深夜のドライブ

2007年07月16日 | 健康・病気
前から日曜日にどこかに行こうと女房と話していた。
彼女は土曜日は出勤だったのです。
しかし、台風4号がわれわれの計画を砕いた。
なにも、こんな貧しくささやかに暮らしている
夫婦の楽しみを狙って、台風も来ることもないのに!

それでも打たれ強い女房と私は、負けません。
台風4号が関東平野から遠ざかったことを確認して、
昨夜、密談をした。密談することもないが、
台風殿が私たちの計画変更を察知して、
いつ戻ってくるかも知れない。

「台風一過で明日の朝は晴れるだろう」
そう私たちは予想した。
しかし、ネットで見る天気予報は曇りだったが…。
もう舞い上がってしまったアホ夫婦の行動は止められない。
「ほったらかし温泉で、夜景とご来光と富士山を見たい」
という先月からの願いを実行することにした。

そう決まったのが11時過ぎ、私はそれから
新しく入った句会への俳句を投句し、
九想話を更新して布団に入ったのが12時だった。
午前4時から風呂に入れるのでそれまでに行くためには、
家を2時前には出ようということにした。
1時間でも眠ろうとしたが、昼間だらだら寝ていたのでなかなか眠れない。
うとうとしたと思ったら目が覚めてしまった。
時間を見ると1時過ぎだった。女房が起き出したのだ。
30分ほどしか寝てないが私は諦めて起きた。
「嬉しくって眠れないのよ」女房はうきうきしていた。
私たちは、いたずらをする子どものような気持ちだった。
そして、午前1時20分に私たちは駐車場を出た。

最初は女房が運転した。
八王子IC前で交代して私が運転席に坐った。
貧乏を売り物にしている私だが、ムリをして高速道路に乗った。
高速道路を使わなければ間に合わない。
久しぶりの高速道路は怖かった。
中央高速は9年ぶりで懐かしい。
勝沼ICで降り、ほったらかし温泉には、3時半に着いた。
そんな非常識な時間というのに、
温泉の入口には私たちと同じ願いの人間が数人いた。
眼下には甲府盆地の夜景がキラキラ輝いていた。


コメント
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