オー！ サムグァンビラ 17，18

ビッチェウンはスンジョンの手を引いてそのままその場を去っていきます。呆気にとられる生母ジョンオンでした。

家に戻った二人、スンジョンの部屋で話します。スンジョンはビッチェウンにどうあっても、ジョンオンはあなたの生母なのだから、母の家に行かなきゃ駄目だと言いますが、母さんはスンジョンしかいない！社長は母ではないと言って聞かなかったのです。悩むスンジョン。実はジョンオンがビッチェウンを産んだ時、相手の男はジョンオンの母、会長が気にいらないヤクザの男だったようです。それで子供は死んだことにしてスンジョンが育てろと命令したのです。（スンジョンはこの家の家政婦をしていた）そしてこの話は絶対娘ジョンオンには言わないようにと固く口止めしたのでした。ジョンオンは体が弱く、病気治療もあってそのままアメリカへ旅立ったのです。娘は死んだと思って。

会社を退職したビッチェウンはキジュが営む左官業に雇われます。懸命に働くビッチェウン。中々手さばきが良い職人です。キジュとビッチェウンの愛は深まって行きました。

記憶を失ったキジュの父、サムグァンビラの皆には親子であることは言わずに、キジュは面倒を見ていました。ある日キジュの父の会社の役員会でどうしても社長が出席しなくてはならない会議があることになり、キジュは必死に父ジェームス（ウン・ジョブ）に発言文言を書いて覚えさせ、従来の気難しい社長を演出させ成功しました。誰も社長が記憶喪失とは思いもしなかったのでした。

しかしある日、キジュの母ミンジェは、道を歩いていて元夫らしき男を見かけ追いかけますが、借金取りに追いかけられていると又妄想に襲われたジョブ（ジェームス）は隠れ難を逃れました。

弟ラフン、例の追いかけ回す女子大生チャ・バルンはラフンの部屋に入り込み、ラフンの部屋で寝泊まりしていました。ラフンは押し入れの中で寝て居たのです。まだ誰にも知られていませんでした。

さてあのサムグアンビラに入り込んでいるナロは、ビッチェウンを狙うのを諦め（キジュと愛し合っているのであきらめた）、狙いを社長ジョンオン義理の娘、ソアに乗り換えます。ナロには何かぐるになっているおばさんみたいな女が背後にいるようです。

キジュの母ミンジェは、ある日夫と思わしき男を見て後をつけますが、見失ってしまいます。

スンジョンの妹医者のマンジョンはビッチェウンと社長ジョンオンの血液鑑定をし、親子関係が成立していました。マンジョンはヒクセと愛し合うようになっていたのです。

ナロはソアに乗り換えて、狙いを定めようとしていたある夜、家に帰ろうとしていた時、暗い夜道から現れた男に声をかけられます。その顔を見たナロ、震えあがったのです。それは刑務所を出て来たパク・ピロンでした。よう！ナロ！アッ、震えあがるナロです。

雨の降るある夜遅く、ジョンオンがサムグアンビラへやって来ます。門に出たスンジョンとビッチェウン、ジョンオンはビッチェウンに、私の家に帰ってきて！と雨にびしょ濡れになりながら、涙ながら訴えたのです。

 

ォ―！サムグァンビラ 15～16

自分がＬKファッションの社長、キム・ジョンオンの娘だと聞いたビッチェウンは驚き、戸惑います。そしてすぐさま社長の家に行って確かめると言って飛び出していきます。そのあとを追うスンジョン。二人は社長の家の門前に来ますが、躊躇してどうしても呼び鈴を押せない二人。そのまま帰宅してしまいます。

次の日からビチェウンは会社に顔を出せなくなっていました。ただ一人道を歩いていると、車で通りかかった社長キム・ジョンオンがビチェウンを見付け、車を帰したジョンオンは、ビチェウンを連れて、今は死んでこの世にいない娘の墓へビチェウンを連れて行きます。そこに飾ってある写真は、ビッチェウンの赤ん坊の時の写真でした。ショックを受けるビッチェウン。悲しみに沈んで一人道をあるいていると、キジュに会います。2人はそのまま車でキャンプ場に行き、焚火をしながらただビールを飲んでいました。ビチェウンは誰にもこの話は出来なかったのです。

妹ヘドウンは、ＬKファッションの社長の子供の話をしているスンジョンとビッチェウンの話を立ち聞きして、自分がその娘だと思い込みます。そしてこれからはお金の心配もせず気楽な生活が出来ると内心喜んでいたのですが、何もかも偵察して嗅ぎだしているファン・ナロから、そうではないと聞き落胆します。キジュは、ビッチェウンが何を悩んでいるのか気になっていました。

ビッチェウンは一人ゴルフの練習場へ行き球を思いっきり打って憂さ晴らしをしていると、キジュの母、ミンジェ（ビッチェウンはキジュがミンジェの息子だとは知りません）がやってきて伝授します。そこで二人は仲良くなりました。

スンジョンはビッチェウンに早くジョンオンの所へ行って話せと言いますが、もう自分は死んだと思われているから駄目だと行きません。そして会社にも辞表をだして辞めると言い出したのです。

考えあぐんだスンジョンは、ある日電話でジョンオンに会いたいと言い、指定された喫茶店に行きます。そこでジョンオンにあなたが死んだと思っている赤子は実私が預かっている。そしてそれはビッチェウンだと告白します。驚いたジョンウン。大声でなんで今まで言わなかったと殴り掛かったのです。その時スンジョンが社長に会いに行ったと知ったビチェウンが駆け付けます。二人の様子を見て驚くビッチェウン。

オー！サムグァンビラ 13～14

ＬKファションの品評会成功を祝って行われた打ち上げ、チョン・ソア本部長は会社の部下たちにキジュを自分の恋人として紹介しようと、キジュの母親も来るからと言って呼びます。母を心配していたキジュは出かけて行きますが、母は来ていませんでした。返ろうとしたキジュを皆の前で紹介しようとするのを遮って、恋人ではない、友達だと言うキジュですが、それよりまえ来ていたビッチェウン、小耳にはさんでしまったのです。何となく嫌な感じがするビッチェウン。後で家に帰ったキジュがビッチェウンを外へ呼び出し、自分が愛しているのは君、ビッチェウンだと言いますが、聞かなかったことにしてと断ります。社長ジョンオンが娘の婿にと望んでいることを知ったためでした。落ちこむキジュ。

スンジョンは大奥様（LKファション会長）の家の家政婦を以前からしていました。昔娘ジョンオンがヤクザの男の子供を産み、それを無かったことにしようとその子供をスンジョンに渡し、娘には産んだ子は死んだことにして、スンジョンに育てるように命令し、仕方なくスンジョンがその子供を育てたのです。それがビッチェウンだったのです。勿論ビッチェウンは自分がもらい子だと知ってはいましたが、誰の子かは知りませんでした。

妹へドウンはスタジオの近くのコンビニでアルバイトを始めます。誰かが自分をスカウトしてくれるかもしれないと期待して。

弟ラフンは韓国一の大学を落ちたのですが、スンジョン達には合格と嘘を言い配達のアルバイトをしていますが、その大学の女子学生チェ・バルンに思われてしまい、つけ回され、ついに、バルンはサムガンビラの下宿人として入り込み、ラフンの部屋に忍び込んでいました。

そして前回で交通事故でスンジョンとファクセによってサムグァンビラにかくまわれた大会社の社長、キジュの父はアパートの居住者たちに知られることとなります。息子キジュは勿論皆に自分が息子であるとは言わないでいましたし、父ジョブも、自分はジェームスだと言って、全てを思い出せないでいたのです。

ある日社長がビッチェウンを仕事の帰りに送ってきて、途中で下りると言うビッチェウンを自宅まで送って来ます。それを知ったスンジョンが家に招き入れます。本当は社長とは学生時代の友人だったようですが、会長の家政婦をしている身で遠慮があるのと、社長の娘を自分の娘として育てている事への引け目もあり嫌だったのですが。お茶をして、ビッチェウンの部屋を見せてと言う社長。何となく自分とビッチェウンには似たところがあると社長は感じます。

ジェームスは皆に紹介されてから明るくなり、スンジョンの料理を手伝ったりします。その姿を見た息子キジュは驚いたのでした。医者に連れて行きますが、特に異常はないとまで言われてしまいます。ある日、本にはさんでおいた押し花を見つけたジェームスは、その花びらを吹きます。その様子をみたスンジョンは、同じことを昔恋人とやった時のことを思い出しはっとしたのでした。

ある日社長キム・ジョンオンは娘ソアに、昔亡くなった自分の子供の写真を見せます。その写真は、ソアがビッチェウンに、見せろと言って子供時代の写真をみたのと全く同じだったのです。

スンジョンは、ついに決心してビッチェウンに、あなたはジョンオンの娘だと話します。驚いて蒼白になるビッチェウン。

 

オー！ サムグアンビラ 11～12

意識が戻ったウン・ジョブ、しかし記憶を失っていました。スンジョンも過去に似たようなことがあったのは思い出しますが、その意識を失った男がそうだとは気付いていなかったのです。兎に角いつまでも病院にいるわけにも行かず、居候のファクセを呼んで、家に連れ帰ります。家族には内緒で。ファクセの部屋にかくまったのです。まだ誰も気づいてはいませんでした。

弟ラフンに夢中になった女子大学生、チャ・ベルイ、男友達を使ってサムガンビラに入室して来ます。ラフンと同室でよいと言って。そして願いかなって、ラフンの部屋に入り込み、ベッドにもぐって隠れていました。ラフンは勿論まだ知らないでいました。

次女マンジョンは未だトロットのダンサーの試験に合格していなかったのですが、家族には内緒で受かったことにしていたのです。ある日ある会社からマンジョンにオファーがあります。これはサギだったのですが、弟ラフン、キジュ、ナロによって見破られ、何とか詐欺にあわずに済んだのでした。そして母スンジョンはマンジョンがまだ試験に合格していないことを知ったのでした。

ある日ＬＫファションの社長は、娘チョン・ソア本部長から赤ん坊の写真を見せられ、これは誰か？と聞かれます。その写真は社長室からソアが盗んだものだったのです。その写真を見た社長は、あなたがそれ持っていたの？それは知り合いの人の子供の写真と誤魔化して真実は言いませんでした。ビッチェウンはその前にソアから子供の時の写真を見せてと言われ、持っていた写真を見せますが、それは義母が持っていた写真と同じ人物だったのです。ソアはビチェウンが義母の実子と知りますが、義母には言わないでいました。

ＬＫファションでは、作品発表のファションショウが開かれます。招待されて出かけて行くスンジョン。しかしビチェウンが急遽モデルに駆り出されることになりますが、そのメイクを懸命にしてあげている社長とビチェウンの姿を見て、恐怖に落ちます。実の親子の仲睦まじい姿を見てしまったからです。あの子は私の娘。決して手放せないと。

キジュの母、チョン・ミンジェは家も買い、毎日きれいに着飾って遊びまわっていたのですが、、心のどこかに寂しさを感じていました。キジュは心配して医者に連れて行きますが、精神的に不安定だと言われたのです。

さてまだ記憶が戻らないウン・ジョブ、会社では社長が休暇を取って出かけたまま戻らないので、必死に行方を追っていました。スンジョンとファクセは必死に他の人に見つからないように注意していたのです。ある日ウン・ジョブは部屋を間違えてキジュの部屋の入り込み、キジュと母ミンジェの写真が机の上に飾ってあるのですが、それを見てただ微笑むだけ、そのままベッドで寝てしまいます。帰宅したキジュ、自分の部屋で寝て居るらしい男の布団をはぐと、何と父ウン・ジョブがそこで寝て居たのです。なんで父さんが！驚く息子キジュ。