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豊洲の地下空間の水銀・・・実は水銀って毎日食べています

2016-10-19 06:37:00 | 時事/金融危機
 

■ 飲んでも大丈夫な無機水銀 ■

豊洲の「地下空間」から国の指針値の7倍の「無機水銀」が検出されて又もや騒ぎになっています。

ところで水俣病を引き合いに出して「大変危険だ!!」とニュースなどでコメントしている方がいらっしゃいますが、これは勉強不足。

無機水銀(金属水銀)は人体にほとんど吸収されません。昔の体温計は水銀が使われていましたが、体温計を口に入れて検温する場合もありました。赤ちゃんなどが間違って体温計を噛んでしまい、水銀を誤飲する事故もありましたが、「こどもの誤飲誤食110番」には次の様に書かれています。

水銀体温計には毒性のほとんどない金属水銀が使われています。誤って体温計の水銀を飲んでしまった場合でも、胃や腸からほとんど吸収されず、2~3日後にそのまま便として排泄されます。排泄を促すため、牛乳や卵白を飲むのもよいでしょう。(金属水銀は牛乳や卵白の蛋白質と結合し、便とともに体外へ排出されます)

国の「指針値」は70年間毎日0.04μg/㎥の無機水銀が含有した大気を吸っていた場合に「健康に影響が出る可能性が在る」という前提で定められており、「地下空間」に人が住んでいない限り何ら問題になるものではありません。

■ そもそも汚染される事が前提の「地下空間」(地下ピット) ■

そもそも、地下空間はベンゼンやシアン化合物のガスを「封入」する為に作られているので、換気設備を持っていません。当然、気化する物質の濃度は時間と共に高くなります。

もし、地下空間を有効に活用するのであれば、フィルター付きの換気装置を設置すれば、地下空間は駐車場として活用する事も可能かも知れませんが、豊洲ではそれを想定していないので、汚染物質は封入されているのです。

これが盛土でも同じ事で、盛土内に汚染物質を「封入」する事を目的としています。

土壌汚染対策法が求める汚染物質の封入方法は二つ。

1) 50cm以上の盛土・・・この場合は地表面が盛土のままでOK
2) 10cm以上のコンクリートで地表を覆う

豊洲の「地下空間」の天井は40cmの厚さのコンクリートですから、汚染物質はこのコンクリートを越える事は出来ません。世間は汚染される事が前提の地下空間の大気や溜まり水を測定して大騒ぎしているのです。

これは全くナンセンスな話で、専門家会議の平田座長もこの間違いに当然気が付かれていますから、事態の鎮静化に勤めていらっしゃる様ですが、素人の不安を払拭する事に手を焼いています。

■ 危険なのはメチル水銀などの有機水銀 ■

水銀で危険なのは「有機水銀」です。水俣病の原因も有機水銀ですが、これは神経系や脳に影響を与えます。

実は私達は毎日の食事で有機水銀を接種しています。



上のグラフは魚介類に含まれる有機水銀(メチル水銀)の量です。

WHOはメチル水銀の摂取基準を定めています。

1.6μg/kg体重/week

体重50kgの人で、11.4μg/dayが、WHOの定めた摂取基準となります。

魚介類に含有されるメチル水銀の出所は船舶の底にフジツボが付着する事を防ぐ為に塗られた塗料が溶け出して、魚介類を汚染したものです。プランクトンや底生生物から食物連鎖によって濃縮され、連鎖の上位に居る大型の魚介類やクジラ類に比較的高い濃度で蓄積します。

グラフではクロカジキが高めの汚染値を示しており10ppmという数字になってます。

1ppm=0.0001%

100gのクロマグロに含まれるメチル水銀の量を計算してみます。

100x0.001x0.01=0.001g = 1μg

これはWHOの定める基準の1/10程度になります。比較的メチル水銀を多く含有するクロカジキでも1kgなど一度に大量に食べなければ問題は在りません。

しかし、私達は日々様々な食品や食品添加物から水銀を接種しており、日々7~10μgのメチル水銀を摂取しています。これはWHOの基準値の1/2~2/3程度となります。

メチル水銀は胎児の中枢神経や脳の発達に影響が多いので、WHOではメカジキやマグロなどメチル水銀の多い食品を妊婦が食べる事に警告を発しています。

■ ワクチンに含まれる有機水銀が自閉症を引き起こした? ■

実は私達や子供達に影響を与える有機水銀で最も危険な物は「ワクチン」に含まれる「エチル水銀」です。

ワクチンの大瓶は一度に使い切らないので細菌に汚染される可能性が在ります。これを防ぐ為にワクチンの大瓶にはエチル水銀チオサリチル酸ナトリウム(メチローサル)が添加されています。

アメリカの乳幼児は様々なワクチンを接種されますが、ワクチンに含まれるエチル水銀が原因で自閉症や発達障害が発生する事が疑われる様になりました。これは、ワクチンの接種量(回数)の増加と、これらの発達障害の発生率の増加に相関がみられた為です。

この事を受けてワクチン中のメチローサルの含有量は減らされていますが、現在でも多くのワクチンに有機水銀であるエチル水銀が含まれています。当然、インフルエンザワクチンにも含まれます。

エチル水銀はメチル水銀に比べると体内に留まる時間が短いとは言え、私達やワクチン接種によって子供達に水銀を投与している事になります。これはワクチンのメリットが勝るので仕方の無い事ではあるのですが、インフルエンザなどはワクチンの効果が疑問視されているので、受験生など特別な場合以外には接種の必要性を私は感じません。だいたい、インフルエンザなんて罹っても1晩高熱が出たらだいたい治りますから。(免疫系をしっかり鍛えておけば)


私達は無害な豊洲の無機水銀の心配をするよりも、有害なワクチン中の有機水銀の心配をするべきなのかも知れません。



ちなみに当ブログは「新型インフルエンザ」騒動の時より、ワクチン(アジュバンド)による「不妊化」を疑っており、「子宮頸がんワクチン」の接種にも警鐘を鳴らし続けてきました。その内容は、ブログの「危険なワクチン」のタグにまとめられています。興味がおありの方は是非ご一読を。