(前回と重複する部分があります。)
母ソンジェを自宅に連れ帰るミソンたち。抗がん剤で苦しむ母を見かねてと、家で死にたいと言う母のたっての希望だったからでした。嬉しそうな母ソンジェ。何かと気を使う弟ヨンダル。自分の家なのに何でそんなに気を使うと怒るソンジェ。全く病気を感じさせない母でした。
一方ヘミは会長が倒れたと知られたら、役員会でテジュが会長に選ばれ、追い出されると助言する兄ドジンに、会長が目が覚めないでこのままでいれば、自分は会長の妻なのだから、全く心配ない。浮気したこともばれないと言い、金を持って何処かへ逃げようと言う兄ドジンの言葉などは一切聞き入れなかったのです。
テジュは退院して自宅に戻ったソンジェを見舞いに行きます。ソンジェはテジュの手を握って、涙を流しながら一生ミリを愛してやってと頼むのでした。勿論です。オム二!テジュの言葉に安心するソンジェ。そして一度も行ったことのない海へ出かけたいというソンジェの言葉で、一家で海に出かけたのでした。家族が戯れる様子を嬉しそうに眺める母ソンジェ。死を前にした人とは思えないのでした。
ソンジェは三女ミヘの結婚をどうしても見届けなければならないと、ミヘを連れて結婚式場を見に行きます。その場所は昔の古い式場で、全く結婚式など最近は入らない古い式場でした。なるべく金をミヘに残してやりたいと思う母ソンジェ気持ちだったのですが。ミヘは気に入らず文句たらたらでした。前夜ソンジェはインスクから贈られた韓服のお礼がてら電話をします。あんな韓服で30年間ミリを育てた恩と思わないでと皮肉まで言うソンジェですが、私はもうそう長くないから、私が死んだら残った子供たちの面倒を見てやってくれと頼むのでした。二人ともに涙を流しながら。そしてあんたも結婚式に来てくれと頼みます。喜ぶインスク。
会長はオペを受けましたが、いまだに昏睡状態でした。看病するインスク。そこへ息子テホを連れてやってきたヘミ。何しに来たの?倒れた会長を放置しておいて!とがめるインスク。放置しておいたって証明できる?あんた追い出されたのに!どいて!どきなさい!威張り散らすヘミ。
テジュは父が意識不明なのに役員総会をして、自分が会長になるのは今は出来ないと言い、総会を延期します。しかし父を放置したヘミは放っておけないと言うテジュ。インスクも同じ意見でしたが、ヘミが記者にばらして記事を書かせたのですが、(ミリとインスクの親子関係を暴露したこと)その記事を書いた記者わかったのですが、それを発表することは、ヘミが浮気したことを発表することにもなり息子が母の浮気を知ることになると言うミリの助言でダメになります。
会長の病室 ヘミは兄ドジンに会長は目を覚ますことはない、だから私の浮気もばれない!このままでよいと話していると、インスク入って来る。ドジンとテホに部屋から出て行くようにと言うインスク。出て行く二人。浮気現場の写真をヘミに見せるインスク。記者にこの写真を見せるわよとインスク。構わないわよ。不倫?何が悪いの?若い私とこの年寄りと一生私に暮らせと?病気の世話をさせて、わがままを言って、息子迄生んであげたのよ。それに私があの年寄りを家に放置したというけれど、病院に移して目が覚めたの?良くなった?いつ死ぬかわからないのは同じでしょう?なんて厚かましい!驚くインスク。10年以上も一緒に暮らしてきたのにどうしようもない。その時です。会長が目覚めていたのです。驚くヘミ!
そしていよいよ結婚式の当日です。病人とは思えないソンジェ、やって来る客に愛想よく挨拶をします。宴もたけなわになった時、飛び込んできたジェボム、驚くミヘとヒジン。ジェボムは振られた悲しい歌を音痴も良いくらい外して歌ったのでした。それから踊りが始まります。ソンジェも踊ります。その夜、ミリも義母の家に泊ります。その時新婚旅行に行くはずだったミヘが入って来ます。驚くソンジェ。どうしても今夜は母さんと寝たかった。初夜なのに悪いじゃないというソンジェの言葉も受け入れず、ミソン、ミリ、ミヘの3人は母ソンジェを真ん中に一緒に寝たのでした。夜目覚めたミソン、母が韓服を着て、鏡に向かって口紅を塗っているのを見たのです。母さん何しているの?父さんに会いに行くので化粧をしているの。その色母さんには似合わない、と言って塗り直してあげるミソン。翌朝一番先に目覚めたミソン、母の様子がおかしいのに気づきます。そうです!あの化粧はミソンの夢だったのです。母は冷たくなって動きませんでした。声をあげて泣く3人の娘たちです。