ばっちゃん

2017年01月08日 | 健康・病気

昨夜「ばっちゃん ~子どもたちが立ち直る居場所~」(NHKスペシャル午後9時00分~9時49分)を観た。
元保護司の中本忠子(チカコ)さん82歳の家に、沢山の子どもたちが集まってくる。
集まってくるのは、貧しさのあまり家で食事をとれない少年や、母親から虐待され続ける少女などです。

> 去年、刑法犯罪で検挙された少年・少女は3万8921人。このうち再犯者の割合は36.4%と
> 18年連続で増え、過去最高を記録した。格差の拡大や深刻化する貧困に伴い、子ども達が過ちを
> 犯すリスクは高まる一方だが、ひとたび道を踏み外せば、ネット上に実名や写真がさらされ集中砲火
> を浴びるなど、つまずいた子ども達を支え、見守り、立ち直らせる社会の力は、以前にも増して脆弱
> になっている。
(NHKスペシャル サイト 番組紹介文より)

ばっちゃんはいう。
「腹減ったら、女の子は売春、男の子は恐喝・万引き・ひったくりをやる」
なので家を子どもたちに解放してご飯を食べさせている。
どうしてこういうことが続けられるのか、と訊くと
「子どもから面と向かって『助けて』と言われたことがない人には分からない」
と、ばっちゃんはいった。
こんなばっちゃんがこの世にいることを知り、私はこの世の中もまんざらではないなと思った。

コメント (2)
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