北山修

2001年10月02日 | ラジオ

先週の土曜日(9/29)の
「永六輔の土曜ワイド東京」(TBSラジオ)に、
北山修が出ていた。
私は中学、高校生のとき、
ラジオの深夜放送をよく聴いていた。

(今も聴いてるな。おもに「ラジオ深夜便」ですが、
 昨日のTBSの志ん朝のことを語る
 伊集院光がよかった。彼は噺家を志していた。
 TBSの食堂で小沢昭一と隣合わせになり、
 歳の近いディレクターは志ん朝を知らず、
 歳の離れた小沢と志ん朝を偲んだそうだ)

私の行った高校はつまらない人間ばかりで、
私の興味ある会話をするものがいなかった。
そのはけ口を、私は深夜放送に求めたのです。
その中で、
北山修のパックイン・ミュージックが好きだった。
私が興味ある話題を話してくれた。
北山は現在、どこかの大学の精神科の教授をしている。
今度、55歳の誕生日を記念してコンサートを開き、
CDを出した。
そのCDの中から「イムジン河」がかかった。
北山修のいたフォーク・クルセイダーズが、
「帰ってきたヨッパライ」の次ぎに、
レコードを発売しようとしたら、
発売禁止になってしまった曲です。
この曲、私はとても好きでした。
「ガッツ」という音楽雑誌に載っていた楽譜を見て
ギターを弾きよくうたっていた。
煎餅布団に寝ていた私は、
「イムジン河」を聴いていたら、涙が流れてきた。
なんでだ、と考えた。
久しぶりに聴いたということもある。
この曲がラジオで流れていた
中学から高校にかわる頃の自分が、
私の頭の中を歩いていたのです。
あのときの私が、なんの考えもなしに生きてきて、
今の情けない暮らしをしている。
そのくやしさだったのかな、あの涙は。
この“くやしさ”、私はなんとかします。

今度の「土曜ワイド」は、小沢昭一が出る。
これは何が何でも聴かなければならない。
小沢昭一は、私が“尊敬”するひとりです。

コメント
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