屋上に呼び出されたミリ、チェ代表とミリが話しています。スンヨン(生母がつけた名前)と呼ばないで!私を娘と思ったこともないくせに!よく聞いて!私はここを去らない!いやならあなたがここを去って!さもなければ親子だってばらしてやるから!
継母はチェ代表に呼び出され、ミリを留学させるように勧めます。その前に結婚させなければと言う継母。暗い気持ちで会社を出たソンジェ、テジュが気が付きます。なぜここに?娘と一緒に食事を。元気でしたか?勿論。その後顔を見せないから、気になって。又伺おうと思っていました。昼食を共にした同僚たち、どなた?とテジュに。部長のお母さんだ。皆驚いてあいさつします。近頃ミリがどうかしたかと思って。いいえ何もありません、とテジュ。仕事熱心で、何も心配ないです。そう、良かった。ミリをよろしくね。タクシーを拾ってあげるテジュ、喜んで帰って行くソンジェです。
母を探して、エレベーターが待ちきれず、階段を駆け下りるミリ。テジュもエレベーターを待てずに階段を登って行って、ミリに鉢合わせ。母を探しに!僕がタクシーに乗せたとテジュ。ほっとするミリ。チェ代表とのトラブルで閉口しきっているミリ。階段に座って、暗い気持ちをテジュの胸に顔をうずめて、何とか耐えていたのでした。
帰宅したソンジェに、弟が何処へ行ってきた?娘と昼食に。あんなことがあったから、と弟。あんなことって?いや、ミリのお母さんが会社に居るんだろう?そうだとしたら、ネットに流される。ミリの会社に行くのは姉さん良くない!
三女ミヘはいよいよ自分の家族をテーマにした小説を編集長、キム・ウジンの指導の下書き続けます。母ヘスクはやっと先が見えてきたと安心していました。ミヘは彼女を大学時代から慕うジェ・ボムに付きまとわれ、嫌気がさしていました。そして今はハンサムな編集長、キム・ウジンに惹かれかかっていたのです。それを察したボムは、この編集長の元に自分を雇って編集をさせろと就職を迫っていたのです。ボムはすでに脚本家として名を成していたのですが、ミヘを取られるのを嫌って、就職を申し出たのでした。ウジンのもとで弟子として働いている助手が、ボムを雇えと盛んに進めるのです。父の意志を継ぐのはいいが、それまでの収入はどうするのか?新人作家(ミヘ)だけでは稼げるか?と盛んにボムを雇うことを進めるのでした。
長女ミソンは姑が子供の面倒を見てくれなくなり、実母も腰を痛め、とても子供の面倒は頼めず、仕方なく、幼稚園の友人の母親に頼んで1日だけ面倒を見てもらいますが、そのあとをどうすればいいか困っていました。そんな時のある日、会社から帰ったミソンは、姑が陶芸家の先生と車の中で話をしているのを目撃します。姑は前からこの先生に好意を持っていたのです。しかも車の中で、陶芸家の男は姑の手を握っていたのです。驚くミソン。それに気が付いた姑は慌てます。その結果、何と口止めに孫の面倒を見る羽目になりました。笑いが止まらないミソンです。
代表室に呼ばれたミリ、代表はミリに、私にあんな母になってほしい?子供が全てで、何時までも子離れできない母に?それが全ての母の気持ちではないですか?とミリ。それで育ての親はお前に何をしてくれる?留学させられる?後ろ盾になれる?お前の事を心配してお前の輝きに涙する。そんな母を見て満足できる以外、お前を助ける何があると言うの?育ての親をこき下ろす実母チェ代表。私は母の愛のお陰でここまで来た。人生を甘く見ないで!とミリ。親の愛を当てにする年なの?と実母。私が育てなかったのは謝る。でも世の中は広い。ここで止まるの?野望を捨てないで!お前は野望を持ちなさい!アイビーリーグに入りたくない?(名誉ある高級クラブのようです)とチェ代表。世界を舞台にして活躍するタイム誌に出たくない?私はお前を手伝ってやれる。お前の後ろ盾になって助けてやれる有能な母よ!お前の望むことでは?それで育ての親よりあなたの方が良い親だと?本当に厚かましいわね!とミリ。あなたは私をソルロンタンの店の前に置去りにして、こう言った。少しだけ待ちなさい。ママが迎えに来るから、と言って。私の思春期に何をしてくれた?私の傍にいた?今更何よ!とミリ。申し訳ないと言えばいいの?甘やかされて育てられたのね。勉強が出来るだけで。私が実の母だと言うことを忘れないで!
夜、ミリはテジュの部屋に行きます。実は昼間代表室に行ってきた。代表は二人の仲を知っている。それで何か問題が?心配しないで、何かあったら、僕が責任を取る。カン・ミリの恋人で、僕にすべてを任せてくれ。毒蛇みたいな女よ!あの女は人間だと思えない。だから、HSグループに愛人として入った。あんな女のどこが偉いの?酒場の女と同じ。私は実力で頂点まで行く!見ていなさい!私の夢を、とミリ。
その夜、ソンジェの店に行くミリ。留学しないなら、結婚しなさい、と母。いいえ、母さんとずっと一緒に暮らしたい。そんなことしたら、お前の母に礼儀知らずなことすると言われる。そうしたら私のプライドが傷付く。私の事考えて失礼なことしないで、と母。
ミソンの舅はある日もう離婚しかないと考えていました。全く妻とはうまく行っていなかったのです。孫の面倒を見ないことでいら立っていました。トランクに荷物を入れて出て行こうと準備していたのですが、妻に下着が置いてある場所を聞こうとしたのにいないのです。変だと思って外へ出て行きました。妻はあの陶芸の先生から電話があって、マンションの外で会っていたのです。どうもこの陶芸の先生、金に困っているらしく、それもあって妻に言い寄っていたようです。自分の作った陶磁器を買ってくれと言ってきたのでした。盛んに手を握って迫ります。その時外に出た夫に見つかってしまい大騒ぎになります。ミソン夫妻も会社から帰宅してその場を見てしまったのです。怒った夫はそのツボを、何だこんな尿瓶みたいなツボと言って地面に投げ捨て、木っ端みじんになってしまったのです。ミソンたちが二人を止めようと必死でしたが。
会長の家 チェ代表、テジュが会長と話している。カンを中国支社にやる、と会長。数年かかる。お前みたいな若造と恋愛するより、自分のキャリアを大事にする人間だ。必ず私の提案を受け入れる。そうしたら僕も辞表を出してついて行きます。上司として尊敬しています。あなたと住む世界が違う。レベルも違う、とインスク。母さんに失望した。そんな人間じゃなかった。人格者だった。カンミリと何がしたいの?
中國から取引先の会社ワンウエイの女社長が会社にやって来ます。出迎えるミリ。ミリは中国語が達者なのです。ミリの事がすっかり気に入った女社長、会長と二人で話している時に、カン・ミリがテジュと恋仲であることを知り、大賛成だ。あの女性なら、テジュをうまく導いてくれる。両家の子女をもらうよりずっと会社のためになるとべたぼれだったのです。その意見に気をよくした会長はその話に乗り気になります。それを知ったチェ代表、大変なことになったと焦ったのでした。
結局、ミリは中国のワンウエイに出張で出かけます。ホンの数日でした。テジュは飛行場迄送って行きます。帰りは迎えに来るからと言って。
数日後帰国したミリ、飛行場の出口でメールが入って来ます。中を開けると、会社からでした。そこには何とテジュが常務取締役になったとあったのです。
結局チェ代表はテジュの身分を明らかにすることで、テジュとミリとの関係を切ったのです。