習慣HIROSE

映画・演劇のレビュー

『ゼロ・グラビティ』

2013-12-29 20:38:29 | 映画
 今年最後の映画に全米で大ヒット中のこの作品を選んだ。かなり期待した。アルフォンソ・キュアロン監督作品だ。半端な娯楽映画ではなかろう。では、今回の彼は何をどう見せてくれるのか。興味津々である。もちろん、今回はちゃんと3Dで見た。3Dでなくては作れない映画と評判だったからだ。  ここ最近、基本的には映画は3D映画も3Dでは見ないようにしている。映画は見世物のではないと思うからだ。もちろん、見世物映 . . . 本文を読む
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『神弓』

2013-12-29 20:36:17 | 映画
 こういう映画だとは思わなかったから、嬉しい誤算だ。見る前は、CG満載のファンタジーのような歴史劇かと思っていた。だが、実際はとてもハードなアクションで、しかも、生身の肉体を駆使した本格アクション時代劇。激しいのなんのって!   17世紀、清の朝鮮半島侵攻で起きた丙子の乱という事件を舞台にして、10万人の清軍を前にしてたったひとり、弓矢だけで戦う。そういう荒唐無稽な話、だと思っていたから実際の映 . . . 本文を読む
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東野圭吾『祈りの幕が下りる時』

2013-12-29 20:26:21 | その他
『新参者』や『麒麟の翼』の加賀恭一郎シリーズの最新作だ。加賀の母親の秘密が描かれる。相変わらず東野圭吾は読ませる。400ページほどの長編小説なのだが、あっという間だ。どんどん先を読みたくなる。ストーリーテリングの見事さは、言うまでもない。 だが、読み終えて、あまり感動はない。予定調和だ。意外性とか、謎解きの妙も含めて、そうなる。ある種の幅のなかに収まるからだ。「シリーズ物」のルーティーンワー . . . 本文を読む
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