院長の趣味 ≪オーディオや音楽≫ を中心に・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・佐野療術院 光線療法で スッキリ さわやかに

西荻窪でスッキリさわやかな毎日を目標に施術しております!首痛、腰痛、膝痛の緩解、生活習慣病、偏頭痛、便秘、慢性疲労の施術

McIntosh マッキントッシュ C34V オーバーホール その18

2011年07月14日 | オーディオ

前回 その17 で紹介した、コンデンサ と 抵抗 を交換してみました。 

本来ならば、まず手始めに 抵抗 を交換しサウンドチェックし、つぎにコンデンサを交換し それぞれの音質変化をチェックすべきでしょうが、基板の取外し+組み込みの手間を考えると面倒になり、同時に交換しちゃいました。

ただし、抵抗は 『ニッコーム』 と 『タクマン REY』 の2式あるので、Rchには ニッコーム、Lchには タクマンREY、を取り付けてみました。

★  まずは、Rchだけ 抵抗とコンデンサを交換してみました。

Cr Cr_2

コチラはラウドネス基板です。左写真が交換前で右側上端あたりのコンデンサと抵抗を交換しました。それが右写真。抵抗は『ニッコーム』です!

Cr_3 メイン基板のフィルター回路付近です。黄色矢印の部分を交換しました。スペースの問題よりコンデンサは縦に納めました。

交換後さっそく試聴してみたのですが、、、

確かに高域の伸びは出た感じはするのですが、もうひとつ劇的な変化にはなっていないなぁ・・・ という感じ。

 ★ それならば、Lchは 『 タクマン  REY 』 に交換しちゃえっていうんで

Cr_4 ラウドネス基板ですが、タクマン抵抗は見かけは普通なので目立ちませんネ。

Cr_5メイン基板のフィルター回路付近です。青矢印がLch、黄矢印がRchの交換したパーツです。

Photo R

さらにコチラはモニター基板(20Wパワーアンプ) 右写真の黄矢印が交換した抵抗です。奥側の縦になっている1W抵抗はヘッドフォンへの出力抵抗でL・RともタクマンREYにしました。ヘッドフォン回路は2系統あり、片方がオリジナルのままなので音質変化がチェックできるはずです。

  で、さっそく試聴をしてみますと、、

  おっ おっ ~   

          こりゃ 良い!!

                   お 見 事  アッパレ!!

     いやぁ~ おどろきの変化ですわ

交換前の課題だった、高域の伸びが一気に改善されました!

ここまで激変してくれると、手間をかけた甲斐があるってものですね。中低域のパワフルさを残したまま高域が上まで伸びた(あくまで相対的な変化であり、今ふうアンプのワイドレンジということではありません)。

さらに驚いたのは、ヘッドフォンへの出力抵抗 たった1本を替えるだけで、全然音質が変わるわけです。若干下品な高域という感じはあるものの、以前に感じていた高域のノビについての不満は、スッキリと改善されたわけです。

現状ではRchに『ニッコーム』、Lchには『タクマンREY』となっておりヘッドフォンで聴いていると、Lchは外まで広がっているように聴こえるのですが、Rchはヘッドフォンのなかに納まって聴こえています。恐らくはREYの方が周波数特性がワイド特に高域なんじゃないかと思います。

はやいところRchも『タクマンREY』に交換したいのですが、1式揃えて購入したうちの1本が間違った抵抗値になっており、正しいモノを再度入手しなければなりません。

いや~ しかし 今回の体験は非常に意義深いものであり、今後の機器改造に大きなステップになりそうです。