また、ゴーギャン

2009年08月19日 | 健康・病気
「楽園の絵がやってきた『ゴーギャンが伝えるメッセージ』」
NHK総合でやった再放送(01:55~)を観てしまった。
牟岐礼という作曲家が、ゴーギャンの絵
《我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか》
に曲を作った。
その曲にニュージーランド生まれの、
祖先がマリオ族の20歳の女性が詞をつけた。

浅井愼平は、好きだったゴーギャンの絵
《我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか》
が日本に運ばれてきて最初に開梱されたときに、
お願いして居合わせた。
それほどゴーギャンが好きなようです。
その絵のテーマに沿って彼が写した写真を番組で見せてくれた。

ゴーギャンは、若いとき株式仲買人(証券会社の社員)
をしていてかなりの収入があった。
そのときで、月3000フランあったそうな。
これは平均的なフランス人の収入の6倍だという。
ところが株式相場が大暴落して仕事に不安を覚えたとき、
安定した生活に絶対的な保証はないと気付き、
勤めを辞め、画業に専心するようになった。
それまでは、趣味の日曜画家だった。

絵を描くことに家族は大反対だったそうだ。
そりゃそうだろうな。絵で収入があるとは思えない。
そのときのゴーギャンはどんな気持ちだったのだろう?
私も子どもが生まれてからも、仕事を辞めて小説を書きたいと思っていた。
ところが、私にはなんのあてもない。
会社に勤め収入がないと家族が生きていけなかった。
それでしかたなしに会社勤めをしていた。

そんなことはどうでもいい。
これからの私の生き方だ。
《我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか》
というような大作は描けないが、
それなりの“小品”を書きたいと思う。
真剣に、小説を書こう。
でないと、私が壊れそうだ。

コメント
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