今日はかぁちゃんの通院日。
少々暑かったけれど、雨の予報は夜中からなのでラッキー♪
いつもの様に待合室で待ちぼうけ。かぁちゃんも私もぽえ~っと夢現(笑)
診察室から出て来た女性を見て「あら、お久しぶり~!」と元気に声をかけたのは私。
かぁちゃん、ぺこちゃんとの日々が始まってからは、それまでに顔を出していた集まり事にはすっかりご無沙汰で
「あら久しぶり~!」と声をかけるのもかけられるのも、文字通り本当に久しぶりなので
ああだこうだと話が弾むのがいつもの事。
特にここは地域に根付いたクリニックなので、かなりの頻度でそういう機会も多く
「元気にしてんの?ま、ま、言うても病院やもんなぁ、元気って聞くのもおかしな話や。」
な~んていつものノリで懐かしい話でもしようじゃないか・・・って思ったのは私だけ。
いつも赤い口紅がキュートな彼女はぴぃと共通のお友達。
その彼女が今日は化粧っ気なしで、「元気にしてた?〇〇さん!」って私の声掛けに
「はい、〇〇ですけど、どちら様ですか?」とちょっと不思議そうに答えた。
・・・その時点で「え?」っと思ったんだけど彼女が真剣に私の顔を見てそう言うので
「あぁ、ごめんねぇ、随分お会いしてないものね。」と慌てて答えたら
しばらくして「覚えてなくてごめんなさい。」と小さく応えて、後は全く口をきかなかった。
先に彼女が病院を出る時も私の会釈にも気付かなかったようで
余りにも様変わりした彼女の事がえらく心配になったけれど、どうしようもない。
以前に何度か会っただけなら記憶に残っていなくても理解できる。
けれど、10年以上毎週会っていたし、彼女の家に呼ばれた事もある。
何だか不思議な気持ちになって、ぼんやり思いを巡らせていたら、ふと思い出した。
半年ほど、いや、もう少し前だったか、
共通の友達がスーパーで彼女に会ったんだけれど、明らかに避けられたって言ってたのを思い出した。
「私、なんか悪い事をしたのかなぁ・・・。」
「挨拶しないだけやなくて、どう考えても私から逃げ出したとしか思われへんのよ。」
って、えらく落ち込んで話してたのを思い出した。
その時は、たまたま誰にも会いたくなかっただけやないのぉ?
なんて、軽く話しただけだったけれど・・・
もしかして、彼女・・・何か記憶でも失ってしまう様な病気にでもなってたのかな・・・
だとしたら、自分の知らない人達が自分の事を知っているって・・・怖いだろうなぁ・・・
目の前で、口をぽかりと開けて車椅子で愛用のクッションに体を支えられて
幸せそうに眠っているかぁちゃんを見ながら、
そうだよなぁ・・・かぁちゃんも最初は怖かっただろうなぁ・・・
その時にしっかり寄り添う事は私には出来なかったなぁ・・・
なんて過去の事を急に思い出して、寝ているかぁちゃんの頭をなでなでしてしまった。
彼女は一人で来ていたので、自分の身の回りの事は出来ているに違いない。
忘れたい事は忘れちゃってもいいからさ、今を未来を、どうか幸せに生きてくださいと祈らずにはいられない。
少々暑かったけれど、雨の予報は夜中からなのでラッキー♪
いつもの様に待合室で待ちぼうけ。かぁちゃんも私もぽえ~っと夢現(笑)
診察室から出て来た女性を見て「あら、お久しぶり~!」と元気に声をかけたのは私。
かぁちゃん、ぺこちゃんとの日々が始まってからは、それまでに顔を出していた集まり事にはすっかりご無沙汰で
「あら久しぶり~!」と声をかけるのもかけられるのも、文字通り本当に久しぶりなので
ああだこうだと話が弾むのがいつもの事。
特にここは地域に根付いたクリニックなので、かなりの頻度でそういう機会も多く
「元気にしてんの?ま、ま、言うても病院やもんなぁ、元気って聞くのもおかしな話や。」
な~んていつものノリで懐かしい話でもしようじゃないか・・・って思ったのは私だけ。
いつも赤い口紅がキュートな彼女はぴぃと共通のお友達。
その彼女が今日は化粧っ気なしで、「元気にしてた?〇〇さん!」って私の声掛けに
「はい、〇〇ですけど、どちら様ですか?」とちょっと不思議そうに答えた。
・・・その時点で「え?」っと思ったんだけど彼女が真剣に私の顔を見てそう言うので
「あぁ、ごめんねぇ、随分お会いしてないものね。」と慌てて答えたら
しばらくして「覚えてなくてごめんなさい。」と小さく応えて、後は全く口をきかなかった。
先に彼女が病院を出る時も私の会釈にも気付かなかったようで
余りにも様変わりした彼女の事がえらく心配になったけれど、どうしようもない。
以前に何度か会っただけなら記憶に残っていなくても理解できる。
けれど、10年以上毎週会っていたし、彼女の家に呼ばれた事もある。
何だか不思議な気持ちになって、ぼんやり思いを巡らせていたら、ふと思い出した。
半年ほど、いや、もう少し前だったか、
共通の友達がスーパーで彼女に会ったんだけれど、明らかに避けられたって言ってたのを思い出した。
「私、なんか悪い事をしたのかなぁ・・・。」
「挨拶しないだけやなくて、どう考えても私から逃げ出したとしか思われへんのよ。」
って、えらく落ち込んで話してたのを思い出した。
その時は、たまたま誰にも会いたくなかっただけやないのぉ?
なんて、軽く話しただけだったけれど・・・
もしかして、彼女・・・何か記憶でも失ってしまう様な病気にでもなってたのかな・・・
だとしたら、自分の知らない人達が自分の事を知っているって・・・怖いだろうなぁ・・・
目の前で、口をぽかりと開けて車椅子で愛用のクッションに体を支えられて
幸せそうに眠っているかぁちゃんを見ながら、
そうだよなぁ・・・かぁちゃんも最初は怖かっただろうなぁ・・・
その時にしっかり寄り添う事は私には出来なかったなぁ・・・
なんて過去の事を急に思い出して、寝ているかぁちゃんの頭をなでなでしてしまった。
彼女は一人で来ていたので、自分の身の回りの事は出来ているに違いない。
忘れたい事は忘れちゃってもいいからさ、今を未来を、どうか幸せに生きてくださいと祈らずにはいられない。