乾燥肌

2001年10月21日 | 健康・病気

私はこの何年か、冬になると乾燥肌で悩んでいる。
手足や股間、それに頭が痒くなるのです。
はじめはなんで痒くなるか分からなかった。
股間のものが痒くなるのは、場所が場所だけに困った。
なんかへんな病気になったのかと、思い悩んだ。
しかし、そういう病気にうつる行為もしてない。

3、4年前、覚悟を決めて皮膚科に行くことにした。
電話帳で調べ、ある皮膚科専門のクリニックに行った。
車で7、8分のところにあるところだった。
小ぎれいなそこに入ると、
待合室には患者は誰もいなかった。
ピンクの白衣(というのもへんだな)を着た受付の女性に、
「手足が痒いので来ました」といったが、
本当は、股間の痒みが一番の心配事だった。
診察されるとき、パンツを脱がないといけないのかな、
なんて考えながら、待合室のかたい長椅子に坐っていた。
ほどなく、診察室に入るように、
桃衣(と書くのもへんだ)の女性にいわれた。
診察室のしっかりした扉を開け中にはいると、
そこには、ピンクの白衣(やっぱりへんだ)を着た
30前の女性がいた。
そのひとが医者だった。
私は正直あせった。
この女医に股間を見せなくてはならないのか。
それを想像しただけで、下半身が妙になった。
「どうなさいました?」と女医がいった。
「手足と頭が痒いのです」というと、
女医は私の腕と足を出すようにいった。
私はまず、上着を脱ぎ腕を見せ、
それから太ももを見せるために、ジーパンを下げた。
そこを女医はあっさり診て、「乾燥肌ですね」といった。
「あと…、ここも痒いんです」
と指さしていうと、
「同じですよ。薬とローションをあげますから、
 それで治りますよ」
と、なんてことない口振りでいった。
「乾燥肌っていうんですか、これは」
「そうです。これからは、体を洗うとき、
 石鹸やシャンプーを使わないで下さい」
「何で洗うのですか」
「水だけで洗って下さい。石鹸やシャンプーを使うと
 体の油脂成分がなくなってしまうのです。
 若いときはいいんですが、歳をとるとだめなんです。
 それで乾燥肌になってしまうのです」

私はそれからも、毎日ではないが、
石鹸やシャンプーを使っていた。
なんかそれらを使わないと洗った気がしなかった。
それで毎年乾燥肌になってしまった。
でも、今年はやめます。
夏は汗だらけで、水だけというわけにはいかなかったが、
10月からシャワーを浴びて、手で洗うだけにしている。
今年は、水だけにして、私の体の油脂成分を守ろう。
でも、1週間に1度は石鹸、シャンプーを使ってしまう。
これで今年も乾燥肌になったら、
来年は、ずーっと水だけで洗おう。
むかしは、誰も水というかお湯だけで洗っていた。
それが自然なのかもしれない。

コメント
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