早いもので、もう2ヵ月たってしまった。
過ぎてしまえば早いが、
私としてはかなり辛かった2ヵ月でした。
よくいえば人間としてきたえられた日々でした。
1月21日次のような裏九想話を書き、
それを何人かの友人にメールした。
それ以後の生活は惨憺たるものでした。
また、機会がありましたら、くわしいことは、
書いていきたいと思います。
--------------------------------------------------------------
裏九想話 さよなら、作業所
どうしてこんなことになってしまったのか。
いや、かなり以前からこうなることは予測していた。
来るべきそのときが来たということだけなのだ。
昨夜、作業所の新年会があった。
所沢、志木、川越の通所者、保護者、職員30名ほどが参加した。
場所の設定予約はおれがした。女房が夜バイトをしている居酒屋だ。
過去2回は女房が料理などを運ぶ担当をしてくれた。
今回は、フラメンコ教室の先生追悼の会があり来られなかった。
通所者、職員が席順に自己紹介をした。
その中で今年の目標なども話した。
おれはこういうことが嫌いだ。
つくづく福祉の世界には合わない自分だと思っている。
ところが昨日、おれはなかなかいい話が出来た。
ま、福祉職員としてうまく“演技”ができたというわけだ。
2時間ほどで新年会は終わり、通所者は帰った。
場所を移して所沢の職員3人と理事長で飲んだ。
飲んでいろいろ話しているうちに、
理事長と口論となり、おれは、「辞めます」といい店を出た。
これですべて終わった。
今日は職員がおれだけの日だったので、責任上、仕事はしようと出勤したが、
理事長がいて「帰れ」という。
団地の駐車場まで帰ってきたが、さあ、家に入れない。
女房にも義母にもなんと話そうか、と苦しんだ。
女房には昨日の夜、メールで説明はしておいた。
近所の中央公園に行った。
そこのグランドのまわりを何度もぐるぐる回った。
煙草を何本も吸った。
梅の花が少し咲いていたので携帯電話で写真に撮り、ブログに送信したりした。
2時間ほど公園にいた。
女房に電話する。11時過ぎだというのにまだ寝ていたようだ。
昨日、かなり遅くまで先生を追悼していたみたいだ。
「ドドールで待っていて」という。
ドトールでコーヒーを飲んで20分ほど待っていると彼女が来た。
こまかいことは訊かない女だ。
以前から作業所のことは話していたので事情はだいたい理解していた。
「気分転換にどっか遠い所に車で行こうか」と呟く。
おれはあまり運転する気もしなかったが、拒否する理由もない。
車に乗っているうちに越生梅林でも行ってみようか、ということになった。
中央公園の梅がほころんでいたので、越生はどうかな?と思ったのだ。
しかし、越生梅林に梅の花は咲いていなかった。
「芦ヶ久保の道の駅に行きたい」と女房がいう。
そこからカーナビを設定して車を出した。
しかし、それからが大変だった。
秩父の山ひとつ越えて行くことになるとは想像もしていなかった。
かなり高い所まで車はカーナビに誘導された。
道路は狭く、所々雪が残っていて恐かった。
目の前を見ると、ハングライダーが飛んでいた。
なんでおれはこんな山登りを車でしているんだ、と悔やんだ。
仕事を辞めて、こんなところで夫婦で山から転落してしまったら、
心中未遂かと報道されてしまうではないか。
夫婦で冷や冷やしながらなんとか山越えは何事もなく終わり、芦ヶ久保に着いた。
道の駅をうろうろしてから帰路についた。
女房は車の中ですぐ寝てしまった。
おれはカーナビにCDをセットした。
姫神の「風の縄文」だ。
寝ていたはずの女房が「もっと明るい曲にすれば」という。
いいんだ。これが今のおれにふさわしい。
途中、あるドラッグストアに寄る。
女房は車で寝ていた。
その店には作業所でパッケージした野菜が置いてある。
広い店内の野菜のコーナーに行く。
ありました。おとといおれがやった野菜たちが。
そのなかで人参とジャガイモとキウイを買った。
どれも100円だ。
人参はLが3本、ジャガイモは500グラム、キウイは3個だ。
もう野菜のパッケージをすることはないんだな、としみじみ思った。
通所者の顔が1人ひとり浮かんだ。
車に戻ると女房が「何買ってきたの?」と訊く。
「作業所でやった野菜だよ」
「ヒサシくんらしいよ。私だったら辞めたとこなんてもう考えないよ」
そんな割り切りのできる女房の性格がうらやましい。
5時前に団地に着いた。それから2人で夕飯の買い物をパルコでした。
義母には仕事に行っていることになっているので、女房が先に家に帰った。
おれは車の中にいた。10分ぐらいで行こうと思っていたが、
義母にどう切り出そうかと考えたら、ずるずると1時間も車にいた。
どうでもいいことをぐだぐだ書いてしまいました。
すんでしまったことより、
明日からのことを考えなくては…。
過ぎてしまえば早いが、
私としてはかなり辛かった2ヵ月でした。
よくいえば人間としてきたえられた日々でした。
1月21日次のような裏九想話を書き、
それを何人かの友人にメールした。
それ以後の生活は惨憺たるものでした。
また、機会がありましたら、くわしいことは、
書いていきたいと思います。
--------------------------------------------------------------
裏九想話 さよなら、作業所
どうしてこんなことになってしまったのか。
いや、かなり以前からこうなることは予測していた。
来るべきそのときが来たということだけなのだ。
昨夜、作業所の新年会があった。
所沢、志木、川越の通所者、保護者、職員30名ほどが参加した。
場所の設定予約はおれがした。女房が夜バイトをしている居酒屋だ。
過去2回は女房が料理などを運ぶ担当をしてくれた。
今回は、フラメンコ教室の先生追悼の会があり来られなかった。
通所者、職員が席順に自己紹介をした。
その中で今年の目標なども話した。
おれはこういうことが嫌いだ。
つくづく福祉の世界には合わない自分だと思っている。
ところが昨日、おれはなかなかいい話が出来た。
ま、福祉職員としてうまく“演技”ができたというわけだ。
2時間ほどで新年会は終わり、通所者は帰った。
場所を移して所沢の職員3人と理事長で飲んだ。
飲んでいろいろ話しているうちに、
理事長と口論となり、おれは、「辞めます」といい店を出た。
これですべて終わった。
今日は職員がおれだけの日だったので、責任上、仕事はしようと出勤したが、
理事長がいて「帰れ」という。
団地の駐車場まで帰ってきたが、さあ、家に入れない。
女房にも義母にもなんと話そうか、と苦しんだ。
女房には昨日の夜、メールで説明はしておいた。
近所の中央公園に行った。
そこのグランドのまわりを何度もぐるぐる回った。
煙草を何本も吸った。
梅の花が少し咲いていたので携帯電話で写真に撮り、ブログに送信したりした。
2時間ほど公園にいた。
女房に電話する。11時過ぎだというのにまだ寝ていたようだ。
昨日、かなり遅くまで先生を追悼していたみたいだ。
「ドドールで待っていて」という。
ドトールでコーヒーを飲んで20分ほど待っていると彼女が来た。
こまかいことは訊かない女だ。
以前から作業所のことは話していたので事情はだいたい理解していた。
「気分転換にどっか遠い所に車で行こうか」と呟く。
おれはあまり運転する気もしなかったが、拒否する理由もない。
車に乗っているうちに越生梅林でも行ってみようか、ということになった。
中央公園の梅がほころんでいたので、越生はどうかな?と思ったのだ。
しかし、越生梅林に梅の花は咲いていなかった。
「芦ヶ久保の道の駅に行きたい」と女房がいう。
そこからカーナビを設定して車を出した。
しかし、それからが大変だった。
秩父の山ひとつ越えて行くことになるとは想像もしていなかった。
かなり高い所まで車はカーナビに誘導された。
道路は狭く、所々雪が残っていて恐かった。
目の前を見ると、ハングライダーが飛んでいた。
なんでおれはこんな山登りを車でしているんだ、と悔やんだ。
仕事を辞めて、こんなところで夫婦で山から転落してしまったら、
心中未遂かと報道されてしまうではないか。
夫婦で冷や冷やしながらなんとか山越えは何事もなく終わり、芦ヶ久保に着いた。
道の駅をうろうろしてから帰路についた。
女房は車の中ですぐ寝てしまった。
おれはカーナビにCDをセットした。
姫神の「風の縄文」だ。
寝ていたはずの女房が「もっと明るい曲にすれば」という。
いいんだ。これが今のおれにふさわしい。
途中、あるドラッグストアに寄る。
女房は車で寝ていた。
その店には作業所でパッケージした野菜が置いてある。
広い店内の野菜のコーナーに行く。
ありました。おとといおれがやった野菜たちが。
そのなかで人参とジャガイモとキウイを買った。
どれも100円だ。
人参はLが3本、ジャガイモは500グラム、キウイは3個だ。
もう野菜のパッケージをすることはないんだな、としみじみ思った。
通所者の顔が1人ひとり浮かんだ。
車に戻ると女房が「何買ってきたの?」と訊く。
「作業所でやった野菜だよ」
「ヒサシくんらしいよ。私だったら辞めたとこなんてもう考えないよ」
そんな割り切りのできる女房の性格がうらやましい。
5時前に団地に着いた。それから2人で夕飯の買い物をパルコでした。
義母には仕事に行っていることになっているので、女房が先に家に帰った。
おれは車の中にいた。10分ぐらいで行こうと思っていたが、
義母にどう切り出そうかと考えたら、ずるずると1時間も車にいた。
どうでもいいことをぐだぐだ書いてしまいました。
すんでしまったことより、
明日からのことを考えなくては…。