『あざみの歌』は まだ歌えますか

泣いて、笑って、歌って介護!!そんな日常の過去の記録と
新たに今一度自らを見つめてぼちぼちと戯言なりを綴ります。

ムッ・・・!!

2006年10月08日 02時48分52秒 | 日々の出来事
たまたま消し忘れたテレビに映ってた、昨日の国会中継ですよ。
普段は見ないですよ、全くのノンポリだもん(←この言葉って死語かしら?)

涼しくなってから、かぁちゃんが夜中に復活!!
(この場合。「かぁちゃん」とは、その行動全般を指す)
真夏の夜の夢は泡沫の如く消え去り、今はただ束の間の幸せを懐かしむばかりなり
まぁ、これについてはあんまり面白い?ので後日ゆっくりと。

なので、いわゆる激しく睡眠不足。
咳が長引くのはこのせいだろうなぁ・・・一日中「寝起き」の感じがする。
で、時間があれば10分でも20分でも寝てやる!と、半ば意固地になってるので
日中、かぁちゃんの長~いお食事タイムの間に、ごろりと転がる。
ふへへへ~・・・気持ちいいなぁ・・・

・・・何やら遠くで声がする。・・・しょうがいしゃ・・・しえんほう・・・ん?
「障害者自立支援法」・・・あ~、何か言ってる~・・・。
ぼ~っと聞いてたのだが、だんだん腹が立ってきて完全に覚醒。
聞えの良い言葉で何語ってるんだ、おじさん???・・・こっちもおばさんだけど。

ん~?施設にずっと入ったままで過ごす人が多いので、社会の中で生活してもらうために?
社会の中で生活!それは理想論だけど、受け皿も何も準備されないままで、どうやって?
というか、その言葉だけ聞いたら実状をご存知ない方に正しい!と誤解させてしまう所が
めちゃくちゃ、ムッとした

施設維持って大変なんですよ~。その為のお金なんてねぇ、出せないんですよ~。
だから、し~らないっ!!・・・って事を言えないからなんじゃないの~?
・・・いや、いや、ここで中途半端な知識のまま詳しい意見は述べられないけど、
これだけはどうしても納得しきれないので、一言。

各自の収入に応じて自己負担額を決めるのに、何をされたがご存知ですか?
これも地方自治体によって異なるのかもしれないけど、
役所で収入を調べられる公的な物だけだったら、何も疑問は持たないけれど、
今回、この法律が変わった事で新たに手続きが必要だった時、一瞬凍りついた事がある。

「本人名義の預金通帳を全て持ってきてください。」・・・。

本人の経済状況に応じて、サービス利用の上限限度額が決められる。
その中には本人の貯蓄も関係するという事だ。
貯蓄合計がある金額を越えると、個人負担額の上限限度額が跳ね上がる。
「全ての通帳ですか?」と確認すると「嘘の申告」になるから大変・・・って。

介護保険にしても他の手続きにしても、本人名義の貯蓄額を提示するなんて聞いた事がない。
窓口の人は事務的に、通帳の最後の頁をコピーされる。
けどね、通常役所が健常者の預金通帳の残高の合計を調べるなんて事ありますか?
障害者にはプライバシーはないの?所詮、そのような認識しかされないの?
まして個人情報の漏洩が問題になって???と思うような所まで神経質な風潮なのに。

そりゃ、逃げ道はいくらもあるけれど、そういう発想をされる事が信じられない。
だって、親御さん達は自分がいなくなった後で、この子達が安心して暮らせるようにと、
それこそ、必死になって子供の名義で蓄えられるのではないのだろうか?
「自分がいる間は大丈夫・・・けど、いなくなったら・・・。」
障害者に限らず、介護に携わっている方が、事ある毎に落ち込むどうしようもない不安。
我が子の為に、せめてお金だけでも残してやりたいと思うのが当然の親心。

何らかの形で他者の力を借りないと生きていけない者は、そんな事まで自由じゃないの?
私の単なる感情論なのだろうか?
だからと言って、声高らかに意義を唱える程の気力も体力も今の私にはないけれど
・・・でも、何だか心が寒い 

それにしても、ぺこちゃんが家にやって来なければ。
甥っ子が障害を持って生まれてこなければ。
こんな事にも気付かずに、こんな風にも感じずに生きていたのだろうなぁ・・・。
私、これまで何やってたんだろう・・・。
世の中、知らない事だらけだ









コメント (3)
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