黄金のリンゴ

枯葉剤で神経を侵されているジョンギュは頭脳は確りしていて父の会社を受け継ぎ社長をしています。サウジアラビアに社員を派遣しているのですが、彼らには特別手当を支払っているはずなのに、専務が自分の懐へ入れていたことを帳簿から発見したジョンギュは彼を首にしてしまいます。ジョンギュの妻はこの専務と良い仲になっていたのです。彼女と離婚した社長、治療のためにアメリカに行く日が近づいていました。

キョンスクの弟キョングは昔の同級生で恋人のホンヨンが見合い結婚を強いられているの見て、友人から車を借り二人で駆け落ちします。怒った父チョン大将（国会議員パク氏の妹が妻）、人を雇って探し、居場所を突き止めホンヨンを連れ戻します。キョングはボカボカに殴られます。チョン氏はキョングを亡き者にしようと当時共産主義者を排除して殺す情報部にキョングを引き渡そうとします。キョングは常に誰かに後をつけられているのに気付いていました。


このドラマは月、火の週2回です。今まで録画が溜まっていたので一気にお話ししました。

黄金のりんご

殺された継母は、実は国会議員に立候補して、選挙戦真っ最中のパク氏が彼女と不倫したことをネタにたかって来たので部下に殺させたのをキョンスクの父に罪を着せ獄中死させてしまった張本人だったのです。彼の息子ジョンギュはそれを知っていて父を憎み家にも寄り付かず、挙句の果て軍人として志願しベトナムに行ってしまいます。彼は実はキョンスクと相思相愛でした。
ベトナムから帰国したジョンギュは他の女性と結婚して男の子をもうけますが、ジョンギュが後に枯葉剤による後遺症で神経を侵されてからは嫁は家に寄りつかないのでした。
そしてこの治療はアメリカでしか出来ないとの医者の勧めで一人渡米することになります。

キョンスクの弟、長男のキョングはジョンギュの従妹に当たるホンヨンと相思相愛なのです。田舎の小学校の同級生でした。彼女の父はジョンギュの母の弟であのクムシルを養女にした一家です。しかしホンヨンは父から見合いをせよと言われ仕方なくしますが、相手に気に入られどうもその男性と結婚しなければならない羽目に陥っていました。

弟の次男、DJのキョンミン、なかなかの遊び人ですが、どうもあのクムシルがほれているようです。

ある日キョングは父を獄中死させた元刑事の男に出会い、彼を散々痛めつけ、警察から追われる身になっていました。
それを知っているキョンミンの幼馴染の警官スンシクは、どうしたもんかと悩みますが、父から決して事実を言うなと言われてしまいます。

黄金のりんご

キョンスクは知り合いの水商売の女性に賄いや、従業員の世話をする代わりに上の弟を大学まで進学させてあげる、また田舎の祖母と下の弟の生活費も送れるように給料を出すとの申し出を受け、ソウルへと出て行きます。

大人に成人した姉弟たち。弟は大学で常に一番の優等生。ギョンスクは懸命に働きます。
祖母も亡くなり、弟はソウルに出て来てDJをしています。義理の妹クムシルは議員の妻の弟の家族の養女に貰われ裕福な暮らしをしますが、亡くなった母の遺伝でしょうか勉強嫌いの遊び好きな高校生になっていました。
キョンスクの弟キョングは、父が逮捕されたときの資料を集めていて、姉に時効になる前にかならず犯人を捕まえるといいます。
下の弟キョンミンは遊び好きな青年になっていました。歌手志望なのですが売れずにDJで何とか食い扶持をえていました。
ある日昔の幼馴染スンシクに出会います。彼は警官になっていました。彼の父は昔キョンスクの父が殺人罪で逮捕されたとき証人として呼ばれたのですが、拷問に会い犯人だと嘘の供述をしたことに罪悪感を持っていました。そしていつか必ず真犯人を捕まえると決心していたのです。今は建築現場の監督をしています。久しぶりに会った恩人の息子ギョンミンを抱きしめその決心を強くします。
風来坊で家も金もなかったギョンミンは安住の場所を得て嬉しくてたまらないのでした。

キョンスク（パク・ソルミ）


兄弟姉妹

黄金のりんご

見始めました。
1960年代の韓国の田舎、リンゴ農園を営むキム家に再婚相手としてやって来た子ずれの妻。
ある日この妻が村の有力者と浮気している現場をキム家の子供が見てしまう。
この再婚相手の妻はある日湖に遺体で見つかるが、夫キム氏が犯人として逮捕され、散々痛めつけられた挙句獄死してしまう。
女主人公キム家の長女キョンスクは父の疑いを晴らそうと必死に犯人を捜して行くと言う物語。
まだ子役たちが活躍しているが、成人後はヒロインをパク・ソルミとキム・ジフンが演じている。

済州島

まだ美しい人生のドラマを引きずっています。
済州島について調べていたら、済州島四・三事件と言う言葉に出合いました。
済州島は韓流ドラマでも出て来ますが、罪人が送られる島として長らく本土からは扱われてきました。
。そのような状況下で済州島は独立を願い独立運動が起こりました。その運動を阻止しようと南朝鮮が右翼たちを済州島に送り弾圧をしたのです。そして島民の多くが虐殺されました。この事実は長らく政府によって伏せられてきたそうです。

済州島は昔から風と石と女が多い島として知られて来ました。ドラマの中でも度々かなり強い風が吹いていました。
あちこちに石も沢山出て来ます。

この事件は1948年4月3日に起き、1957年までに島民の実に8万人が虐殺された。
朝鮮政府はこの事件を長らくふせていたが、盧泰愚大統領の時代に公式に済州島民に謝罪した。
悲しい歴史があった事を全く知りませんでした。
済州島に行った時も全く知らず、今度行ったら尋ねてみましょう。


虐殺されるのを待つ島民


4.3事件記念館

島民の中には日本へ逃げた人々もいて、その多くは大阪に住み着いたとあります。在日韓国人ですね。
又虐殺された遺体は海に放り込まれ日本に流れ着き、その遺体は対馬の寺院に今も安置されているそうです。