pure's movie review

鑑賞した映画の感想です。

20世紀少年<第2章> 最後の希望

2012-06-19 23:45:12 | 邦画



2008年 日本作品 139分 東宝配給
STAFF
監督:堤幸彦
脚本:長崎尚志 渡辺雄介
脚本監修・原作:浦沢直樹
CAST
豊川悦司 常盤貴子 香川照之 黒木瞳 平愛梨 藤木直人 木南晴夏 小池栄子 ユースケ・サンタマリア


お~~お~~~お~~~!!ついていけたぞ、第2章。原作よりはシンプルで分かりやすい。
それに3部作ってうまい分け方だ。原作だと唐突な時代や舞台の変化も、こうやって区切られることで違和感なく受け入れられる。

大物俳優、アナウンサー、芸人と、前作に引き続き豪華なキャストだけど、コレという主役がいない今作。
ケンヂの唐沢君もいないし、トヨエツもずっと出ているわけではない。
敢えて言うなら、カンナの平愛梨だけど、主役と言うには正直力不足。唯一違和感あるキャスティングだし。
そんな状態で139分もの長編を支えられるのかと思ったけど、その心配は無用でした。
特筆すべきは、小泉響子の木南晴夏。マンガそのまんま。顔はもちろん、落ち着きの無い行動やへっぴり腰の姿勢もそのまんま。
やっぱりこの映画は、マンガから飛び出したようなキャスティングが一番面白い。

浦沢さんがここまで作り上げたストーリーもすごいけど、それを忠実に再現している映画の製作サイドもすごい。
浦沢さんが作り出した話はある意味、ひとりよがりで、理解し難くて、不気味。
実際、一緒に原作を読んだ夫は「くだらない話だ」と言ってました∑(´□`;)エ~身も蓋も無い…。
けれども私は好きなんだな。
私はケンヂよりも若い世代だけど、すべてが懐かしい。
あの昭和の町並み、子供の遊び、子供の想像力の豊かさ、子供の無邪気さ、陽気さ、残忍さ…。そしてそれらが大人になっても色褪せない思い出であること。
そんな懐かしい感覚をうまくサスペンスに結びつけるだなんて、なかなか出来ないことだと思う。
でも万人にウケる話ではないことも十分分かる。
それなのに、芸能界のベテランや大物俳優が寄って集って参加し、真面目にこの作品に貢献してくれていることが何だか嬉しい。
ん~、なんか変な感想になってしまったけど、そう思ったんです。

エンディングは原作と違うらしいですが、どうなるのでしょうか?
まさか「ともだち」の正体すら違うのかな?楽しみです。ヾ(≧∇≦)〃


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ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女

2012-06-19 17:48:52 | アメリカ映画(な行)



2005年 アメリカ作品 140分 ブエナビスタ配給
原題:THE CHRONICLES OF NARNIA: THE LION, THE WITCH AND THE WARDROBE
STAFF
監督:アンドリュー・アダムソン
脚本:アンドリュー・アダムソン クリストファー・マルクス スティーヴン・マクフィーリー アン・ピーコック
原作:C・S・ルイス
CAST
ウィリアム・モーズリー アナ・ポップルウェル スキャンダーケインズ ジョージー・ヘンリー ティルダ・スウィントン ジェームズ・マカヴォイ 


このシリーズ、この1作目だけは映画館で鑑賞したけど、2作目以降はまだ観てなかったな~。有名なシリーズだし、おさえとこう!と思ってDVDを借りてきたわけだけれども、ダメだぁ\(||_ _)/ 
何度も挫折しそうになりながら、4時間くらいかかってしまった。
そうだった、劇場で鑑賞したときも嫌気がさしたんだった…。2作目以降もこんな調子なのかな、イヤだ…。

ファンタジーが元々それほど好きじゃないと言ったって、「ハリー・ポッター」と「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズはそれなりに楽しめました。
これだって負けず劣らずの壮大なスケール感なのに、全然入り込めない。
その要因を挙げてみると…

①前もって謝っておきます人( ̄ω ̄;) スマヌ でもこれが一番大きな要因。

主人公の4兄弟、もう少しカワイイ子役を揃えられなかったのか?

あまり外見については言いたくないものの、これは正直ひどい。
演技は上手いのか?と言われても、それほどじゃないし。生意気そうな顔つきそのもの。
突然、壮絶な運命に振り回され、その中で成長をするというのがファンタジーの主人公の役目なのだけれども、この兄弟はちっとも応援したくならない。
特に女姉妹ね。
どんな素晴らしいCGや、悪役の魔女のティルダ・スウィントンの迫真の演技をもってしても、作品にのめりこむことは出来ませんでした。

CGの動物たちだけがカワイイ!(≧∇≦)b
子供が主役の映画でここまで子供に嫌悪感を抱いたの、初めてだわ。

②…んー。
リスト形式で挙げていこうかと思っていたけど、①に尽きるかも。苦笑
とにかくキャストだよね。これがせめてルーシーだけでもダコタ・ファニングの子役時代のようなかわいい子だったら、一気に評価はあがったと思う。

2作目からは気が向いたら観ます…。

【字幕翻訳:松浦美奈】


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