「ひきこもり先生」(NHK総合 21時~)を、私は最初から観てきた。
私は、“ひきこもり”の体質です。
私が小学生から高校生と生きていたときは、“ひきこもり”など許されなかった。
自分の部屋などない茨城の農家の家だったのです。
私は学校へ行きたいと思う人間ではなかった。
しかし、家にいる場所などなかった。
小学5年生の頃、昼休み、男はみなグランドに出て野球をやっていた。
私は、スポーツが苦手で野球などしたくなかった。
そんな私は、言葉でいじめられた。
中学に入っても、みな昼休みには外でスポーツをやっていた。
私は、教室に1人いた。
その頃救われたのは、私が吹奏楽部に入っていたことです。
スポーツは出来なかったが、音楽をやっていた。
私は高校まで、吹奏楽部に入っていました。
運動で劣等感を感じていた私は、音楽では救われていたのです。
今夜の「ひきこもり先生」の最終回、それぞれのクラスに、
不登校やひきこもりでクラスにいられなくて作られた生徒たちのSTEPルームが、
卒業式をするか、しないか、という話だった。
担任の女性の先生は、STEPルームだけで卒業式をしよう、と提案する。
「ひきこもり先生」は学校全体の卒業式といっしょにやろうと言う。
それに賛成する生徒たちが多く、学校の卒業式に参加することになる。
そんなときにコロナ禍です。
安倍首相が学校は休業するという。
それで中学校の卒業式がなくなる。
せっかくSTEPルームの生徒たちが、学校全体の卒業式に出ると決めたのに、それが出来なくなった。
卒業式当日、校門の前でSTEPルームの生徒たちが卒業式を始める。
そこに学校の先生たちが来て、STEPルームの生徒たちの卒業式をやめさせようとする。
不登校だった生徒が言う。
「なんでこれまで私に学校に来い来いと言っていたのに、どうして学校に来てはいけないのですか?」
(これは、私がドラマを観た記憶で書いてます。正確ではないかも知れません)
それまで自分の出世だけを考えていた校長は・・・。
いいドラマでした。