今回はレコード再生の 重要課題 の一つである『イコライザー』について、少し深堀りしてみます。
と云うのも前回に紹介した『 真空管 オーディオハンドブック 』大辞典から アレコレと新知識が得られたからです
〇 まだまだ課題は山積ですが、徐々にレコード芸術の ”楽しみ” を味わっております。
マニアでなければ意識にする事もないでしょうけれど、レコードは低音を強く高音を弱く(もしかすると逆かも?)音溝に記録されているらしいです。その強弱の度合い(イコライザ・カーブ)が、時代やレコード会社の都合?により複数種類もあり一番多く採用されているのが RIAAカーブ との事です。
コチラが、そのRIAAカーブの特性(低音~高音の強・弱の度合い)になっております。
そもそもレコードには、この様に”いびつなサウンド”にて録音されているわけなんです。
それを元の自然なサウンドに戻す作業が必要であり、その補正を『イコライザ』と称しているわけです。 その補正が正確なほど良好なサウンドが聴けるはずなので、マニアとしては『イコライザ』が重要な課題となるのです。
この様な複雑な補正を正確に行うためには、よっぽど複雑な回路を準備しなければならないだろう と予測しますが、、
実際のところは案外と簡単な回路で実現できるみたい(ココが不思議でならないけれど)
〇 基本的な『イコライザ』補正回路がコチラになっております。
低音用と高音用にそれぞれコンデンサと抵抗が1本ずつで完結しておりますネェ~
とするならば、この抵抗やコンデンサは よっぽど優秀なパーツを選ぶ必要がありそうです
〇 コチラが雅琴アンプの増幅回路とイコライザ補正回路です
この中で、イコライザ補正の重要となる部分のみを抜き出してみると、、
青色囲み部分が、それぞれ低音用の補正と高音用の補正になっておりまして
〇 要するに、ココで使われる抵抗とコンデンサをキッチリ正確な数値の優秀なパーツを使わなければ正しい『イコライザ補正』が得られず、元々の美しいサウンドを聴くことが出来ない というわけです。
で、この大改造のマニュアルにも ココのパーツは高精度のモノを選ぶように指示があるのです!!
が、
しかーし、、、
極めて特殊な数値のパーツであり、現在では入手が ム ツ カ シ ィ~
一部の真空管マニア向けに細々とデッドストックパーツを保管している ”こだわりのパーツ屋”さん ぐらいにしか残ってないみたいですわ~ (あと アキバの若〇通商はこだわり品の在庫あり)
てなわけで、たった数本の抵抗とコンデンサを探し求める日々が続いております
楽しみ(ドロ沼)はじわじわと
長~く 続いてくれる よ う で す ヨ ~