雨の中のライブ

2002年09月22日 | 暮らし

ゲリラライブは、
雨のため中止という連絡が夕方あった。
この雨じゃやれないよな、と
朝から私と女房は話していた。

晩ご飯を食べ終わり、
のんびりしていた8時過ぎ、
女房のケータイがなった。
先生からの電話だった。
今からライブをやるということらしい。
誰も来ないけど、
ギターの男と2人でやるという。
女房は「私も行く」といっている。
私も九想話に書いた責任上ついていくことにした。

所沢駅には9時前に着いた。
改札を出るとギターの音が聴こえた。
左のほうにいました先生とギターのNクンが。
しかし、5分ほどしたら駅員が来て、
「ここではやめてくれ」という。
われわれは折りたたみのイスを持って移動した。
プロペ通りのデパートの前でやることにした。

デパートのシャッターの前に
先生とNクンがイスに坐り演奏を始めた。
女房と私は道路を挟んで傘を差して立っていた。
女房はパルマ(手拍子)を叩き、
ハレオ(かけ声)をかける。
プロペ通りを歩く人たちは、
ギターを伴奏にカンテをうたう2人を見、
こっち側でハレオをかけ、パルマをたたく女房を見る。
私といえばときどきデジカメを撮る。

沢山の人が通るが立ち止まる人はいない。
かなりの雨が降っているので無理もない。
1人の女の子がパルマをたたきながら通った。
フラメンコを知っているのか。
そのうち、3人の男の子が立ち止まった。
聴いてるのか休憩しているのか?

先生が「もうやめて帰る」というと、
その男の子たちが、
「もっとやって」などという。
先生は気をよくしてやることにした。
すると女房も踊り始めた。
先生はうたいながら踊った。
男の子たちが手拍子をしてかけ声をかけている。

先生はフラメンコのカンテのプロだ。
何もこんなところでうたわなくてもと思う。
面白い先生だ。
一度中止となっても呼ばれると来る
女房もおかしな女だ。
それについてきた私もバカな亭主です。




コメント
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