スチャンは益々イルラン(ヨニ)を追いつめます。何て小賢しい女なのだと心で思いながら。そしてヘジュは俺の子だろう?との問いにイルラン(ヨニ)はとっさに、お腹の子は戦火を逃げ惑う時に亡くなった。ヘジュは、実は家政婦ヨニの産んだ子だ。私がその子を盗んだのだ。だからヘジュは正当なミソン製菓の後継ぎだと言います。話を聞いて益々イルランの凄さに驚愕するスチャンでした。
ヨニは家政婦ヨニを何とか自分から遠ざけなければ二人とも共倒れだとスチャンに言い、彼女を見張るように頼みます。
映画館ではヘジュが忙しく働いていました。ガンウクの姿を映画館の前で見つけると、飛んで行って傷はどうか心配そうに聞きます。コンニムさんのおかげでうまく口もふさがり快方に向かっているとにこやかに話し合う二人をソノは遠くから見ていました。そしてガンウクがコンニムを好きなのをガンウクから告白されている手前、自分の心を言うわけにも行かずふさぎ込んでいました。(この息子ボンボンで、何となくか弱く、何でこんな男が学生運動なんかに参加したのか不思議です)
同居しているミソン製菓の工場長、コンニムの家に間借りしているカサブランカの女給が好きになり、デートしたりしているのですが、工場の彼の部屋にまでやって来て、とうとうそこに勤めているコンニムの義父が知ってしまいます。化粧品セールスをしているしている自分の妹がこの工場長に惚れているのですが、この事実を言ったものか悩んでしまいます。
さてスチャンは、家政婦ヨニがいる映画館の社長の家を見張りに行きますが、そこから自分の息子、ガンウクが出て来てヨニと親し気に話している姿を目撃し仰天。なぜ自分の息子がこの家にいるのか不思議に思うのです。