生きる

一度しかない大切な人生!
自然の中に身をゆだねて、めぐり合ったもの達と、毎日を静かに、楽しく過ごしたい!

世界で一番可愛い私の娘 89,90

2019-11-25 20:06:14 | あの空に太陽を 68

せき込んでいたソンジェ、ティッシュで口を覆うと、吐血しているのに気づきます。ソンジェは近くの医者に行き、診察してもらいます。X線を撮り、医者に呼ばれて診察室に入ると、大きな病院へ行って精密検査するように、家族が必ずついて行くよう言われたのです。帰宅して娘たちに電話をします。ミソンにまず、でも姑が実家の法事で南海へ明日行くから無理、来週にしてと言われてしまいます。ミリに電話をすると、会社に出社していると。忙しく、しなければならない仕事が山ほどある、と病院へついて行ってとはとても言えない状況でした。無理しないで、妊娠初期は大切だからとしか言えなかったのです。ミヘは、又病気を口実にしてジェボムの父の病院へ行くんでしょう?私はもうその手にはのらないとすげない返事。仕方なく一人で出かけたソンジェ、MRIを撮ります。医師に呼ばれたソンジェ、家族は誰か来なかったのか?と聞かれ、自分に言って下さいと言うソンジェに、肺がんです。それも末期の。驚きショックのソンジェ。あとどれほど生きられるか?聞きます。3か月だと医師。茫然として帰るソンジェ。生まれてくるミリの子供の事。結婚させなければならないミヘの事、走馬灯のよう頭の中を駆け巡るのでした。

会社  ミリは、ドジンに、私戻ったから、あなたは出て行って!驚いたドジン、此処を何処と?私の会社よ!私は常務で代表よ!笑わせるな!俺は会長の命令で来た。正気じゃない!出て行かなければ警察に電話を!とミリ。思わず手を振りかざしてミリを殴ろうとする手を、やって来たテジュが押さえます。お前たち二人戻って来て正気じゃない!ここで騒いでいると会長に言ってやる!ハン常務もカン常務も、もう来ないと言われた。止めることは絶対ない!とミリ。出て行くドジン。ミリが出社していることに驚いたテジュ、君一人の体じゃない!あなた会社出ようとしているとインスクから聞いた。二人で愛の出会いであるこの会社をナ・ヘミに取られてよいの?

ミソンは何かと姑にこき使われて、会社をやめた意味がなく、腐りきっていました。明日は10時間運転させられて姑の実家の法事行かされるのです。お土産代も馬鹿にならず、収入はなく腐りきっていました。

ミリは取締役会の会合に行きます。何か質問はありませんか?チョ代表が黙って去った理由は?と中の一人が。代表の私生活に関することは私から言えません、交わすミリ。それに私がこの座に就くことが不合理だと思う方はいつでも言って下さい。では会議を始めます。堂々としたミリの態度でした。会議後、インスクが使っていた部屋に入ります。考え深げなミリです。

パク取締役はインスクに頼まれ、ミリの妊娠を会長に伝えに行きます。驚く会長。カン・ミリが妊娠?はい、チョ表に聞きました。何か企てようとしているのでは?いいえ、漢江に身を投げようとしたくらいですから。その時へミが急入ってきて、兄がミリに追い出された!ミリは妊娠したそうだ。驚くヘミ。あとでその話を兄ドジンにし、ドジンは、じゃあアパレルは俺たちのものにならないのか?いや、本当の所はわからない。誰の子か?とヘミ。

店の調理場でせき込むソンジェ、客が嫌そうな顔をし振り返ります。ソンジェはヨンダルにせかされて、部屋に入り布団に入って臥せってしまいます。まだ誰にも余命3ヶ月と医師から言われたことは言わなかったのです。

ミリは会長からの電話で、自分の所へ来いと呼び出されます。ミリはインスクに電話をして会長に呼び出されたことを告げます。そう、私が行って来る。お前は会社と仕事に専念しなさい。会長の事は私が一番よく知っている。会長に会いに行くとインスク。

会長に会いに出かけていくインスク。立ちはだかるヘミ。何であんたが来たの?会長が私の娘をよんだとか。それで母の私が来たの。知っているでしょう?妊娠初期は気をつけないと。私にため口を?とヘミ。なんですって?あんたに敬語を使う必要がある?この家のものでもないのに!驚き、叫ぶヘミ。何だって!それには構わず、家政婦に、会長に私が来たと伝えて!はい、奥様。何だって!奥様だって!あの家政婦を首にしなさい!呶鳴るヘミ。

会長の部屋 堂々と母親の真似をするのか?会長のお陰で母に戻ること出来ました。有難うございます。君じゃなく、ミリを呼んだ。妊娠初期で仕事も忙しので、会長に会ったらストレスを受けます。死ぬと言ったくせに。厚かましい女だ。私にわかめスープを作ってから死ねとスンヨン、いやミリに言われ、それに従うことに。死ぬ前に娘の頼みを聞いてやろうと。それでカン・ミリは妊娠したのか?はい。何か企ててるんじゃないか?考えもしない結婚だった。ミリが娘と知った時、すでにテジュと愛し合っていた。必死に止めたが駄目だった。テジュが強情なことはご存知でしょう?それでテジュは死んでも離婚しないと言ってるのか?テジュがHSの後継者の座を放棄したそうですね。子供が出来たくらいで、戻れると思うな!離婚しなければ、後継者の座はない。私はテジュの意志を尊重します。前から後継者の座は望んでいなかった。全部私の欲でした。今後はテジュの意志に従います。有能な二人ですから自力で十分暮らしていけるでしょう。子供も立派に育てるはず。どう言う魂胆だ?魂胆などありません。テジュもミリも妊娠の話はしないそうだから、私が来ました。例え親子の関係が無くても、祖父になる方に孫の話をしないのは礼儀に反すると思いきました。勿論だ。私の血を継いでいる孫だ。カン・ミリは出勤していると?下心はないと思うか?今回の件とは関係ないと。代表代行の仕事をするためです。会社の事も家の事も、私は干渉できない。会長の仕事です。帰って行くインスク。

インスクが帰ってすぐ会長の部屋に入って来たヘミ、ハニー!インスクの口車に乗ったりしないわね?口車だと?孫の話がそう聞こえるのか?身ごもったのはインスクの娘、カン・ミリでしょう?呼び返さないわよね?うるさい!一人にしてくれ!お前には関係ない!出ていけ!驚いて部屋から出て行くヘミ。

会長から電話がミリにあり、一人で出かけていくミリ。妊娠たそうだな?はい。君は本当に運が良い!贈り物を授かりました。テジュさんとの愛の結晶です。憶測や誤解はしないでください。とミリ。わかった。腹を割って話そう。テジュと結婚した本当の理由は何だ?愛しているからです。建前を言わず、本当のことを言え!彼を守るために結婚したのです。テジュが馬鹿に見えるか?いいえ、一人でいる姿が寂しそうに見えた。勝手な思い込みだ。あいつはここで生まれ、育った。お義母さんが帰国しなければ結婚していない。ヘミのせいだと?違うとは言えません。今も彼の座を狙っているので。ヘミを追いすためにインスクと組んで攻めて来たのか?テジュと結婚する時、母娘の関係を整理しました。共謀するほどの仲ではないです。なのに死ぬのを止めたのか?会長はよくご存じでは?血縁を絶てないこと?私もどうしても駄目でした。彼にHSを継ぎたければ私と離婚しろと言われたとか。会社を捨てろと言う意味に理解しました。テジュさん以外にHSを継げる人はいるんですか?だから死んでも離婚できないと。わかった。戻って来い!何事もなかったように。ただでは戻れません!何? 問題を起こしておいて!取引する気か?ふてぶてしい。はい、ふてぶてしいです。それで望は何だ?ハンをHSグループの副会長に、そして私にHSグループを下さい。 何? 前に約束しましたね。代行になった時、何も言われなかったから。自分が偉いと思っているのか?私が有能だから何も言わずにほって置いたのでは?何だと?生意気にも程がある!

ソンジェの容体は日に日に悪化していました。でもソンジェは誰にも、自分の余命が後3か月であることは言いませんでした。

 


世界で一番可愛い私の娘 85~88

2019-11-23 20:37:27 | あの空に太陽を 68

(今日はもう土曜日、89,90がある日です 申し訳ありませんが、まとめてあらずじを書かせて頂きます)

テジュが家を出ると言って去ったショックで父、会長は軽い発作で倒れます。医者が呼ばれ後妻のヘミが案内。そこへやってきたテジュ、異変に気が付きますが、そのまま父の居間へ入って行き、母インスクが置いて行った携帯に電話がかかっているのに気づき、でると、それはミリからの電話でした。母さん!死んじゃダメと叫ぶミリの声に驚いて、テジュが僕だ、どうした?と聞くとインスクが死のうと車で走っているから止めないと、すぐ××橋まで来てくれとの電話、驚いて追いかけ、前回のシーンになります。インスクは意識を失って病院へ運ばれ入院。そしてテジュはマンションを借り、3人で住むことになります。

会長は、カン・ミリは何処にいるか?後妻ヘミ、今捜している、人を送った。マスコミに話してばらしてやると答える後妻に、怒った会長、この会社は私のものだ。私の会社に泥を塗るような真似をしたものは、息子でも妻でも絶対許さない!この事実が漏れた瞬間ここにいる奴らは全員死ぬと怒鳴ったのです。

ソルロンタン屋のソンジェは三女ミヘの結婚で、ジェボムかウジンかで多数決を家族で取ります。大切な自転車を何処に隠したかミソンに聞いてやると言って、小遣い迄やってミソンの夫を買収して、ジェボムがかちますが、難癖をつけてミヘは動じませんでした。しかし、ウジンは結婚にはまだ気持ちがいかないと返事を伸ばして、ミヘも母ソンジェもイライラしています。

テジュは、あの橋の上での母娘の会話から、ミリが妊娠したことを知り喜びます。

ミソンの夫は、妻ミソンのいた会社に転勤でやってきて、同僚の女性たちに何かと嫌がられていました。夫は部長の機嫌を取ろうと、部長の机を拭いたりと必死だったのです。ミソンは退職して子供の面倒を心行くまで見られ、満足していたのですが、姑に呼び出され、煮干しの腸抜きを1日中手伝わされ、もうくたくたでした。

3人でマンションに住むことになったミリたち、母インスクが妊娠した時食べたくなったものを作ってミリに食べさせたりと、何とか一緒に暮らしていました。テジュは勿論父には3人で暮らしているとは言ってはいませんが、二人を許さないと言う父の手前、3人で暮らせないと思い、会社を仕事が一段落したら辞めると宣言、驚く父。離婚して家に戻れと説得したのですが、断るのです。ミリはつわりが治まり次第会社に出る気でいます。テジュを助けるために。

ソンジェは最近せき込むことが多く、ミソンへの心労のせいと思っていたのですが。

パク取締役がインスクの所へやって来ます。テジュが辞めると言っている。しかし常務が出社したことで会社の様子が良くなり、取締役たちも喜んでいると。インスクは、ミリが妊娠したことを会長の所へ行って報告してくれと頼みます。

ミリは義母ソンジェに妊娠したことを報告します。喜ぶソンジェ。私が子供の面倒は見てあげると言って。

後妻ヘミは何とかしてミリやテジュを追い出して、会社を乗っ取ろうと考えていました。それにはミリとインスクが実は母娘だった事実を会社や世間に漏らそうと思っていたのですが、そんなことをしたら会社の株価が下がって、会社がつぶれる。俺の会社だ!と会長に怒鳴られ、即刻兄ドジンに止めろと言いました。そしてテジュを解雇するのでしょうと言うヘミに、テジュは俺の息子だ。息子を完全に切れるか!と怒鳴り、そんなこと言うやつは出ていけ!と怒鳴ったのでした。しかしやってきたテジュは、離婚を迫る父の命令に従えず、母娘を守るために会社を去ると言いました。ヘミとテオと幸せになってくれと言って出て行きます。部屋を出ると立ち聞きしていたヘミ、どうだ思った通りになっただろう!嬉しそうに、兎に角仕事が片付いたら出て行って!とヘミ。兄ドジンに報告して大喜びする二人です。HSを捨てる馬鹿が何処にいるんだ!俺たちの手に入って来ると。明日から出勤しろとドジンに言う会長。大喜びするドジン。

テジュを呼び戻したらどう?と会長に誘導尋問するヘミ。勝手に出て行ったのに、あんな礼儀知らずを引き取るの?それで腹の虫がおさまる?腹の虫だと!呼び戻せばいいわ。だけどテジュを呼び戻すと、ミリも一緒よ。インスクの娘も。あなたを欺いてこの家を乗っ取ろうとした娘。ミリが戻るときはインスクも連れてくる。いっそのこと皆を許せば?一緒に暮らせば?いい加減にしろ!そうしたら私が出て行くしかないわね。

子ども用の靴や、服、おもちゃを買って来て喜ぶテジュ。その姿を見たインスク、部屋から出て行ってそっと涙を流します。

次の日インスクはミリに、何時から出勤するの?少し状況を見て、とミリ。テジュがHSを出ると言ったそうよ。驚くミリ。私が会社を辞める時、お前に代表を任せたのは理由わかる?会長はむやみに私を切れないから?そうよ。テジュは自力で入社したけど、会長に言われたら辞めるしかない。だけどお前は嫁ぐ前から会社にいた。社員や取締役、株主からの信頼も厚い。誰もがお前の能力を買っている。だから会長はお前を首出来ないはず。お前と私のためにテジュを犠牲に出来ない。私も同じ考えよ、とミリ。妊娠した娘に非情だと思う?いいえ、止められても出るつもりだった。私はテジュを守るために結婚した。放っておけない!会長は自分の血族を手放さないだから、時間はお前の味方よ!辛くても耐えて!無理せずに。わかった。つわりのせいで実家でも食べられなかった。

翌日出勤するミリ。先に出勤していたドジン、大威張りで、会長がカンとテジュが辞めた後を守れとよこした。常務室の部下たちは驚いて嫌な顔をします。

私が戻ったから出て行って!と言ってやってきたミリ、社員たちの顔が一斉に喜びへと変わります。厚かましい!私の会社です。おい!お前!と驚くドジン。知らないでしょう?私がこの会社の代表代行です!あなたは必要ないから出て行って!笑わせるな!俺は会長命令で来た。お前はもう会社に居られないだろう?会長の所へ行って伝えて!カン・ミリが戻ったと。その様子を窓越しにテジュが見ていました。

パク取締役、会長の所へ行き、カン・ミリが妊娠したと伝えます。何だと!妊娠だと!驚く会長。

咳が益々ひどくなって来たソンジェ、病院へ行きます。X線を撮った医者が、大きな病院へ行って検査をするように、そして一人では行かずに誰かついて行くように言われたのです。大病院で検査をするソンジェ、結果を医者から告げられますが・・・

 

 


世界で一番可愛い私の娘 83,84

2019-11-18 18:58:37 | あの空に太陽を 68

(すみません、81,82は録画ができていませんでした。インターネットで探しましたが、韓国語でしか出ておらず、ダメでした。)

(ミリもテジュもインスクの娘ではないかとのヘミの追及に、うまくその場を逃れたようです)

会長の父と言い合いになるテジュ。インスクを護衛(やーさん)に探させていることなど衝突しているようです。遂にテジュが、それでも人間か?と言い、何だと?と怒った父は、頭を押さえて軽い発作を起こしたのです。それにも構わずテジュは、もう父さんには会わない!子供なしで生きろ!子供に恨まれながら生きろ!自分がやった分だけ、やられてみろ!そう言って出て行くテジュ。痛む頭を抱えながら、秘書にチョン代表の居場所を捜せ!

テジュ、パク取締役に電話をします。インスクの居場所を再確認するテジュ。はい、間違いありません。再確認したのか?はい、急がないと!との答え。インスクはどうも死ぬつもりのようです。

ミリはテジュの家にいるようです。一人自分のお腹のエコーを見ています。その時テジュから電話があります。病院へは行って来たか?(つわりで寝込んでいたようです。でもまだ妊娠の事は誰にも言ってないようです)ええ、少し疲れていたみたい。大丈夫。今夜は家に帰って来る?わからない。母さんが見つかった。何も縁のない所、人里離れたところにいるようだ、とテジュ。(インスクは死に場所を求めて逃げたようです)僕が迎えに行くから心配しないで。今日は帰えれない。休んでいてくれ。それに今日は僕がいないから、しばらく実家に帰っていた方が良い。なぜ?ヘミのせい?いや、僕がいない時は君一人でいない方が良いから。また連絡する、そう言って電話を切るテジュ。

ドジンが姉、ヘミを訪ねてきます。どうしたの?会長が倒れたから看病しなければならないのに。看病なんか良い!看病どころの話じゃない!インスクの弟に会って探りを入れて見た。カン・ミリがインスクの娘だと。弟は娘の居所は知らないが、インスクは娘を婚家に預けた。その家は昔ソルロンタンの店をやっていたと。ヘミの顔に笑みが浮かびます。待って!とヘミ。カン・ミリの実家もソルロンタンの店でしょう?どうだ?とドジン。

ミリは実家に行きます。驚く義母。どうすればいいの?お前の将来がかかっている。ミリ!私と一緒に暮らそう!心配であんた一人にしておけない。ハン君と家に来なさい!あの年寄りがあんたを放っておくわけがない!インスクは何をしているの?今何処にいるの?わからない。誰にも行方が分からない。どう言うこと?驚く義母。

海辺 一人海の中へと入って行くインスク。後を追うガードマンたち。捕まえます。放して!強引に引っ張られて連れて行かれるインスク。車に押し込められ、そのまま走り去っていきます。あとからやってきたテジュ、見当たらない母に苛立ちを隠せませんでした。

ミソンは会社を辞めて、娘ダビンの世話をしようと決心し、引き留める同僚たちを振り切って、退職したのですが、夫は俺一人の収入では生活できないから、お願いだから辞めないでくれと懇願しますが、ミソンの決心は固かったのでした。

実は義母ソンジェは娘ミヘの事の心労で倒れて入院していたのです。ミヘは倒れた母に驚いて、いつものようにジェボムに電話をしたのです。急いでやってきたジェボム、ソンジェを背負って自分の両親がやって居る病院へ連れて行ったのでした。編集長はお見舞いに行こうとしますが、慌てたミヘ、来なくて良いと断ったのです。ジェボムの親の病院だったからです。それに気づいた編集長、花束を持ってソルロンタン店にやって来ます。それを見た弟ヨンダル、酒を飲もうとソンジェのソルロンタンやで飲み始めます。実は編集長、ウジンは下戸だったのです。無理して飲んだウジン、椅子に座ったまま寝てしまいます。ヨンダルは店の椅子を並べた上に。病院から戻ったミヘ、驚いてタクシーでウジンを会社に送って行き、その晩は事務所の椅子に座って寝てしまったのでした。

義母の看護をしているミリ。熟睡している義母に、ごめんなさい!今日生まれて初めて義母さんの娘になったことを後悔した。あの時孤児院に入るべきだった。そうすれば義母さんは私のせいで苦しまなかった。それでも今私が耐えているのは義母さんの為よ。義母さんの娘だから。自分のお腹を触って涙を流すミリ。でも義母さん、今とても怖いの。どうすればいいの?

次の日引き留める医者たちの勧めを断って帰宅したソンジェ、帰宅して、店が酒びんが転がっていたり、食べ物が片付いていなかったりしているのに驚きます。そして昨夜の件を聞いたのでした。怒るソンジェ、わざわざウジンを呼んで、ミヘと別れるように説得したのに、何て言う事をしてくれたとヨンダルを叱ります。そして、ミヘはどうしたのかと?うろ覚えで記憶がないヨンダル、そこへミヘが帰宅し、昨夜はウジンを送って行って会社に泊まったと聞き、ミヘの髪の毛を引っ張って怒るソンジェです。

(会長は後妻ヘミから、インスクの子がミリだと聞き、驚いたのです。そして怒った会長は、テジュはもう常務取締役でもないし、自分の息子でもないと怒ったのでした。側でニヤリとするヘミ、うまく行ったと)

会長宅 雇われ警備員たち、服が濡れたままのインスクをつれてやって来ます。会長の部屋に入れられるインスク。俺は今まで多くを見逃してやった。そうだろう?私の許可もなく逃げるとは!弟を助ける代わりに、死ぬまでこの家にいる約束だろう!死にに行きました、とインスク。この家を出たくて死にに行きました。黙れ!死ぬときもこの家の中で死ね!お前には外に出て死ぬ資格はない!被害者のふりをして、金だけ受け取って、どうして娘を捨てなかった?はっとするインスク。いつから計画していたんだ?最初からか?それともカン・ミリと会った時からか?答えろ!カン・ミリは君の娘か?問い詰める会長。

母が強引に連れ去られたのを知ったテジュ、自宅へ戻りますが、ガードマンに阻止され会長の部屋にいれてもらえないのです。その時やってきたドジン、お前はもうこの会社の常務でもないし、会長の息子でもない。と嘲笑ったのです。怒ったテジュ、殴りかかろうとしますが、ガードマンたちに阻止されてしまったのでした。おまえと話している暇はない。母さんは何処だ?そこへやってきたヘミ、今日は会えないわ。明日また来る?お母さんも口を割らないの。ミリが自分の娘だと言えば済むのに。DNA鑑定すればすぐわかるのにね。なぜ口を割らないのかしら?チョン・イノが娘は婚家のソルロンタン屋に預けたって言ったのよ。会長が疑うのも当然よ。丁度いい。ミリも呼んできて!噂が立つから手荒な真似は出来なかった。

挨拶に来るジェボム。驚くソンジェ。最後のあいさつに来ました。僕は去ります。ミヘにプロポーズしましたが断られました。断られてあまり執着するのは。2007年の少年時代から2019年の12年、賞を取った後ミヘと離れていた忌まわしい歳月を除けば、約9年、日数にすると3285日、閏年が3回あったから3288日の間お母さんと会ってきた。涙ぐむジェボム。ジェボム、落ち着いて!とソンジェ。その間悲しいことも多かったし、楽しいこともあった。特にお母さんが作ってくれたソルロンタンは忘れられません。そして暑い夏の日、一緒に打ったククスも。寒い冬に食べた赤い小豆粥も忘れないでしょう。オモニ!ミヘと同じくらい愛していました。それではオモニ、お元気で!ジェボム!行かないで!泣くソンジェ。玄関を出て行くと、ウジンのところから帰ってきたミヘに会います。お母さんの所へ最後のあいさつに。もう二度と来ない。安心しろ!そう言って帰って行くジェボム。驚くミヘ。その時ジェボムを追って来た母ソンジェ、ミヘを見ると怒って髪の毛を引っ張って大喧嘩になります。この家から出て行きなさい!私が怖がると思ってるの?とミヘ。何だって!益々激高するソンジェです。

ガードマンたちが、イノの料理屋へやってきて、店の中の椅子やテーブルをなげだして、めちゃくちゃに壊してしまいます。会長からの命令だったのです。すべて奪えと言う。

会長の部屋 それでテジュとの結婚を必死に反対したのか?自分の息子と娘の結婚だから?そうじゃない!反対するふりをしたのかもしれない。二人の仲を知られないようにするために。私が何を言っても会長の好きなように考えるでしょう。パク(取締役)も知っているのか?秘書に、全口座を凍結しろ!現金を隠してないか入念に調べろ!娘を捨ててまで。実家の家族が路頭に迷えば目を覚ますか?この私を欺くとは!答えろ!カン・ミリは君の娘か?ええ?そうです。それで息子と結婚させて家を乗っ取るつもりだったのか?全部持って行って!私の家族のもの全部奪えば!生意気な女だ!言う事はそれだけです。これ以上何の未練もありません。本当に未練はないのか?秘書に、カン・ミリを連れてこい!実家にいますが。何処にいようが関係ない。髪を掴んででも。絶対許せない!

育児書を見るミリ。その時テジュからすぐ来いと電話があります。いそいで出て行こうとすると、ソンジェが、どうしたの?テジュから電話ですぐ来いと。何もないのね?うん。何かあったら電話して、と義母。わかったと頷くミリです。外に出ると店の横の駐車場で待っているテジュ。カギは持ってるね?うんと言うミリ。ミリの車に乗り、二人でホテルへ。今日はここに居なさい!そう言って、止めてあった自分の車に乗り替えて出て行くテジュ。何となく不安な気持ちになったミリ、その時車を運転していくインスクを見たのです。慌てて車に乗り後を追います。インスクは自殺するつもりだったのです。

会長の部屋 恩知らず目!私を騙すとは!あの子の人生は返してやってください!何だと!会長が下さったものは全部お返ししました。あの子の人生だけは返してあげてください!ようやく認めたのか?こんなことだと思った。思った通りだ。それならカン・ミリは君の娘なんだな?自分の娘と知りながらこの家に入れたのか?その通りです。私の自慢の娘です。貧しい家に捨てられても、自分の力で頑張って、部長の座に就いたカン・ミリが私の娘です。28年前、こんこんと雪が降る日にソルロンタン店の前に捨てた私の娘、間違いありません。この女!君たち母娘はもう終わりだ!この口でまともに暮らせないようにしてやる!この家を修羅場にして、私を欺いた代償を払わせてやる。私が整理します。何を整理する?私さえいなければ、テジュは愛する女と結婚し、娘も愛する男と結婚したことに。そうして会長は望む嫁を得たことになる。噂をたてずにこの場所に戻す唯一の方法は私が消えることです。どのみち役に立たなくなったら、捨てる気だったのでは?又芝居をしているのか?又死んでいくふりをしているのか?もう騙されない!今回もこんなことでやり過ごせると思うな!罰はすでに受けています。会長からではなく、天が下した罰です。私の娘がこの地獄に飛び込んだ瞬間、私は罰を受けた。だけどこれだけは忘れないでください。会長も罰を受けます。会長の顔が強張り始めます。娘を置いて来た母の足跡には血が溜まると言う。会長も私と同じくらい血を流すでしょう。歩くたびに、足跡に血が溜まる苦しみを!会長も味わうでしょう!だからその苦しみをおそれるなら、少しでも懺悔がしたいなら、私の娘に手を出さないで!会長の顔が次第に強張ってきていました。それでも口では、外で死ぬなり勝手にすればよい!

母の車の後を必死に追いかけるミリ。インスクは運転しながら、昔を思い出していました。スンヨン(ミリ)と昔屋台で食べた時、屋台の叔母さんから、親子ですか?お母さんとよく似ている。可愛いお子さんですねと言われて、、この子は、世界で一番可愛い私の娘なのと言った時のことを。

ミリはブザーを鳴らして母の車を止めようと必死でした。その時止まった車から降りた母は橋の上から川に飛び込もうとしたのです。慌てたミリ、車から降りて必死に、母を抱き留めます。しばらくもがき合う二人ですが、ミリが、オンマー駄目!駄目!止めて!私みたいに生きないで!私なんて母じゃない!泣きながら言う二人、私妊娠したの。子供が出来たの。わかめスープぐらい作って!私に今まで何かしてくれた?死ぬ前に私の母の役割を果たして行って!驚くインスク。抱き合って泣く二人。その姿を後を追ってきたテジュが見ていました。


世界で一番可愛い私の娘 79, 80

2019-11-09 09:53:51 | あの空に太陽を 68

どうしたの?何かあったの? 店の中にテジュを連れて入るソンジェ。ミリどうしている?あの日あったきり、電話をしても出ないのです。なぜ出ないの!自分が悪いくせに!それで私に連絡なかったのね?仲良くやって居ると思ったのに。私の恨んでいるでしょう?いいえ、恨んではいません。攻めに来たわけではありません。行く所が無かったのです。困ったわね。かける言葉もない。隠し通せるわけないとあれほど止めたのに!結局こうなることわかっていて、結婚してしまった。これ以上傷つく前にミリを送り出して!それはあなたにもミリにも良い!厚かましい思うだろうけど、私たちはもうすでに結婚する前から覚悟していて、止めたの。ミリの髪を掴んで止めたし、ミソンは絶縁しようとした。家族は反対だった。おかしくなりそうだった。だけど子供に勝てる親ないでしょう。わが子が火の中に飛び込むのを見ている親の気持ちはわからないでしょうね。それでも親にとって最後まで止められなかったこと、あんたに正直に話さなかったこと、私が謝るわ。辛いでしょうけど、全てを知りながらあんたのもとに嫁いだミリの気持ちもを少し理解して!前にも言ったけど、ミリはあんたを愛していた。だから私たちが止めても聞かなかったの。ハン君知っている?子供を産んだ情と、育てた情は違う事。もしかしたら育てた情の方がこわいかも。ミリはインスクが産んだけど、ずっと私の娘と思って育てて来た。目に入れても痛くない娘よ。あんたもいつの日か子供を産んで育てたら、理解できる。あんたインスクの息子よ。産んだかどうか重要ではない。親と子と言うものは産んだかどうかよりも、親子として一緒暮らして来た歳月が大切なのよ。重要なのよ。生涯誰がそんなに慈しめる?誰のために胸が張り裂ける思いをする?子どもしかいない!私は肩持ちたくないけど、インスクもあなたを本当の息子思っているはず。あんたが苦しいのはインスクがあなたに愛情を注いだからでは?わが子は育てられなかったけど、自分の娘は育られなかったけど、あんたを育てることで、娘を育てられない自分を慰められ、罪を償う気持ちだったはずよ。だからあまり恨まないで、お母さんを!ミリと別れなさい!そんなこと考えていません、とテジュ。私は離婚することを考えた上で嫁がせたの。好きなら結婚しなさい!て。だからあまり苦しかったら、他の人に知られたときは戻っていい、私の所来なさい、私は何時でも待っている。それが親子と夫婦の違い。ミリを捨てなさい!引き取る。この事実を知ったら、あなたのご両親に合わせる顔がない。だから手放しなさい!兎に角ごめんなさい!そう言って自分家に入って行くソンジェ。

編集長は西瓜を手土産にミへが言った、妊娠しましょうの言葉が嘘だと弁解に行こうと外へ出ます。そこに待っていたのは、怒り狂ったジェボムでした。ヨンダルからミヘが編集長といかがわしい仲だと誤解して言ってしまったから大変!俺はお母さんに編集長は良い人だと言ったのに。編集長を殴ります。俺は9年間ミヘを待っているんだ。牛野郎!馬野郎!スズメ野郎!と言って。今からお母さん会いに行くんだ。卑しい奴だ!適当に遊んで、アメリカに逃げるつもりか?言葉が過ぎる、そう言ってジェボム殴り倒します。怒ったジェボム、飛び掛かろうとするところへミヘが駆け付けました。ミヘはヨンダル叔父がミヘが妊娠したと言う話を信じてしまい、ヨンダルに言ってしまったのです。(勿論誤解ですが)それを聞いて驚いたミヘが駆け付けたのです。

テジュ帰宅 義母ヘミが、ミリはどうしたの?今度は何が気になるんだ?こんな夜中に嫁はまだ帰っていない!息子が疲れ帰ってきたら、心配になるでしょう?仕事忙しかった。話しても分からないだろうから、部屋に行く。会長がミリを探していた。インスクも。会長はなぜミリとインスクを呼んだのかしら?インスクはなぜ会長の許可なく会社を辞めたの?正直に言いなさい!何か隠しているでしょう?答える価値もない。父の夫人に答え必要が?父の夫人?いい加減にしなさい!礼儀知らずが!人を怒らせようとしているのを見ると又馬鹿な疑い持っているのか?馬鹿な?いずれにしてもそっちに良いことはない。一つ警告する。僕の家族手を出すな!無理だわ。私握っているものが多いの。すぐ後悔することになるわ。後悔するのはそっちだ。又続ける気なら、僕同じように帰してやる!そう言って2階へ行くテジュ。部屋に入るがミリいなかった。

帰宅せず夜会社にいるミリ。母インスクが言った言葉を思い出している。人生に疲れた。全部やめたい!私は立派な母にも娘にもなれなかった。運命みたい。つわりで気分悪くなるミリ。指のリングを見ます(僕を愛していたなら僕に話すべきだった。そうしたら僕は二人の女の間で今みたいに生きずにすんだ)とテジュが言った言葉を思い出している。その時電話があります。それは義母ソンジェからでした。母さん、ミリよ。今何処なの?と義母。会社。ハン君が来た。電話しても出ないそうね?ハン君を避けているの?悪かったと謝りもせず、何をしているの?ただ処分を待つと言ったの。こうなったら無条件で謝らなければ!仕方ないでしょう。テジュさんはこの事実が知られたら、彼が危なくなる。側にいられない私は、だから会社の残った仕事を早く終えて、会社を辞めようと。彼がこまらないように。仕事だけが問題なの?と義母。優しハン君が訪ね来て、大声も出さずに、どうして隠していたと問い詰めもせず、ただ涙を流していた。ハン君に申し訳ないとひたすら謝って、慰めてあげてから、そのあとに考えなさい。わかった?

ミリ、漢江の岸辺に立つ。昔二人で愛を語り合ったベンチに座って。その姿をやはりやってきたテジュが遠くから眺めていました。

編集長、キム・ウジンがソンジェの店にやって来ます。驚くソンジェ。部屋に招き入れます。ご飯を作っご馳走する母ソンジェ。食べなさい!はい、頂きます。まともに食べてないのね。いつ食べた?よく覚えていません。そう。ご両親はいつ離婚したの?僕が小3の時です。学校は?母とアメリカにわたって、そこで中高は寮で。アメリカでも本を作っていたの?いいえ、コンピューターの管理会社を経営して今も。なぜ韓国に?父の為です。父の臨終に立ち会えなくて。父は離婚後も一人で寂し暮らしていました。父の出版社を整理しに来て、父が大事にしていた作家の本を1冊ずつ出そうと思って留まりました。それでミヘに会ったのね。だけど心配しないでください。僕はもうすぐ去るので。来月ミヘさんの本を出したら、アメリカへ。本当に私とミヘに悪い事したの?(ミヘが言った妊娠の事)いいえ、違います。心配しないでください。決してそんなことありません。罪びとみたいに生きないで!両親が離婚したことも、あんたが離婚したことも、罪じゃない。人生にはもっとひどいことも多いのに、卑屈になる必要はないわ。だけど娘の親の立場ではあんたを歓迎できなかった。はい、わかっております。幸せに暮らして!過ぎたことは忘れて!人は過去に何があっても、これからが大事なの。いいことが訪れるはずよ。肝に銘じます。早く食べなさい!そう言って、ソンジェはウジンのスプーンの上に、魚を手でほぐして載せてあげるのでした。今までそんなことをしてもらったことがなかったウジンの目からは涙がこぼれ落ちました。

会社 ミリの部下たち、ミリ仕事を早く片付けようと急いでいる姿に、なぜだろうと疑問を持ち始めていました。理由は分からないけど、顔色が悪かったと言う女子社員。そこへパク常務がやって来ます。一同畏まって挨拶。カン常務の部屋に入って行きます。会長が来るようにとのことです。チョン代理も一緒に呼ばれた?はい。ハン常務が2人の代わりに会長の相手をしています。チョンを探すべきかと。

一体どう言う事だ?チョン表を解放してやると?代表代行をカン・ミリに任せたと?チョンもカンも姿を見せない。今まで大目にみてやったが、怖いもの知らずだ!チョン代表を解放してください、とテジュ。もう十分でしょう。自分の人生を取り戻させてやりましょう。チョン・インスクは人生を私に売った。私から金を受け取った。もう十分利用しただろう?兎に角インスクとカンの事は私に任せてくれ、そう言って部屋を出て行くテジュ。

ミソンはダビンの事件から反省して、会社を辞めて自分でダビンの面倒を見ることを決心します。

ミリはインスクを探して又あの祖母のいる病院へ行きます。受付でインスクが面会に来ているか聞きます。いいえ、いらしてないです。ご家族にもう来ないと言われたそうです。そうか、と思って引き返そうとするミリに受付嬢が、面会に行かれないのですか?と言われ仕方なく部屋に入って行きます。意地汚い様子で、スモモを食べている祖母。ミリをみて、どなた?ああ!この間の?はい、HSアパレルの常務、カン・ミリです。テジュの妻?イノを解雇した?家の息子を他人の会社に?戻しなさい!姉が会社にいるのに。インスクは私の娘よ。ミリ、どんな道理を果たさなかったと?チョン代表は家族のために道理を働いてきました。息子が頭を下げるのは気の毒で、娘が跪くのは当然と?どう生きて来たのですか?私もインスクを知っていますが嫌いです。きついし、悪い女だと言うことは知っています。だけどあなた達はあの女を気の毒に思うべきです。あなたたちの過ちのせいで、ひざまずいて、頭を下げてきた。あなたたちを養うために、娘まで捨てて、そうやって生きて来たのに、なぜ家族が?だから初めから金持ちに嫁げばよかったのよ。と祖母。目を覚まして!娘が自分のものだと言う考えは棄てなさい!娘にも自分の人生がある。あなたが産んだからと言って、娘を一生食い物にするなんて、娘が可哀そうじゃないの?どうして育てたのよ?捨てればよかった。人にあげた方が良かったのに!さっきからあきれて見ていた祖母、突然、あんたはだれ?インスクの娘でしょう?ああ!聞いていた通り、頭がおかしいわ、とミリ。インスクの若いころにそっくりだわ。私の方へお出で!私があんたのおばあちゃんよ。驚いたミリそのまま出て行きます。病院の入口ですれ違ったのはドジン。彼が見てしまったのです。そのまま祖母の病室に行くドジン。祖母がまだ独り言で、インスクの娘だ!インスクの若いころにそっくりだとつぶやいているのを聞いてしまったのです。

ウジンは父の墓前に行き、これから明るく暮らす。逃げようと思ったけど無理だった。行くのが嫌になった。もう一度生き直しても?人生は楽しいものだと信じて生き直してもよいか?そう父の墓前で話しかけているウジンを、矢張りウジンの父の墓前に指導してくれた先生(ドジンの父)に作品の出版を報告に来たミヘが聞いてしまいます。思わず駆け寄ってドジンに抱き着くミヘ。(ジェボムが可哀そう!)

ミリ帰宅  お帰り。とヘミ。聞きたいことが。何ですか?あなたの実の母は何処にいるの?インスクは何処にいるの?驚くミリ。その時テジュが帰宅して部屋に入って来ました。


世界で一番可愛い私の娘 77, 78

2019-11-06 19:37:15 | あの空に太陽を 68

帰宅したミリ、部屋に入りますが、テジュはいませんでした。心配でたまらないミリ。その時携帯に電話が入ります。何と待っていたテジュからのものでした。先輩、会おう、と沈んだ声で言うテジュ。一瞬たじろぐミリですが、車でテジュがいる別荘へ出掛けていきます。中に入って行くミリ。やせこけて元気のないテジュが立っていました。一体どうしたの?やつれたじゃない、と手をテジュの額に当てようとするミリの手を払いのけるテジュ。君に聞きたいことがある。そう言って、テーブルの脇に置いてあるウィスキーをグラスに注ぎ、一気に飲み干すテジュ。どうして僕と結婚した?どう言う意味?理由を聞きたい。なぜ?俺の質問に答えろ!もしかして母親に復讐するために俺と結婚したのか?驚くミり。知ったのね。チョンに娘がいることは知っていた。僕が母親を奪ったと思い申し訳なくて調べた。そうしたら先輩だった!HSアパレルのカン常務ー最も優秀で、会社で一番有能な女。ある男が命懸けで愛した女。君から直接聞きたい。一瞬躊躇するミリですが、そうよ!私の実母。だから仲が悪かったのか?そうよ。なぜ僕に話してくれなかった?話そうとしたけど無理だった。なぜだ?君を心から愛していた。僕を本当に愛しているなら言うべきだった。どうしてだ?チョン代表は私があなたを知る前から、そしてチョンが気づく前から、私は母だとわかっていた。私が6歳の時、伯父の家に預けられた。母は雪の降る日、私をソルロンタンの店の前に置いて、車で金持ちそうな男とどこかへ行ってしまった。母は有名人だったから、私は雑誌やテレビで母の顔を見ること出来た。でも母はその時以来一度も私に会いに来なかった。私は置き去りにされた家で、いじめられたわけでもなく、本当の母のように可愛がられて育った。姉妹とも仲良くうまく行っていた。だから母の事は忘れればよいのに、忘れられない。毒蛇みたいな女、酒場の女も同然。今の母は実力で今の地位に就いたのではない。私は自力で這い上る、そう思って今まで頑張って来た。そしてあなたがやってきた。あなたに会ったその時から、あなたを忘れられなくなった。

会社 テジュは今日も出勤していません。ミリ、社員たちに今日の予定を指示しています。じゃあお願いね。そう言って常務室に入って行くミリ。部下たちは、何で常務は仕事を急いで終わらせようとしているんだろうと、内心不思議思っていました。ミリは会社の仕事をやり終えて、会社を去っていくつもりでいたのです。そして仕事をしながら、つわりに苦しんでいたのでした。

パク取締がやってきて、ミリに、チョ代表が辞表を出しました。カン常務に後を任せると。驚くミり。会長には?まだです。ハン常務に事実を話したのは私です。私はチョン代表の味方ですから安心してください。奥様(ヘミ)も代表の娘を探しているので、先に話した方が良いと思って。他に知っている人は?ハン常務だけです。所でチョン代表は今何処に?存じません、とパク代表。

ミリはチョン(実母)の母が入院しているホームへ行きます。(ミリにとっては祖母です)いぶかし気に見る祖母。名刺を渡すと、あんたね?家の息子を他の会社にやろうとしたのは?すぐに元の会社に移しなさい。怒鳴りまくる祖母。ミリはそのまま帰って行きます。

さて、姑から散々今の家政婦を辞めさせろと言われながら、会社の事もありそのままにしておいたミソンでしたが、会社の同僚から、電話をして見ろと言われて電話をする度に話中。変だと思っていたある日、姑が家政婦が昼間電話を掛けながら、外へ出て行くのを目撃。そのすきに嫁の家に行ってみます。クーラーも、テレビも全てつけっぱなし、掃除もしてない、洗濯もしてない。ダビンにご飯は醤油をかけて食べさせている。飲みかけのビールはある。呆れてしまいます。そのうち帰ってきた家政婦。姑は急いで別の部屋に隠れます。クーラーがなんでついてないの?全くやりきれない。暑いっちゃない。そう言って冷蔵庫の中からビールを出して飲み始めます。その時部屋から出て来た姑と鉢合わせ。慌てる家政婦です。あんた何?全く何もしてないし、何?この部屋の中の乱雑さ!家政婦会に連絡して首にしてもらってやる。おまけにビールなんか飲んで!止めますから良いです。怒った姑、家政婦の髪の毛を引っ張って大喧嘩になります。あんたを殺して刑務所に入ってやる!凄い髪の毛の引っ張り合い!言い合っているうちに、所でダビンは?まだ時間じゃないです。時計を見た二人、驚きます。5時です。慌ててミソンに電話。驚いて会社を飛び出すミソン。帰宅してきたダビンの父も、驚いて警察へ届けに走りました。あちこち探しますがいません。その時ミソンが息せき切って帰宅。事の次第を聞いて半狂乱になり、必死に探しますが、いません。失神してしまうミソンです。実はタビンは一旦家のドアーのところまで帰宅しますが、家政婦が電話で話しているのを聞いて、又今日も厳しくいじめられると恐怖感に襲われ、外へ出て行きます。街を歩いているうちに、おばあちゃんの家に行こうとバスに乗っていたのです。でもバスを降りてから家の場所が分からないで、泣いている所を通りかかったヨンダル叔父さんが見付けて、ミソンの家に届けたのです。泣いて喜ぶミソン。その日はいつもいがみ合っていたミソン夫婦も、やっと二人の仲が戻ったのでした。

 

編集長とデートを楽しんだミヘ、車で送って来た編集長に、もう別れられない。何を言うんだ!ねえ、私が妊娠していると言えばいいのよ。そうしましょう。そう言っているのを、外に出て来た母ソンジェに聞かれてしまいます。驚いて失神するソンジェ、その体を支えるヨンダル。その様子を見た編集長、駆け寄ってソンジェを部屋に運び、寝かせます。水を持ってこい!とミヘに言うヨンダル。はいと慌てるミヘ。茫然とソンジェの様子を見ている編集長。その横でミヘ、私に手を出したって言って!幼稚すぎる!作家のくせに!お母さんが倒れたと言うのに! 度胸ないわね!母は死なない!私編集長がいないと生きていけない!

インスクは病院に母を見舞いに行きます。その前に弟イノが来ていたのですが、それを隠す母。私はもう会いに来ない。驚く母。なぜ?どこへ行くの?少し遠くへ。お金置いて行きなさい!イノにもね!何処に行ってもお金は送るんだよ!必ずね!わかってる、とインスク。所でスンヨンは何処?はっとするインスク。イノが来たのね?私も知らないの。母さんが捨てろって言ったでしょう?お前は私が可哀そうだと思わない?イノは大学にも行けなかった。弟の事は目にかけないの?だから誰かが面倒を起こしても、出来ることは全部やった。一体何が不満なの? テジュの妻がやってきてイノに会社を移れと言ったそうよ。そこへ行って自力で生きろと。ハン・ジョンス(会長)に伝えなさい!お前が自分の娘を捨ててどんなに尽くしたか。弟を辞めさせるなと言いなさい!聞いていたインスク、涙を流しながら、母さん!私とこのまま一緒に死にましょう!何を言い出すの?正気とは思えない!引っ張って連れて行こうとするインスク。誰か来て!殺される!看護婦と医者が駆け付け、二人を離そうとします。その時やってきたミリ、その争いを見て、あわてて止めに入ります。インスクはミリを見て驚いて手を止めます。

病院の庭のベンチ インスクとミリ、座って話をします。なぜ家族に縛られて生きるの?私も母が嫌い。死ぬほど嫌い、とインスク。テジュが我慢できずに話したようね。良い子よ。それに怒る資格あるわ。お前には悪いけど、お前を捨てた日、私も母を捨てた。でもテジュの母として生きられて幸せだった。テジュは帰って来るわ。お互いを忘れて生きましょう!もう全部やめたい!立派な娘にも母にもなれなかった。私の運命みたい。この二人の姿をドジンが隠し撮りしていたのです。

ドジンはその写真をヘミに見せます。いつも仲たがいしていた二人が仲よさそうに話していた。それに一緒に死のうと言っていた母親とインスクが医者や看護師が止めようとしても出来なかったのに、常務が来たらインスクが争うのをやめた!その話を聞いていたヘミ、ニヤリと笑います。

インスク家政婦に退職金と推薦状を渡し、この家を出て行く事を誰にも言わないでと念を押します。うなずく家政婦。別れを告げて去っていきました。

ソンジェ、店の後片付けで、ごみを捨てに外へ出ます。ふと駐車している車の中をのぞきますが誰もいません。向きを変えてその先を見ると、男性がうずくまっています。よく見るとテジュのようです。ハン君じゃないの?どうしたの?泣いて涙が溜まった眼でソンジェの方を見るテジュ。カンの良いソンジェ、気付いたのです。そっと傍により、涙を流してむせび泣くテジュを抱きしめてあげるのでした。