■ オーディオ用のPCが壊れた ■
Windows8の時代に、我が家では未だXPが活躍しています。
それも、SP2。
「オイオイ、少なくともSP3にアップデートしろよ」と言われてしまいそうですが、
これには深い訳があります。
このSP2のままのマシンは、PCオーディオ用のマシンです。
iTunesの出力をLAN接続したAirMac Expressという
外部DACでオーディオ信号に変換しています。
何でこんな面倒な事をするかと言えば、「音がイイ」から。
「音がイイ」というの実は正しくなくて、
「アナログレコードの音がするから」というのが正しい理由です。
日曜の午後は優雅にJAZZなど聞きながら・・・最新技術でレトロを再現する (人力でGO 2011.10.16)
■ マザーボードが壊れたらしい・・・ ■
最近、このオーディオ用のPCが不調でした。
実はハードディスクを2台積んで、XPのSP2をオーディオ用、
XPのSP3をリビングで皆で楽しむ用途に使い分けていましたが、
そのどちらも、立ち上げてしばらくするとイキナリ落ちてしまう事が頻発していました。
そうこうしているうちに、電源を入れてもBIOS画面が立ち上がらなくなりました。
こういう時は、大抵電源かマザーボードが壊れています。
夏のクーラー無しの気温30度を超える室内で酷使するので、
AMDのAthlonの省エネCPUの4850eに、大型ファン付きのケース使用の自作マシンですが、
(通常はケースファンは回す必要がありません。音楽用には最適)
さすがに暑い夏を5回も経験すると、コンデンサーもドライアップするのでしょうか?
まあ、5年以上使ったので、寿命と言えば寿命ですが・・・。
■ 予算4万円で最新のCPUで省エネパソコンを作る。 ■
実はPCを自作すべきか、それともDELLあたりで安いやつを購入するか悩みました。
自作PCはパーツ代を集計すると、実はメーカー製のPCの方が安かったりします。
でも自作には自作なりの楽しさとメリットがあります。
自分で作ったPCには愛着が沸きますし、
トラブルが起きた時の対処も内容が分かるだけに安心です。
今回はケースとハードディスクと光学ドライブ、そしてメモリーが使えるので、
多分、メーカー製の安いPCよりは安価になりそうです。
予算は4万円で、Windows7のOSまで含めて行ける気がします。
■ CPUは省エネ35Wの 「core i3/3220T」 ■
一般的な自作PCマニアはゲーム向けの爆速マシンを作ります。
高速仕様のCPUをオーバークロックで目一杯ぶん回しで、
メモリーも沢山積んで、発生する熱は大型クーラーや水冷で冷やします。
3Dゲームを高画質でヌルヌルと動かすのが彼らの理想です。
一方、私の作るPCは音楽用の「静音マシン」です。
ケースのファンは低速回転にするか、夏場以外は止めてしまいます。
さらに、真夏もクーラーを使わないので、発熱はPCの寿命を極端に縮めます。
そこで、Intelの最新CPUの中から、
省エネでそこそこ使えそうな「core i3/3220T」をチョイス。
これにバランスの良さそうなH77チップセットのマザーボードを組み合わせてみます。
CPUにファンは付いていますが、オモチャみないなので安いファンも追加。
さらに、windows7のパッケージ版を組み合わせます。
オーディオ用はXPですが、家族で使うHDはwindows7にしてみます。
XPは来年でサポートが終了するので、ネットアクセスの多い家族用はXPでは心配です。
さて、これで上手く走ってくれれば、¥3、0440でPCの出来上がりです。
■ 思わずSSDドライブを買ってしまいました ■
予算が4万円だったので、思わずSSDドライブを買ってしまいました。
SUMSANG製の120Gが、¥11,900でした。
4万円は少しオーバーしましたが、
カミサンは直ぐにPCの電源を切ってしまうので、
PCの立ち上がりのスピードは大切です。
■ エー、メモリーが対応していない・・・ ■
さて、PCを組もうと古いPCをバラシテ気が付きました。
メモリーがDDR2だったのです。
最新マザーボードはDDR3からしかサポートしていない様です。
あわてて自転車をケーズ電気に走らせした。
新浦安のケーズ電気の自作コーナーって、意外にパーツが充実しています。
安いバルクのメモリーと迷いましたが、
メモリーは相性が心配なので、IOデータのDDR3 / 1333/ 4GBを購入。
¥3,980なり。
さらにCPUクーラーを買い忘れていたので、¥1,406追加。
■ エー、パラレルATAに対応していない!! ■
さて、これで準備万端。
光学ドライブを接続して・・・・アレ。
このマザーボード、パラレルATAの端子が付いてじゃないか!!!
という事で、近所のヤマダ電機にGO。
ところが、ヤマダ電気の自作PCパーツは充実の品揃え(イヤミです)
結局、シリアル→パラレル変換ケーブルなんてあるはずも無く、
DVDドライブを買う事に・・・。
痛い出費が¥5,200・・・。
■ あれ、無線LANが反応しないぞ ■
なんだかんだで2時間くらいで、PCを組み立てて、
windows7をインストール。
オオオオー、SSDって何て早いんだろう!!
これは感動もの。
無事、windows7と、XPのSP2もインストール完了。
さて、無線LANの子機を接続して・・・
アレ!? 「ドライバーが見つかりません」で沈黙・・・。
付属ディスクから取り込めば・・・・あれあれ、7に対応しないや・・・。
再びヤマダ電気にGO!!
無線LANの子機、我が家は電波が弱いのでちょっと奮発しました。
¥2,400也。
■ 既製品を買った方が安かった!! ■
何だかんだで¥55,326掛かってしまいました。
1万5千円、予算オーバーです・・・。
結局流用出来たのは、HDDとケースと電源、そしてマルチカードリーダーのみ。
電源とHDDの寿命を考えたら、この流用はアダになる可能性も高い。
ドスパラならばcore i5-3470 クアッドコアで¥54800也。
ヒューレットパッカードでも同様の製品が¥59800。
ウーン、SSDを使っているとは言え、
ちょっと微妙な値段になってしまいました。
■ 今回の反省・・・PCの寿命は5年だ!! ■
分かっている事とは言え、やはりPCの寿命は5年ですね。
これはマシン寿命もさる事ながら、
パーツの規格が陳腐化するのが5年程度なでしょう。
ですから、PCはcore i3や、core i5のボリュームゾーンの既製品を
5年くらいで乗り換えて行くのが、一番経済的である事が
改めて、骨身に沁みました・・・・。
でも、自作PCは楽しいから止められない・・・。
だって、自作マシンはカワイイからね・・・・。