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『あざみの歌』は まだ歌えますか

泣いて、笑って、歌って介護!!そんな日常の過去の記録と
新たに今一度自らを見つめてぼちぼちと戯言なりを綴ります。

昔話

2006年11月26日 12時28分02秒 | どうでもいい話
私は昔っから笑い上戸・・・どちらかと言えば、笑いで全てを誤魔化す性質。
度々それで自己嫌悪に陥るけど、この年まで治らないから、もう治さな~い

良きにつけ悪しきにつけ、何か大きな出来事があるとその記憶が優先してしまって
他の記憶を失ってしまう性質でもあるようだ。
不思議な事に、三歳前後の事は異常に詳しく覚えているのに、
中高生時代の記憶がほとんどない。
特に学校での記憶は先生、友人達の事を含めても僅かに覚えている程度。

10年以上前に偶然行った百貨店の店員さんに「せんぱ~い!」と声をかけられたけど、
「あなたは誰?」状態・・・ ネームプレートを見て微かに思い出したけど、
その場を繕おうとして、たじたじになってしまった。・・・あの時はごめんね~

けれど、その数少ない記憶の片隅に強烈に残っている事もある。

当時、私は勉強はしなかったけど
一見ものすご~っく真面目な高校生

ある日、何かの授業中に後ろの席から手紙がこっそり回って来た事があった。
週刊誌の切り抜きか何かだったのだが、
それを読んだ瞬間・・・笑いが止まらなくなってしまったのだ
勿論「ぐははははっ!」と笑える程勇気もなかったので、机に突っ伏して声を殺して
その授業中ず~っと笑い続けてしまった。だって~、箸が転げてもおかしい年頃なのに・・・。
(今は、つまようじが転げたって笑ってるけど)


どこかの国のしいたけ農家の青年が、ある日、おへそからしいたけが生えてきたんだそうな。
しいたけの菌糸がどうした事か、おへそにくっついて生育したんだそうな・・・。


・・・おかしくない??・・・わらっちゃわないでしょか??
・・・確かに、あんまり面白くもないけど、当時は笑いが止まらなかったの


で、それで事は終わったかに見えた。
しか~し、そうではなかったのだ。
翌週の何かの授業の時に、とある先生が教壇に置いてある座席表を見てしばらくじっとしていた。
で、で、座席を数えて始めてらして・・・視線が止まった・・・。
先生は私の顔をじ~っと見つめ、そして、真面目な顔で言ったのだ。

「○○さん・・・あなた、しいたけですか?」
私は訳がわからないし、教室は爆笑の渦に巻き込まれるし


後で、座席表を確認すると、私の名前の下に、丸っこい文字で書かれていたのだ。

しいたけ

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・しいたけは大好きだけど・・・・・・・・・。



「あなた、しいたけですか?」
「いいえ、わたしは、しいたけではありません!」


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普通の嫁さん

2006年10月11日 02時46分07秒 | どうでもいい話
                    

んふっ・・・ゆったり、まったり

妹達と共に癒しのロデム参上につき、一昨日、昨日は私のOFF日。
ぺこちゃんの朝ごはんは、パンとカップを準備して部屋のテーブルに前夜からセット。
自分の事を自分でしてくれるっていうのは、本当に素晴らしい

彼女の部屋にお茶のポットとは別に、湯沸しポットを置いてから、かなり楽チンになった。
ちょっとでも手抜きが出来る事は、どんどんやってしまう怠け者な私

真面目な話ここらでちょっと体力回復しないと真剣にヤバイ・・・。
ちょっと気を抜いて、注意していなかったら、首と肩の痛みが復活。
便座・・・ちがう、首の装具をつけるにはまだ暑いしなぁ。
まぁ、ゆっくり休めば治るだろうと、目覚ましも、携帯のアラームもセットせずに寝た。
布団にもぐりこんだのはいつもと同じく3時半だったけど
「あ~っ!かぁちゃんをトイレに連れて行かなきゃ。」と、あわてて飛び起きたら
・・・11時でありました~っ!!

あ~、びっくりした。・・・おくさ~ん、お昼ですよ~っ。
すまぬ背の君、お昼ご飯はちゃんと作りますです

で、問題はここからなのだ。

かぁちゃんが隣へ来て半年を過ぎ、夜中に目が離せなくなってあちらで寝るようになって、
私自身の生活の中心が我が家より、隣になってしまっているのは否めない事実。
いつしか背の君のデスクワークの場が、自分の部屋から食卓に移行している。
で、私がキッチンでウロウロごそごそしている間中ずーーっと後ろに気配があるのだ。
・・・別に不思議じゃないって?
・・・いいえ、我が家では不思議なのだ・・・う~慣れてない!
やりにくいったらありゃしないのだ。

だいたい私の独り言にいちいち返事をしてくれるな。
「え?どうした?今何て言った?わかるように言いなさい。」とか言うな。
独り言に意味なんかないわい!
誤解の無いように申し上げるが、独り言と言っても一人で喋っている訳じゃない。
たいてい、「ぐぁ!」とか「あん?」とか「うわわわわわわ!」とか・・・。
「あっちゃ~!」とか「ひえ~っ!」とか「くそっ」とか・・・。
一番多いのは「いてっ!」なんだけど、ねぇ、普通は言わないのかしらん???

いつもは静かな我が家に嫁の奇声が響き渡る事に、
ついに我慢しきれなくなった彼は言ったのだ。←正確には怒鳴った
「普通の嫁さんらしくしなさい!!。」

・・・あん?「普通の嫁さん」ってどんなよ?
・・・どっからが「普通」で、どっからが「普通」じゃないのよ?
「あんたがそこに居るのが悪い。」とは優しい嫁は言わなかったけど(優しいでしょ
♪ふつうのよめはここにいる~、これがあんたの嫁なのよ~♪
と、思いっきり腹筋使ってオペラ調に歌って差し上げてやった・・・ふんっ。

しかし、普段家に居ないと言う事は、自分の居場所がなくなるって事なのよね。
背の君は「いつもの休日」と同じ様に過ごしていただけなのだから・・・。
ちょいと凹んで気晴らしにロデムをいじりに行ったら、彼はお昼寝の真っ最中。
かぁちゃんが棺の中に持って行くと以前言ってたアンパンマンと一緒に記念撮影

ん~、いずれにせよ、ゆっくり眠れて幸せなだったよ。ねっ、ロデム







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性格の不一致?

2006年09月25日 02時44分17秒 | どうでもいい話
                    

「厚岸の海」・・・と、またここで愚息からの数日前の写メを流用。
途中台風の雨で足止めをされたものの、何とか今回の目的地「納沙布岬」へ到着。
只今、帰りのフェリーに乗るために苫小牧へ向っているようだ。

で、事の発端は北海道なのである。
愚息Ⅰが出発する時に条件を一つ出した。「メールは毎日入れる事!居場所は明記せよ!」
だもんで、ここ二週間、毎日数通携帯メールが届く。・・・珍しい

ところが、私自身が北海道の地理が全くわからないので、数年前の「るるぶ」を片手に地名を探る。
そのうち「こりゃ、全体の地図がいるねぇ。」って事で各頁をコピー。「切り張り北海道」が完成した。
せっかくなので、空いていたB1パネルに入れようとしたのだが、目算が狂って入らない。
北海道はデカかった。・・・時、既に遅しだよ・・・。せっかく貼ったのに~。

けど、それでめげる私ではない。
対角線近いところを軸にして斜めにすれば入る事に気付いて、るんるんと作業を進めていると、
背の君が「何やってるんだ!」と背中から一喝・・・な、何で?
彼の信条として、天地の上は北!地図を斜めにするのは言語道断!という事らしい。
「だって、入らないじゃないか~。場所が解ればいいんだよ~。」
と言っても聞く耳を持たない。ううう・・・昔から頑固な奴なんだ、くそっ。
「だったら、どうするんだよ~。」と聞いたら、あろう事か・・・こう応えたのだ。
「必要な部分を中心にして、はみ出すところは切ればいい!。」

・・・何を~!?せっかく切り張りして繋げた北海道の一部を切れだと~?
「そんな事をしたら、道民の皆様に申し訳がたたないではないか!」
しかし、背の君は意見を曲げる輩ではない。
「道民の皆様は、斜めになって落ち着かないよりずっといい。」だと・・・。

入らぬなら、入れてみせよう北海道!
入らぬなら、切ってしまおう北海道!

この感覚の差はでかい!全てに通じる性格の不一致である。
それからしばらくは、互いに一歩も譲らずに言葉の応酬はヒートアップ。

・・・別に我が家の地図がどうなっても、道民の皆様の足元が傾く事はなく、
ましてや、消えてなくなるなんて事は有り得ないのに・・・。バカ夫婦

結局、最終的に私が折れて・・・(それみろ、結局はいつもこうなのだ))
パネルを諦めて、段ボール箱を崩して壁紙の残りを貼ってボードにする事にした。
ぼこぼこ地図になっちゃうよ~。
・・・全く、余計な事で時間を浪費して、まだ完成しないじゃないかぁ!

落ち着いて考えれば、こんな事に時間を使う必要は全くなかった訳で・・・。
地図だって、買ってくれば良かったのだし・・・。

何が辛いって、近頃細かい活字が全く読めなくなってきている私。
眼鏡を外して、比較的乱視の弱い左目を頼ると、はっきり見える事が判明。しかし、
それも紙面から10センチ離すと見えないので、作業中は紙に頬擦りしているように見えるらしい。
あげくに、今度は外した眼鏡がどこにあるか見えないという情けない状況。

その、労しい妻の姿を「何してるんや~?おもろいで~。」と笑って見るな~っ
だから、斜めでもいいじゃないか~っ!!

・・・んっとに、どうでもいい話なんですが・・・。
夫婦水入らずの貴重な時間はこうして過ぎ去ったのでありました。
・・・穏やかな老後なんて、絶対にやって来ない!と、確信した日でもありました。








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へたれ中

2006年09月24日 02時44分11秒 | どうでもいい話
うわ~、へたっておりました。
木曜日から二人はショートステイ。月に一度のフリータイムだったのだけど。
いつも背の君に「何もしない日を作れ!」と怒られるのだけど。
今回もまた、無理でありました。

今週は頭っから我が家の片付け。いつにも増して、隣と我が家を行ったりきたり。
久々に、お客様を招いての食事会を木曜日に決めていたのでその準備でおおわらわ。
一年以上前から機会があれば・・・と思っていたのがようやく実現した。
我が家のメンバーも加わって楽しくお喋り。充実した数時間を過ごしたのだが・・・。

ええ~っ?私って、こんなに段取りが悪かったかぁ~っ?・・・泣きそう。
以前は、一、二ヶ月に一度は友人、知人を招いて食事会をしていたので慣れてる筈なのに、
いつものように・・・が出来ない。体も頭も動かない。
大ショック・・・結局、九品準備する予定が七品が限度だった。
その上、お客様が揃っても、まだサモサを揚げている状態。
まぁ、揚げたてを食べてもらえたので良かったけれど、落ち着かないったらありゃしない。
おまけに、せっかく彩りよく盛り付けたのに記録代わりに写真を撮るのも忘れてた。

いや~、この段取りの悪さは問題ですよ。完全に体も頭も鈍ってる。
いつも通りの事が出来なくなってるのは、かなりショック。
どちらかと言えば、自分に自信がない方だけど、せめてこれくらい・・・が出来ないなんて。

考えてみれば、かぁちゃん、ぺこちゃん中心の生活になってからは、
めったな事では他人様を家へお招きする事がなくなってしまってたしな~。
いつしかそれに慣れっこになって、それを言い訳に自分を甘やかしていたんだと痛感。
・・・このままじゃいかんです。もう少し、他人様と触れる機会を増やさねば。

納得できないので、疲労感がずっしりと足腰に・・・。
後片付けも中途半端なのに、翌日は止むを得ない用で外出するはめになり、
だるさと、眠さがどんどん蓄積されて、ついでに予想通り膝に来た。
鏡には「だ~めだこりゃ」な顔が写ってる。いやぁ、まいったなぁこりゃ・・・。

今日は今日で、とある事をきっかけに、背の君と喧嘩・・・じゃないなぁ。
意見の言い合い?違うなぁ(笑)
とにかく考え方の相違で大きな声で言い合って「負けてたまるか!」とばかりに
余計な事をして、ますます疲労困憊。・・・(内容はまた明日にでも)
一年に一度か二度、あるかないかの「朝から晩まで二人っきり」の日に何やってんだか。
・・・実はここ数年、これが一番慣れていないから仕方ないっかぁ(爆笑)

けど夜、せっかくだからと、近所に新しく出来たイタリアンレストランへ連れってってくれた。
内装が何故かちょっぴりアフリカンな雰囲気で、懐かしくなって、そんな話ばかり。
後でオーナーさんに聞いたら、お店のコンセプトを教えてくれた。
「アフリカに旅行に行った欧米人が好んで行くようなレストラン」だ、そうだ。
確かにね。、もう一言「欧米人が経営する欧米人の為の」を付け加えればね(笑)

懐かしさと新鮮さと美味しさが混ざり合って、ちょいと贅沢ないい気分。
少し疲れが取れたところで、明日もまたヘロヘロになりそうな予感。
次回こそはきっと「朝から晩まで、な~んにもしない日」をつくりましょ!


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総攻撃?

2006年08月15日 09時53分05秒 | どうでもいい話
愚息が、一人でふらりと自転車の旅に出たいと計画中。
朝も早くから、この暑いのに倉庫での単発バイトで旅費を稼いでいる。
これを機に、下がりきった心と体のテンションが少しでも上がればと思うけど、
こっちが焦っては逆効果。・・・と、頭では理解している。

珍しく親子四人が食卓を囲んで、例によって無駄話が始まった。
事の始めは、自転車のパンク修理の説明を始めた背の君が
「俺は、小学校の時から自転車のパンクは自分で治していた。」と言い始めた事にある。
「小さい君等と一緒にパンク修理出来るようになりたかったなぁ。」・・・ふ~ん。
「一緒に色んな物を造れると思ってたのになぁ。」・・・別の物は造ってるぞ。
「どこで、道を間違えたかなぁ。」・・・どの道が正しいかなんてまだわからん。

彼らは理数系が全く・・・恐ろしいほど苦手。はっきり言って私より苦手(笑)
我が家では背の君一人がそちら系なので、これに関しては相当悔やんでいるようだ。
しかし、そんな事は知らぬ。
どう記憶をたどっても、子育ては私まかせだった・・・(本人はそのつもりはない)
私から言わせてもらえば「そう育てなかったあんたが悪い!」のだけど・・・。

親の馬鹿なやり取りを聞いていた、愚息らがにっと笑って語り始めた。
「そら、俺らがこうなったんは、やっぱりおかんの育て方の問題やな。」
「だいたい、俺ら、ウルトラマンは実相寺作品しか見せられてないしな。」
「仮面ノリダーを、本編を見ないうちにギャグをみるなって見せてくれんかったしな。」
「某おもちゃ会社の思惑通りになるなって戦隊物のおもちゃ、買ってくれんかったしな。」
「ゲームは音が嫌いや言うから、買ってって言えんかったしな。」
・・・エトセトラ、エトセトラ・・・。

「あ~あ、おかんの価値観で俺等がどれだけ苦労したか・・・。」

我が家の男どもが「そうだそうだ!やっぱおかしい!」と口を揃えて総攻撃。
「う、うるせ~っ!!」
自分達が勝手にそんな風に育ったんだろ~が!私は知らぬ!
つ~かさぁ、あ~んな事やこ~んな事は忘れて何でそういう記憶しか蘇らないのだ?

基本的な考え方や倫理観は、そりゃぁ親の影響を受けるだろうが
選択肢はいくつもあって、それを選ぶのは君等の自由にまかせたはずだ!
・・・あら、それが一番いけなかったのかしらん???


馬鹿な言い合いだとは思うけど、なんとなく、それぞれが生き生きしているように感じる。
私が今一番必要としているのは、こんな馬鹿な・・・けど、普通の会話。
目先の目標を見つけられずに最低限のノルマを消化するだけだった、この二週間。
心の中に一瞬、心地良い風が吹く。
風が動くと、同じ風景が違って見える。・・・そろそろ私も動くかな(笑)

サンキュー、君達。




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夫婦漫才

2006年08月04日 02時27分43秒 | どうでもいい話
先日の続きを書こうと思っていたのだけれど、昨日面白い事があったので余談をちょいと。

ほんとにどうでも良いのだけど、私、日本人離れしているのですよ。
・・・腕の太さが・・・。
単にコロコロしているから、の範囲を遥かに越えている。見た人はわかる(^^;
何せ、高校生の時に「道節」と異名をとった程。

注:当時、NHKで辻村寿三郎氏の人形で「南総里見八犬伝」放映中。
  その、犬山道節の片肌脱いだ筋骨隆々たる腕が、私に似てるって・・・
  花の高校生だったのにぃ・・・。
  信乃さんや気野さんが好きだったのにぃ・・・。

故に、いつだってどこだって逞しく見られる。
少なくとも、女らしいとか、清楚だとか、可憐だとか、そういう言葉は全く無縁だ。

だるい体を引きずって、がるるるる・・・と唸りながら洗い物をしていた時、
背の君が言った。
「頼むで~、倒れるなよ~、君は大黒柱なんだから。」
素直でない妻は、皮肉と受け止めて不機嫌に背中で威嚇する。
「誰が大黒柱だ?私は稼いでないぞ!」
本気で不機嫌なのを察して、慌てて背の君がフォローし損なう。
「いや~、容姿は誰が見ても大黒柱・・・いや、体型が・・・。」
・・・・・・。

自分で言葉の蟻地獄に勝手にはまってるんだからどうしようもない。
かと言ってそれに傷つくほど私も柔ではない。
何だかんだと攻防戦を繰り返し、最終的に背の君が言う。
「逞しいのは分かってるから、もう少し華奢になってくれ。」
「・・・華奢?・・・それならなれる~っ!!」
私はやおら振り向き、片足を椅子にかけて言い放った。

「たった一つの命を捨てて、生まれ変わった不死身の体。鉄の悪魔を叩いて砕く
キャシャーンがやらねば誰がやる~っ!!」←納谷さん風に~♪
♪ひ~びけキャシャ~ン・・・♪←佐々木さん風に~♪

へへんっだ!
背の君はがっくり肩を落として、大きなため息と共に自分の部屋へと消え去る。
ふんっ、華奢になったら誰がかぁちゃんを担ぐんだ?誰がぺこちゃんの相手をするんだ?

背の君は変わった。
ぺこちゃんが来てから随分変わった。
関白亭主が、おそらく結婚して初めて自分の精神的弱点を私に暴露したのだから
当初は私の想像以上に、相当辛かったのだと思う。
理不尽だと思いつつ、私が彼の予想外の言動を受け止めざるを得ないほど
自分の妹を受け入れられない事を苦しんでいたのだと思う。
ぺこちゃんの事を話題にする事も最初は出来なかった。
けど、4年かかってようやく話題に出来るようになった。
まだ、一言も兄妹の互いの会話はないけれど・・・。
そして、私は随分やりたい放題するようにもなった。(わはは・・・許せ!)

オタッキー要素の微塵もない背の君も、や~っと私に慣れてきたのだろうなぁ。
まぁ、ある種の諦めかもしれないけれど・・・。
来年は銀婚式。何だか、ようやく夫婦だねぇって感じる今日この頃。

・・・なんて言ったら絶対に怒るだろうなぁ「今までは何だったんだ?」って。
ん~、今まではねぇ、どちらかというと保護者だね(爆)
「ぽ~の青春休暇」と彼自身が名付けた私の夏休み。
どこでどう過ごしたかを、彼も聞かないし、私も詳しく話さない。
こんな事、以前なら100パーセント考えられない。
別に秘密にする事なんて何もないけれど
「私だけの時間」を「私だけの物」にしてくれようとしている努力にはこっそり感謝。

「ありがと~、おと~さんっ!」んふふ~っ。
・・・きっと彼は言う「俺はあんたの父親じゃない」って。
・・・今更、名前でなんか呼べるかぁ、こっぱずかしい。

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ため息と新しい言葉

2006年07月27日 03時53分25秒 | どうでもいい話
「堤防しに行ったんじゃないの~?」

夕暮れ時にふらりと家に帰ってきた愚息Ⅰが見当たらないのでⅡに聞くと、彼はこう応えたのだ。
「何だそれは?」と聞くと
「堤防を散歩したり、風に吹かれて気分転換をする事。」・・・なのだそうだ。

こんなの日本語じゃねぇ!!

以前は使わなかった言葉を彼らは時折口にする。
若者達の間では妙な日本語が流行っているのだろうか?
しかし、流行り言葉という物は恐ろしいもので、
聞き慣れて来ると、それがあたかも正しいように思えて自分も口にしてしまう。
決して若者ではなくってもだ。

我が家の近くには川が流れており、堤防の緑は手が届きそうなくらい目の前である。
広々とした河川敷は彼らが幼い頃から親しんだ場所だ。
私以上にその場所には思い入れが強いようで、気が向けばふらりと出かけて行く。
川風に吹かれるのが良い気分転換になるようだ。
ずっと以前に「ちょっと出てくるわ。」と言うⅠに行く先を訪ねると、
「堤防でたそがれてきまっさ。」という応えだった。

「たそがれる」・・・「黄昏る」?なんて日本語あったっけ??
変なの・・・変なの~っ!!と、その時は思ったのだが、
土手に腰を下ろして沈み行く夕陽を、少し物寂しげに、けど、どこか満足げに眺めている、
そんな姿を想像したら、案外悪くない言葉かもしれないなぁ・・・と思ってしまった。

テンガロンハットを被って行け!シルエットが絵になるぞ!と言いたいのをぐっと我慢。
・・・こういう想像は彼らには出来ないだろうが・・・してたりして(^^;
でも、黄昏たい気持ちは、何だかわかるような気がした。
同時に、黄昏るゆとりまで、無くしてしまっている事に気付く。

さてと、私も黄昏る準備をしなきゃ・・・堤防でなくビルディングのジャングルへ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

あの、決してネタではないのですが・・・。
実は昨日、我が家のクーラーが壊れた・・・なんでだ・・・?
はっきり言って泣きそうです!
今日になって「フルパワー」だと動く事が分かった。それ以外だと止まってしまうのだ。
頼む・・・皆の者、今年の夏はこれで乗り越えてくれぃ。
クーラーよ、そなた、悪いが今しばらく堪えてくれぃ。

そして、今日レポート提出の為に下宿へ一先ず帰ったⅠから珍しくメールが来た。
「ヤバイ!熱が出てきた。」
・・・そうか、そうなのか、今年はそういう責め方をする訳か・・・。
「とにかく明日は無理でも家に帰るように。」とメールを返す。
・・・はっきり言って泣きかけています!!


年に一度のお祭りを、「ぽ~の青春休暇」だと名付けたのは背の君。
ところがどうしてこの「青春休暇」・・・。
事前にトラブルがなかった時がない・・・理由付けはいくらもあるけど
今はただ、ため息をつきながら、それでも、母は行くぞ!許せ息子よ!!
・・・しかし、来年は・・・。
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軌道修正

2006年06月02日 02時50分26秒 | どうでもいい話
一昨日と同じ昨日。昨日と同じ今日。そしておそらく今日と同じ明日。
時にスペシャルデイはあるものの、結局は同じ時の繰り返し。
いつまで続くかこの不自由な時・・・と、嘆く事はもうとっくにしないけど、それでも折りたたんでいる羽を時間を気にする事無く広げてみたい・・・もう柔軟性が無くなっているのだから、そのうち固まって伸ばせなくなるに違いない・・・だから早く少しでも自由になりたい。

無い物ねだりを知らず知らずのうちにしてしまって、自分自身で身動きとれないようにしては、もがきすぎて体も心も重くなり益々深い淵へと沈んでいく。そのうちに考えたり悩んだりする事すら億劫になって、蛹のように自分の空間だけに閉じこもり心は深い深い眠りに入る・・・。

・・・おやすみなさい・・・・。

・・・・・・・・・・・・・・。


てめぇ!いつまでもガキみたいな事やってんじゃねぇよ!!

へっ?あへっ???
わわっ!!おはよ~ございます~っ!!

もう一人の自分が業を煮やして覚醒したようだ。
そいつは低迷状態の理由を探り、対策を考え始めた。

ひと~つ!人様が寝ている時間にしっかり眠れな~い。
             ・・・あきらめろ・・・。
ふた~つ!ふくよかって言われると聞こえがいいけど・・・何故かやせな~い。
             ・・・食うな!
み~っつ!みんなと一緒に歌えな~い。gospelに行けてな~い。
             ・・・しばしの辛抱じゃ、カラオケで歌って来い!
よ~っつ!夜中にかぁちゃんに寸断される事無く好きな事がした~い。
             ・・・寸断されても出来れば幸せだと思え!
いつ~つ!いつも時間に縛られて、何をするでもないのに焦ってる~。
             ・・・おめぇだけじゃねぇ!気の持ちようじゃ。
む~っつ!無理にはしゃぐと後で疲れるのにそこにしか存在意味が見出せな~い。
             ・・・あきらめろ。そういう性格なんだから。
なな~つ!なんでやねん!針を持って縫おうとしたら、目が見えな~い。
             ・・・年じゃ~!老眼じゃ~!
や~っつ!やっぱり眠いよ、寝たいよ独りでぐっすりと。
             ・・・だから、あきらめろって、時を待て。
ここのつ!ここまでだと思ってももう一歩・・・ってそれが踏み出せな~い。
             ・・・軟弱物!自分に甘すぎるのじゃ、恥を知れぃ!
と~っ!!とっくに電池切れ。月光電池が切れちゃってるの~。
             ・・・そうだ!二周りも満月が見れなかったんだ!

・・・あ~、けっこう形式に無理があった(^^;

要は大半が気持ちの持ち方なのね。
好きな歌を聴きまくって、大声で歌う機会を自分で作れば良いわけね。
自由な時間はたとえ少なくても自分で作ればいいのね。それが可能なのだから。
落ち込むも楽しむも自分次第。それが許されているって事は幸せなのだ。






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斑気(その2)

2006年05月30日 03時06分14秒 | どうでもいい話
昨日の続きの話です(^^;

私が満身の力を込めてジャムの瓶の蓋と格闘している時、背の君がいきなり吹き出したのである。・・・むっ?
失礼ではないか?依頼者は貴方。私は珍しく素直にすぐにとりかかったのに。

んで、一言「V3みたいな髪してるな。」
・・・ん?V3って赤いお目々の?みどりの?ブイスリャ~ッ??
・・・V3に髪の毛ないじゃん・・・風見さんって事?あれ程長くないし・・・。
・・・第一、背の君がV3を詳しく知っている訳など有り得ないし・・・。

しばし無言の私に背の君は続けて
「え?V3知らない?・・・仮面ライダーと違うよ。ビッグエックスの悪者。」

なに~っ?ビッグエックスだ~っ?
私の記憶回路は著しくその活動を活発にし・・・。
確かに記憶にはある。手塚さんの、耳の所が羽の、赤い・・・万年筆で変身したっけ?しかし、ほとんど覚えてないよ。調べようと思ったのだけど、今ショックを受けては立ち直れそうにないのでやめておこう。・・・だけど気になるV3。

背の君は至極真面目な一般人なので、そういう話題を口にする事はめずらしいのだが、え~っ?やっぱり髪型そんなに変なんだ~っ(涙)
気晴らしとか気分転換とかで突発的に行動するのはやはりいけないんだな(涙)


さて、今日は絶対にゆっくり昼寝してやる!と心に決めていたのに、背の君が休暇を取っていた・・・すっかり忘れていた。
彼は私があまり外出しないので、二人がデイサービスの日くらいはランチでも一緒にと気を配って、わざわざその日に合わせて休暇をとってくれているのだが(ん~、よく出来た夫のように聞えるなぁ・・・)
悪いけど、本当は私どこへも行きたくないの。寝たいの。ゆっくり眠りたいの!!
・・・なんて言ったら怒るだろうなぁ。

なので私は今日も元気を振り絞る。
彼は自転車をこぐ私を振り返ってまた笑いながら余計な一言。
「威風堂々と自転車に乗るのはやめなさい。」・・・悪かったな、逞しい嫁で!

お風呂に帰って来たついでにパソコンに向っているけれど、気になって何度かかぁちゃんの様子を見て来た。
・・・あぁ、今日も駄目だ~。布団を脱いでベッドの柵に摑まって起き上がろうとしている。柵で何とか体が支えられているけれど落っこちやしないだろうな?

では、今からまた行ってまいります・・・半端じゃなく眠い・・・。
あのね、元気そうには見えますが、私只今右の物を左にするのも億劫なの!!




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斑気(その1)

2006年05月28日 21時28分10秒 | どうでもいい話
近頃に始まった事ではないけれど、どうも気分に斑があっていけない。
感情の起伏が激しくて、それを持て余しているわけじゃない。
どちらかと言えば、非常に穏やかだ・・・笑うな背の君!

口から出る言葉、殊に「状態を表現する言葉」には個人によって、その意味する範囲に果てしなく幅があるものだよ・・・。
私にとっての「穏やかさ」と背の君にとっての「穏やかさ」は随分違うのよね。
笑おうがどうしようが、今の私はと~っても穏やかだわよ~っ。
・・・つか、怠惰とも言う。

体と心が動かないのですよ。
もちろん、いつもと同じようにかぁちゃんやぺこちゃんの相手をし、いつもと同じように家事もしているが、動きたいように動けなくてぼんやりしている。
そのぼんやりを打ち消すために、むやみにはしゃいでみたり、笑ってみたり、歌ってみたりするので、とってもご機嫌に見えるようだが、何か違う。
・・・眠いだけなのかな、体が重い。・・・いやいやそうじゃなくて、だるい。
時々落ち込むマイナス思考な心の谷間。

今やっている事って「私にも出来る」=「私じゃなくても誰にでも出来る」事なんですよね。それだけしか出来ていないままにずるずると日が過ぎて行く事にたまらなく苛つく。こういう状態に落ち込むとその「誰にでも出来る」事でさえ、億劫でできなくなり、それ以上に無意味な時間を使ってしまう。
けど、「私にしか出来ない事」なんてはなから無かったような・・・(苦笑)
あぁ、駄目だ。非生産的な生活だけになってしまっている。

そんな妻の狂おしい思い?など知る筈も無いのに、昼食の準備に家に帰ると背の君が一言。「頼む、君だけにしか出来ない事をしてくれ。」・・・あん?
差し出されたのは頂き物の手作りのジャムの瓶・・・蓋を開けてってさ・・・。
確かに、身近な連中が開ける事を断念した瓶の蓋は大抵開けては来たけれど、あのさぁ、「私にしか出来ない事」ってこれかよ~?

その、それが、結構本気になってしまったのである。
おそらく、ジャムが冷め切らないまま蓋をされたのだろう。息を詰めても蓋を湯煎してもビクともしない。眉間に皺を寄せて慢心の力をふりしぼり・・・?根性入れて真剣に格闘した結果、私の粘り勝ちですわよ~っ!ざまぁ見ろ、開けてやった。わはははは!・・・勝利の高笑い。

・・・こんなしょうもない事でも少しはマイナス思考の谷間からは這い上がる気力が出てきたような気がするから、情けないと言うか何と言うか。
おっし、ちょいと動かすかな心も体も。次の谷間に落ち込まないうちに・・・。
コメント (2)
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