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金子みすゞ

2025年03月27日 | ラジオ

ラジオアプリの「らじる★らじる」の聴き逃しで「ラジオ深夜便▽絶望名言アンコール」を聴いた。
<3月24日(月)午前4:05放送 2025年3月31日(月)午前5:00配信終了>
文学紹介者 頭木弘樹さんが、童謡詩人金子みすゞを紹介してくれた。
私は、金子みすゞが童謡の詩を書いた人ということは知っていたが、
それ以外のことはほとんど知らなかった。

1903年4月11日に生まれて、1930年3月10日に26歳で亡くなったそうです。
いくつかの詩を紹介しながら、金子みすゞの生い立ちを話してくれた。
金子みすゞが詩を書き始めたのは1923年の二十歳のときだった。
家が本屋さんで店番をしていてまわりに沢山の本があって、詩人の西条八十の童謡に感激して、
自分も童謡を書くようになる。
当時童謡が流行っていた。
その頃、「赤い鳥」「金の船」などの児童雑誌が沢山発刊された。
それらの雑誌に金子みすゞは自分の詩を投稿していた。
そして自分の詩が雑誌に載るようになり、店番をしている本屋に届くのが楽しみになった。
ところが残念なことに童謡ブームが去って行き、第二次世界大戦前で戦時色が濃くなり、
児童雑誌が廃刊になっていき、金子みすゞが投稿する雑誌がなくなっていった。
その上私生活でも大変なことになった。
周囲の勧めもあって書店員の男と結婚するが、この夫が遊郭に遊びに行ってばかりいる。
金子みすゞは26歳で、夫からうつされた淋病で入院する。
その頃抗生物質はなく、女性は重症になったらしい。
夫が浮気をして性病をうつされて自分が重症になるというのは、これはひどい話です。
その夫は、病気の自分をおいて女のところに遊びに行く。
この夫がひどい男なんですね。
結局、夫とは離婚することになり、そのとき娘を夫に取られることになる。
そのことで金子みすゞは自殺を決意する。
3月9日に写真館に行って、子どものために自分の姿を残したいと思って写真を撮る。
その夜桜餅を買って帰る。
娘とお風呂に入り、桜餅を食べて娘の寝顔を見て、「かわいい顔して寝ちょるね」
という言葉を残して2階に行き、睡眠薬を大量に飲んで亡くなった。

今日、図書館で次の本2冊借りてきた。
「金子みすゞ作品鑑賞事典」(詩と詩論研究会 編 勉誠出版)
「金子みすゞ美しさと哀しみの詩」(詩と詩論研究会 編 勉誠出版)
金子みすゞの詩をこれから読んでみようと思います。




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