生きる

一度しかない大切な人生!
自然の中に身をゆだねて、めぐり合ったもの達と、毎日を静かに、楽しく過ごしたい!

かわせ運命 90

2019-05-30 15:25:40 | あの空に太陽を 68

スヒ、なぜここへ来たの?怒鳴る。慌てるパン氏、話があって来た。来なさい!向こうへ行って話しましょう!とスヒ。階段下へ連れて行きます。オモニ!呼びかけるシウ。私が行ってきますとジナ。そっとついて行く。出国する約束で金を渡したでしょう?捕まって服役したら金なんて意味ない。それに外国なんかに行ったら、言葉が通じないで、一人で暮らせない。意気地ないのね。シウに何の話できたの?俺たちのためにナムジンに証言するように頼んでくれと言いに。ナムジンは駄目と言った。だからシウ君にナムジンに頼んでもらおうと思ったんでね。元と言えばあんたが私の子を攫ったから、こんなことになった。わざとじゃない。赤ん坊の足に書いてあった名札を確かめたから。産院側のミスだ!私、シウのオペすんだら自首するわ。だから二度と来ないで!そうしたら俺は逮捕されて、又10年服役になる。いっそ服役したほうがいいわ。今度シウの所へ来たらあなたを脅迫罪で訴えるから!帰ろうと、階段を登ろうとすると、ジナがいるのに気づきます。二人廊下のベンチに腰掛けて、ジナ!お義母様!つまりナムジンがお義母さまの息子?天罰が下ったのね。信じられない!理事が知ったら、ショックを受けるわ。シウには言わないで。症状が悪化する。シウは私が育てて来た子、命より大切と思っている。わかっているでしょう、シウは何と言おうと私の息子!

二人病室へ戻る。オム二!スヒ、シウの手を握る。あなたがいて本当に良かった。帰って行くスヒ。目覚めたシウ、オモニは? 会社へ。チョ理事に会社の業務を引き継ぐために。パンが母を脅迫したんじゃないのか?オモニはあなたのオペが済んだら服役すると。ナムジンが証言すれ母は助かるんだな?ナムジンに頼もう。証言を?その代わり俺は後継者の座を降りる。もともとナムジンが継ぐべきだったんだから。いいな?勿論あなたさえ傍にいてくれれば。所でパン氏はナムジンの実母の話を?そうでしたか?私は気づかなかったけど。さあ寝てください!

スンジュとスヒ会社の廊下すれ違う。辞任されるなら、家で過ごされたら?あなたには関係ない!DNAの結果を見せて、ナムジン母だと会社に宣伝するつもり?なぜ食って掛かるの?ナムジンを守る立場だから。私が許しを請うのはナムジンとシウよ!あなたが出る幕じゃない!罪を償うわ!刑務所で罪を償いながら、二人の幸せを祈るわ。謝ればナムジンが許すとでも?あの子の事はわからない。でも私がビルの屋上から飛び降りようとした時止めたのはあの子よ。こう言われたの、実の母が子の目の前で死ぬのなんて駄目!あの時自分が何をすべきかわかった。今更母親ぶる気?いいえ、今まで出来なかったことをしてあげたいだけ。

スヒ、秘書に、江南のビルと土地の名義変更をしたいの。贈与税について調べて!常務室へ。

常務室  チャン室長来る。後継者争いを降りるのか? 結果にこだわる必要なくなった。それじゃ、君は経営権めぐる戦いからおりろ。そのつもり。30年間育てた子より、離れていた子の方に何かしてあげたい。

ホ弁護士の部屋  亡くなった会長の弟のチョ理事がホ弁護士の所へやって来ます。何と?入れ替わったと?全く信じられない!シウがそばにいるのに、探し続けたのか!兄は後継者争いに望みがあったと?それは何だ?ナムジンは人扱いが優れている。寛容な経営者になる。一方シウは事業を進める才能にたけ、事実上責任者になるのに適している。二人で協力し、発展させるようにと。とホ弁護士。なぜ兄は1年間もコンテストを?ナムジンは経営実力を試し、シウは思いやりを育てる必要あると。出生が分かった以上、シウを後継者にすべきでは?ナムジンが勝っても、シウに経営権を譲るかも、とホ弁護士。

第二グループ  売り上げが伸びているなあ、とナムジン。嬉しそうです。

病院 ナムジンの部屋  スヒがやって来る。どうしてここへ? 妊娠していた時、焼き芋ばかり食べていた。焼き芋の入った袋を手渡そうとするスヒ。いりません。私といては気まずい?気楽ではない、とナムジン。オペが終わったら、私出頭する。江南の土地とビルをあなたに譲ろうと。いいや、その必要はない。僕には負担だ。その時スンジュ来る。ナムジンにお願いがあって、とスヒ。帰って行くスヒ。お願いなんて、何様のつもり?不機嫌な顔をするナムジン。

ナムジンの家  ヤンさん、どうしたの?とホ執事。私、ナムジンのオペが済んだら、外浦へ帰ろうと思うの。何で?とホ執事。産みの母がいるのに、私がここにいたらおかしいでしょう?30年育てたのよ、それにナムジンはスヒを受け入れない!とホ執事。でも親子よ。血は水より濃い!グムスンが尽くせばナムジンは受け入れるわよ。ナムジンが常務を受け入れたら寂しくない?寂しいわ。でも仕方ない、とスンジェ。

病院 シウ寝ている。ジナ、思い出している。時が来たら伝えると言ったスヒの言葉、私が夢で見たのはお義母様だったのね。理事と私は不思議な縁がある。もし誘拐されたのが、あなただったら?7歳であなたと会った。幼馴染になったでしょう。それでも私はあなたを愛したかしら?ため息をつくジナ。その時目を覚ましたシウ、どうしてため息を?なんでもない。病気の夫と夫婦になって、後悔しているのか?いいえ、とジナ。心配しないで。君とウジン残して死にはしないから。ええ。

ナムジン病室  焼き芋を見るナムジ。スンジュ来る。オペ前に差し入れなんて!とスンジュ。俺は子どものころから、焼き芋が大好きだった。キムチと一緒によく食べた。家にはいつも芋があった。よく食べた。私の母は私がお腹の中にいた時、西瓜ばかり食べたけど、私は西瓜は好きでない。常務を気の毒に思えた。目の中に様々な感情が見えた。空しさ、罪悪感、恐れ。もう寝ましょうとスンジュ。私が下の簡易ベッドで寝る。怒っている? あなたではなく、この状況に腹が立つ。スンジュの手を取り、怒らせてすまない。これから気を付ける、と言うナムジン。

オペ日です ベッドに寝て運ばれる二人。泣いているスンジェ。母さん、頑張るからとナムジン。母は?とシウ。君の姿を見るのが辛いと、チャン室長。ゆっくり眠って下さい、とホ弁護士。泣かないで、母さん!俺はいつも母さんの息子だから。そうね、頑張って!

スヒ廊下の隅の、誰にも気づかれないところで見送りながら、泣いていました。ナムジン!シウや!