せき込んでいたソンジェ、ティッシュで口を覆うと、吐血しているのに気づきます。ソンジェは近くの医者に行き、診察してもらいます。X線を撮り、医者に呼ばれて診察室に入ると、大きな病院へ行って精密検査するように、家族が必ずついて行くよう言われたのです。帰宅して娘たちに電話をします。ミソンにまず、でも姑が実家の法事で南海へ明日行くから無理、来週にしてと言われてしまいます。ミリに電話をすると、会社に出社していると。忙しく、しなければならない仕事が山ほどある、と病院へついて行ってとはとても言えない状況でした。無理しないで、妊娠初期は大切だからとしか言えなかったのです。ミヘは、又病気を口実にしてジェボムの父の病院へ行くんでしょう?私はもうその手にはのらないとすげない返事。仕方なく一人で出かけたソンジェ、MRIを撮ります。医師に呼ばれたソンジェ、家族は誰か来なかったのか?と聞かれ、自分に言って下さいと言うソンジェに、肺がんです。それも末期の。驚きショックのソンジェ。あとどれほど生きられるか?聞きます。3か月だと医師。茫然として帰るソンジェ。生まれてくるミリの子供の事。結婚させなければならないミヘの事、走馬灯のよう頭の中を駆け巡るのでした。
会社 ミリは、ドジンに、私戻ったから、あなたは出て行って!驚いたドジン、此処を何処と?私の会社よ!私は常務で代表よ!笑わせるな!俺は会長の命令で来た。正気じゃない!出て行かなければ警察に電話を!とミリ。思わず手を振りかざしてミリを殴ろうとする手を、やって来たテジュが押さえます。お前たち二人戻って来て正気じゃない!ここで騒いでいると会長に言ってやる!ハン常務もカン常務も、もう来ないと言われた。止めることは絶対ない!とミリ。出て行くドジン。ミリが出社していることに驚いたテジュ、君一人の体じゃない!あなた会社出ようとしているとインスクから聞いた。二人で愛の出会いであるこの会社をナ・ヘミに取られてよいの?
ミソンは何かと姑にこき使われて、会社をやめた意味がなく、腐りきっていました。明日は10時間運転させられて姑の実家の法事行かされるのです。お土産代も馬鹿にならず、収入はなく腐りきっていました。
ミリは取締役会の会合に行きます。何か質問はありませんか?チョ代表が黙って去った理由は?と中の一人が。代表の私生活に関することは私から言えません、交わすミリ。それに私がこの座に就くことが不合理だと思う方はいつでも言って下さい。では会議を始めます。堂々としたミリの態度でした。会議後、インスクが使っていた部屋に入ります。考え深げなミリです。
パク取締役はインスクに頼まれ、ミリの妊娠を会長に伝えに行きます。驚く会長。カン・ミリが妊娠?はい、チョ表に聞きました。何か企てようとしているのでは?いいえ、漢江に身を投げようとしたくらいですから。その時へミが急入ってきて、兄がミリに追い出された!ミリは妊娠したそうだ。驚くヘミ。あとでその話を兄ドジンにし、ドジンは、じゃあアパレルは俺たちのものにならないのか?いや、本当の所はわからない。誰の子か?とヘミ。
店の調理場でせき込むソンジェ、客が嫌そうな顔をし振り返ります。ソンジェはヨンダルにせかされて、部屋に入り布団に入って臥せってしまいます。まだ誰にも余命3ヶ月と医師から言われたことは言わなかったのです。
ミリは会長からの電話で、自分の所へ来いと呼び出されます。ミリはインスクに電話をして会長に呼び出されたことを告げます。そう、私が行って来る。お前は会社と仕事に専念しなさい。会長の事は私が一番よく知っている。会長に会いに行くとインスク。
会長に会いに出かけていくインスク。立ちはだかるヘミ。何であんたが来たの?会長が私の娘をよんだとか。それで母の私が来たの。知っているでしょう?妊娠初期は気をつけないと。私にため口を?とヘミ。なんですって?あんたに敬語を使う必要がある?この家のものでもないのに!驚き、叫ぶヘミ。何だって!それには構わず、家政婦に、会長に私が来たと伝えて!はい、奥様。何だって!奥様だって!あの家政婦を首にしなさい!呶鳴るヘミ。
会長の部屋 堂々と母親の真似をするのか?会長のお陰で母に戻ること出来ました。有難うございます。君じゃなく、ミリを呼んだ。妊娠初期で仕事も忙しので、会長に会ったらストレスを受けます。死ぬと言ったくせに。厚かましい女だ。私にわかめスープを作ってから死ねとスンヨン、いやミリに言われ、それに従うことに。死ぬ前に娘の頼みを聞いてやろうと。それでカン・ミリは妊娠したのか?はい。何か企ててるんじゃないか?考えもしない結婚だった。ミリが娘と知った時、すでにテジュと愛し合っていた。必死に止めたが駄目だった。テジュが強情なことはご存知でしょう?それでテジュは死んでも離婚しないと言ってるのか?テジュがHSの後継者の座を放棄したそうですね。子供が出来たくらいで、戻れると思うな!離婚しなければ、後継者の座はない。私はテジュの意志を尊重します。前から後継者の座は望んでいなかった。全部私の欲でした。今後はテジュの意志に従います。有能な二人ですから自力で十分暮らしていけるでしょう。子供も立派に育てるはず。どう言う魂胆だ?魂胆などありません。テジュもミリも妊娠の話はしないそうだから、私が来ました。例え親子の関係が無くても、祖父になる方に孫の話をしないのは礼儀に反すると思いきました。勿論だ。私の血を継いでいる孫だ。カン・ミリは出勤していると?下心はないと思うか?今回の件とは関係ないと。代表代行の仕事をするためです。会社の事も家の事も、私は干渉できない。会長の仕事です。帰って行くインスク。
インスクが帰ってすぐ会長の部屋に入って来たヘミ、ハニー!インスクの口車に乗ったりしないわね?口車だと?孫の話がそう聞こえるのか?身ごもったのはインスクの娘、カン・ミリでしょう?呼び返さないわよね?うるさい!一人にしてくれ!お前には関係ない!出ていけ!驚いて部屋から出て行くヘミ。
会長から電話がミリにあり、一人で出かけていくミリ。妊娠たそうだな?はい。君は本当に運が良い!贈り物を授かりました。テジュさんとの愛の結晶です。憶測や誤解はしないでください。とミリ。わかった。腹を割って話そう。テジュと結婚した本当の理由は何だ?愛しているからです。建前を言わず、本当のことを言え!彼を守るために結婚したのです。テジュが馬鹿に見えるか?いいえ、一人でいる姿が寂しそうに見えた。勝手な思い込みだ。あいつはここで生まれ、育った。お義母さんが帰国しなければ結婚していない。ヘミのせいだと?違うとは言えません。今も彼の座を狙っているので。ヘミを追いすためにインスクと組んで攻めて来たのか?テジュと結婚する時、母娘の関係を整理しました。共謀するほどの仲ではないです。なのに死ぬのを止めたのか?会長はよくご存じでは?血縁を絶てないこと?私もどうしても駄目でした。彼にHSを継ぎたければ私と離婚しろと言われたとか。会社を捨てろと言う意味に理解しました。テジュさん以外にHSを継げる人はいるんですか?だから死んでも離婚できないと。わかった。戻って来い!何事もなかったように。ただでは戻れません!何? 問題を起こしておいて!取引する気か?ふてぶてしい。はい、ふてぶてしいです。それで望は何だ?ハンをHSグループの副会長に、そして私にHSグループを下さい。 何? 前に約束しましたね。代行になった時、何も言われなかったから。自分が偉いと思っているのか?私が有能だから何も言わずにほって置いたのでは?何だと?生意気にも程がある!
ソンジェの容体は日に日に悪化していました。でもソンジェは誰にも、自分の余命が後3か月であることは言いませんでした。