俺は名前を見て誘拐した。足につけた名札を見て。間違えたなら産院が間違えたのだ、とパン。金のために誘拐をするなんて、あんたは生まれたこと自体が罪なんだ！罪を憎んで、人を恨まずだろう？なあ？助けてくれ！ナムジンが受ける衝撃の大きさを考えて、死にたくなる、とスンジェ。
ナムジンが誘拐したのがパンだと知ったらショックを受ける。その時入って来たナムジン、僕はもう知っています。おじさんには更生してもらいたい。理事会で常務が辞任を申し出た。食事を頼む。シャワーを浴びて来るから。わかったとスンジェ。俺にも食事を？何言ってるの、常務が帰って来たら一番困るのはあんたでしょう？早く帰りなさい！
食事をするナムジン、何となく落ち込んでいるスンジェを見て、ごめんよ、母さん！何もしてやらなくて。今後改めるよ！ホ執事、落ち込んでいるスンジェを見て、感傷的になっているのよ。あなたのくれた宝箱を開けて、母の日にくれたカーネーション、手作りのブローチ見たりして、と気配りをします。家族を見つけてあげていたら、あんたをこんなに苦しめなくてすんだのに！とスンジェ。苦しめるなんて言うなよ。母さんの息子で幸せだった。実の母が聞いたら悲しむわ。いつか俺が天国で産みの母に会ったら謝るから。ナムジンは実の母に会えたらどんな話をするの？うーん、俺を産んだ時の話が聞きたい。俺を産んで幸せだったか？いなくなった時悲しかったか。その時スヒが帰宅し、別室でその会話を聞いていたのです。部屋に入って来たスヒ、お食事は？とホ執事。ナムジン君のせいで長年の職を失ったのに、食事どころじゃない。いい加減にしなさい！全て自分のせいなのに！なぜ、ナムジンを責めるの？きっと後悔する！どんなに悔しんでも悔しきれない程、とスンジェ。悔やむことをしたことない。いつも最善を尽くした。この信念は変わらない。その時スヒに電話がかかります。それはジナからの焦った声の電話でした。オモニ大変！シウが！ぺニシリンの副作用で苦しんでいる。すぐ行くわ。その電話を切って倒れそうになるスヒを、抱きかかえようとするナムジンの手を振り払らうスヒ。僕が送る。構わないで！一人で行ける。なぜそんな態度を？素直に聞くべき！ナムジンが心配していいるのに、とスンジェ。車を出しておく、暖かいお茶を飲んでくださいとナムジン。ホ執事、スヒにお茶を上げる。副会長の奥様もペニシリンの副作用で大変なことになったことがあった。キットするスヒ。
車の中 ナムジン運転していく。ペニシリンの副作用？と思い出している。そんなはずはない！偶然だわ。来週には移植オペが出来るから。もう何度も意識を失っている。かなり弱っているのに、私を追い出し、善人面してオペてやると！そんなに僕が嫌いか？そうよ！大嫌いよ！憎くてたまらない！黙って運転しなさい！
病院へ 容体は？注射で眠りました。ペニシリンの副作用は人によってあるとか。明日から薬を換えると。こんな作用は今回が初めてだと医者が言ってました。わからなかったと。すぐにオペをするからとジナにナムジン。有難う。あなたはお酒を飲まないからとナムジンに。スヒ、あなたはお酒が苦手？はい、アルコール分解酵素が少ないそうです。私と同じと心の中で考えるスヒ。決心てくれてありがとう。初めてお礼を言うスヒ。お礼するわ。お礼などいらない。ジナさん、身重だから、あなたは家に帰りなさい、ナムジン君に送ってもらって！帰宅したジナ。ナムジン、常務に大事にされていてよかった。シウを産んでくれた人だから尽くす、と言うジナです。
病院 シウのベッドの布団に顔をつけて転寝をするスヒ、夢の中にシウの産みの母が、恨めしそうにスヒを見ている。驚き叫ぶスヒ。母さん、そんな寝方をするから、夢を見るんだと言うシウ。母さんにどう恩返ししたらよいか。聞いたよ、辞任したと。あなたが復帰したら辞める。引継ぎがあるから。ジナは？とシウ。身重だ帰らせた。
会社 第二グループ スンジュの発案で、デザインを学生用に換えて、以前のように学校へ売り込むことにします。
ホ弁護士の部屋 イ課長行く。相談があります。第1グループが服を買い占めて、倉庫に保管していると言う話をご存じか？はい、知っています。それは第3次競争の成績を上げることになるのですか？はい、そうなります。とホ弁護士。自分が辞めることで不正が他の理事にはばれない。すべてが明らかになったら、ナムジンが止めるでしょう。ナムジンは君を兄のように慕っているのを知っています。これからはナムジンが苦しむと思う。支えてやってくれ！とホ弁護士。
チャン室長にスヒのユ秘書から電話があり、会いに行くチャン室長。なんだね？チェ常務が捨てろと言いましたが、ちょっと内容が…何だ？敗れた紙を見るチャン室長。顔色が変わります。何だ！アン・ナムジンとチェ・スヒは血縁関係！驚き顔が青くなる室長。これは俺がもらっておく。君は絶対この事を口外しないように！そう言って、慌てて去って行くチャン室長。
帰宅したスヒ、ホ執事に、ナムジンの実の母は本当にペニシリンの副作用が？ええ、そうでした。ナムジンはお酒に弱い体質？スンジェ、ええ！学生時代に一度病院に運びこまれ、胃の洗浄した。いい加減に認めたら！ナムジンにも知る権利がある！ 産みの母が生きている、とホ弁護士がナムジンに出鱈目を言った。私の息子はシウよ！2日間も苦しんで産んだ子よ。否定してもい事実は変わらない。DNA鑑定を自分でしたら？とスンジェ。嫌だ！なぜ私が？チェ・グムスンさんの悪行の報いよ。その罪をなぜナムジンに負わせるの？ 後継者にしたいばかりに、実子と別れ、憎い敵の息子を30年間大切に育てた。それこそ報いよ。昨日あれほどナムジンが気遣ってあげたのに、これ以上ナムジンを苦しめないで！ナムジンはあなたの子。鑑定結果を見せられたはず！私の息子ではない！叫ぶスヒ。その時やって来たスンジュが聞いていたのです。ナムジンがチェの子？どう言う事ですか？