俺から別れた。飽きたから捨てた。僕はお前のものを奪いたかった。ヒョンガンも、この家も、ジナも。俺は30年前にすべて奪われた。全て奪われた？僕は何も手に入れてないとシフ。シウのすべてを奪おうとしているくせに！とスヒ。奪おうとしている？何も奪ってない！奪われたのはナムジンの方よ、とスンジェ。ナムジンは奪われたものを取り戻そうとしているだけ、とスンジェ。そんなこと許されない！あなたには絶対渡さないから、諦めなさい！とスヒ。30年前俺を誘拐しようとしたのを常務だとは思わない。人の親として出来るとは思わないから。そんな人間が平然と生きていては駄目だ、とナムジン。嫌な顔をするスヒ。
ジナは街の古びた安ホテルに宿を取ります。そして泣きながらシウとの思い出を思い返して涙していました。この先私のデザイはどう変わるのかしら？又昔のような暗い色に戻るのかしら？違うはず、私はまだ理事を愛している。そう言って二人の愛の結晶が宿っている自分のお腹に手をやりました。
シフ、ジナの実家に電話をしますが、ジナは帰っていないとの母親の返事。さっきナムジンからも電話があった。何かあったのですか？喧嘩したんですか？あの子はへそを曲げると電話に出ないと母。君は軽はずみの人ではないはず。なぜ黙っていた！どこにいる？一人悩むシフ。
ナムジン、会社で一人考え事をしている。そこへスンジュが出勤。朝から何を考えているの？一つ聞いてもいいかな？妊娠している母が、子供の父と母を説得、それでも駄目なら勝手に搔爬して消えるかな？大事な命を黙って中絶するなんて出来ないとスンジュ。やはりありえないな。まさかジナの話？中絶して消えるなんて考えられないとスンジュ。
スヒ、チャン課長と話している。私がどんな気持ちでジナを受け入れたと？本当にあきれるわ。コンテストが近いから困るんだとチャン課長。シウが心配、他のデザイナーを！でもジナが帰るかも、とスヒ。許す気か？と課長。
第一グループの部屋 ジナ、今日も休みか？ジナさんは辞めるから、その話はするなと課長。まだわからないとシフ。ジナさんのデザインは殆ど出来ているって言ってました、でもパソコンが開けないので。暗証番号が分からないから、とヨジン。シフはジナがアパートのドアーのカギ番号を聞いたとき、理事と付き合い始めた時の日時と言っていたのを思い出し、試み、開いたのでした。3次コンテストでは絶対我々第一グループが勝たなければならない。さあ！頑張ろう！とシフ。
サンヒョン課長、すべてを解決して中国から帰国。第二グループ一同感謝して歓迎します。中国のコネを総動員。お陰で中国でのコピー生産はストップした。社員の一人が、服の裏にラベルを貼ることにしたのでコピーを区別できます。よくやったと喜ぶナムジン。
ホ弁護士の部屋 秘書が調査結果を報告に来ます。カンオン洞の産院は閉業していてナムジンさんの当時の担当医師は30年前ですから、行方が分かりませんでしたが、幸い当時の看護師がみつかりました。今日午後に会います。おお！それは良かった。頼むぞとホ弁護士。
スンジュとナムジン ジナさんの事心配では？心配だ。何とかしなければと、スンジュ。今は忙しい。ジナを助けなかったら私が怒るから。ジナが選んだ道だ、だが中絶したと思うか？しないと思う。ジナは余程の事がない限り消えたりしない。シウのために消えたと思う。シウが解決すべき問題だとナムジン。
会社 シウ、スヒの部屋へ。捜索願は出したの？家族でないと出せないそうだ。私が誰かに頼もうか？いや、誰かが探しているとわかったら、また消える。突然消えて終わるなんて。彼女にとっては、僕はそれだけの存在だったのか？こんなことになるなら結婚届を出しておけばよかったとシフ。嫌な顔そするスヒ。
テシクはソニを相手に、ヨジンへのプロポーズの練習をしていますが、そこへやってきたヨジン、テシクがソニにプロポーズしていると錯覚して、怒って出て行ってしまいます。いくらそうではないと弁解しますが。
会社 夜の警備をしているチョルソン、スヒが部屋から出て来るのに出会います。チェ常務こんばんわ。会社で声をかけないで！ホ弁護士は簡単に諦めそうにないです。どうします？どう言うこと？ホ弁護士は、30年前あの産院で働いていた人を探しています。何ですって？見つかりっこない。安心できないですよ。妹の友達があの産院で看護師をしていた。そいつのお陰で無事誘拐が出来たんだ。口止めしなかったの？勿論金を握らせて口止めした。だがその様子を誰かが見ていたかもしれない。顔は忘れたはず。だがそれはどうかだ。俺の顔を覚えているかも。俺の顔は一度見たら忘れられない顔らしい。どうしろと言うの？便利屋の後輩を使ってその看護師を探す。着手金をくれ！現金で頼む。わかった。帰って行くスヒ。絞れるだけ金を絞りとって、あわやの状況になったらすぐずらかろう！
ジナのいたアパートへ？一人やって来るシウ。何処にいる？理由が分からない。今更消えるなんて！僕たちは終わりなのか？
ナムジン、車でスンジュをアパートまで送って行く。アパートの前で、提案がある。何？今度の通販番組の司会、君にやってもらおう。ええ！いやだ。この前もドキドキして怖かったもの。いやスンジュさんにはカリスマ性がある。それに人の心を奪う力がある！その時ナムジンの携帯が鳴ります。ジナからでした。ナムジン？私よ。驚くナムジン。今何処だ？スンジュも驚きます。