これまでも何度か記述してきましたが、レコードにせよCDにせよ日本盤は 音質面(無理に無難なサウンドに変更) で余り好みが合わず 敬遠してしており、どうしても国内盤しか選択の余地が無い場合を除いては輸入盤を選んでおります。 しかしながら多くの海外レコードマニアからは日本盤の『品質の高さ』と『ノイズの少なさ』が好まれ珍重(渇望)されている様子です。 

と云うワケで、レコード盤自体は日本盤が優秀なわけですから 洋盤マスターをそのまま手を加えずプレスしてくれりゃあ それこそ一番良いのです!!その願望=高音質+低ノイズ を叶えてくれたのがコチラなのですわ~

 思った通りの、イヤ  期待以上の高音質と低ノイズに大満足です

 

いやはや 今回は、念願かなってゲットできた一枚 やら 期せずしてゲットした珍盤?、更には 期待以上の高音質盤と 実りの多い 大満足の格安レコード掘りが出来ました 

 次回も 更なる 深 掘 り を・・