GUCCIさんの処にコメントしようと思いましたが、陰謀論でコメント欄を汚してはいけないので・・・
豊洲問題はプロジェクトチームの第二回会合で今まで散々デマをまき散らしていた二人の建築士の方が、日建設計と建築構造の専門家にボコボコにされて構造問題には決着が付いた様です。この様な「偽物」を重用し、散々デマを拡散させた小池氏の責任は重大ですが、これを問うメディアは出てこないでしょう。
そもそも日建設計は日本最大の組織建築設計事務所であり、公共建築の設計の実績もダントツに多いので豊洲の設計を任された訳で、彼らの設計がいかに頑丈(悪く言えば過剰強度)であるかは地下ピットの梁の高さを見ればだいたい予想は着くというもの。建築関係者は、散々振りまかれるデマにいつ日建設計が反論するか固唾を飲んで見守っていましたが、「守秘義務解除」が宣言された途端に「デマ」は瞬殺されました。まあ、お二方には少々酷な「公開処刑」となりましたが、それに見合う混乱を都民にもたらしたのだから自業自得かと。
さて、問題は私達が「デマ」になぜ振り回されるかですが、専門知識の有無の問題では無く、「メディアを信用している」という問題に要約されると思います。日ごろ、こちらの方々も「日経新聞デマ」には敏感の様ですが、政治問題になると途端に「メディア=正義」というバイアスが掛かります。朝日新聞をはじめ少なからぬマスコミが「反体制」とか「権力の見張り役」を自認しています。
しかし、豊洲の報道を見る限りメディアはちょっと専門家に聞けば分かる「建築の常識」を無視した報道を繰り返し、フジテレビに至っては画像処理のねつ造までして「豊洲は危険」と報じてきました。実際、彼らが建築の専門家に裏付け取材をしないハズは無く、しかし何故か「事実」は報じられる事無くデマが拡散されました。これはフジTVに限らずNHKまでが同じ様な報道を繰り返しています。
これは冷静に考えれば「異常」な事なのですが、世間はこの「異常性」に気づきません。何故か・・・「報道が私達を騙すためにあるのかも知れない」という当然の疑念を忘れているからです。クーデターが起きた時、先ず占拠する施設が放送局です。要は権力の源泉は実は「報道」にあり、民主主義において「民意を形成する手段」こそが権力が有する宝剣なのです。
では、豊洲問題でメディアは何を実現しようとしているのか・・・単に「小池ヒーロー」を作る事が目的もであるまい・・・。小池氏の裏に誰が存在し、メディアの裏で誰が糸を引くのか・・・これを考えるのが「本当の新聞の楽しみ方」だと妄想して病まない・・いや止まない。
ちらほらと出て来る「カジノ」という言葉。気になりますが、現状豊洲にカジノを誘致する事を黙認するほど都民もバカではありません。まあ、いろいろと地下で蠢く気配はするものの・・・トランプとヒラリーの出来レースに騙されるアメリカ人程は日本人はバカでは無いと信じたい。