ゴーギャン展

2009年08月12日 | 健康・病気

《我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか》
この絵を見ただけでも、今日、私はゴーギャン展に行ってよかった。

この絵は、縦139.1×横374.6cmの大作で、
展覧会の最後のほうの1つの部屋にこの絵だけ展示してあった。
大きさもそうですが、絵に描かれてあるものに圧倒されました。
軽井沢から見に行ってよかった、としみじみ思いました。

この絵の他に、
《洗濯する女たち、アルル》《純潔の喪失》《かぐわしき大地》
《海辺に立つブルターニュの少女たち》
『ノアノア』連作版画もよかった。
展覧会の一番最初にあった《オスニー村の入口》が、
意外と私の好みです。

もう、これだけのゴーギャンの作品が1つのところで
見られることはないのではないか。
そのせいか、人の多さにはまいった。
私は、絵の前に行けるまでじっと待っていました。
説明文を読むことに疲れました。
こんなの読まなくて絵だけ見ればいいのではないか、
なんてうじうじ考えながらも読んでしまいます。
私は展覧会に行くと、一通り見てから、
また最初に戻り、気に入った絵をも一度見ます。

ゴーギャン展の開催されているのは、東京国立近代美術館、
地下鉄東西線の竹橋駅からすぐです。
東京駅から無料シャトルバスが出ている。
行くときに西武池袋線の池袋駅から、
地下鉄有楽町線の池袋駅に乗り換えたとき、
去年のことを思い出した。
私は、超高層マンションで警備員をやっていた。
朝、出勤して翌日の朝、そこを通って帰ってきた。
あれは辛かった。
ゴーギャン展にも警備員が何人もいた。
若い人がやっていた。
なにもあんな若くて警備員なんてしなくてもいいのに、
と思ってしまった。
ま、その人の事情があるのだからよけいなことは
考えてもしかたない。

帰りは東西線の飯田橋駅で乗り換え、次の次に
西武池袋線の清瀬駅までの電車が来るので
それに乗って帰ってきた。
(地下鉄有楽町線は、西武池袋線に乗り入れています)
熟睡してしまった。
人混みの中、絵を見るのは疲れる。
ゴーギャン展を見終わってから、
東京国立近代美術館の4階に上がり、3階2階と降りて
「寝るひと・立つひと・もたれるひと」と
所蔵作品展「近代日本の美術」も見たので疲労困憊。
荻原守衛の「文覚」がよかった。
入場料1500円は高くなかった。

家に帰ってメシを食べ、少し仮眠して車に乗った。
関越・上信越自動車道は、お盆の帰省客でいっぱいだった。
 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする